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横浜市旭区

横浜市旭区医師会

横浜市旭区医師会会長インタビュー

岡田 孝弘会長

(オカダ外科医院)

1988年聖マリアンナ医科大学卒業。同大学横浜市西部病院外科に勤務後、オカダ外科医院副院長に就任。2007年に父より院長を引き継ぐ。早くから院内に在宅医療部を設置し、外来診療を行いつつ訪問診療も行い地域密着型医療を実践し「在宅医ネットよこはま」の開設にも尽力。2023年から横浜市旭区医師会会長を務める。

在宅医療や災害医療に多職種連携で対応
「最期まで住みやすい旭区」の実現へ

戦後の宅地開発で人口が急増し、高齢者でも安心して長く住み続けることができる旭区。生活環境や交通の利便性への満足度も高く、「私も子どもの頃から住んでいますが住みやすい街だと実感します」と横浜市旭区医師会の岡田孝弘会長は語る。
「高齢化に向けた地域医療・介護の充実は課題です。しかし当会には診療所に加え区内の病院も加入しています。互いに顔の見える関係の中で患者さんを紹介し合える強みを生かしています」

さらに、高い専門性や豊富な経験を持つ診療所が多いのも特長だ。「連携すれば街の中に総合病院があるようなものですよ」と岡田会長。症状に応じて診療所同士で紹介し合い、難しい症例は病院に紹介するなど、診診連携と病診連携を通じて地域医療の質の向上に努めている。また、日曜・祝日・年末年始の日中は旭休日急患診療所が診療を担う。

また歯科医師会、薬剤師会との「三師会」も日頃から連携して必要な情報を共有。地域医療・介護連絡協議会には地域の多様な医療職・介護職が参加し、地域への啓発活動や医療・介護現場での対応を協議して実践している。

さらに、同会医師は乳幼児健診や学校健診などを担い、地域で暮らす医療的ケア児の受け入れにも対応する。
「令和8年4月より横浜市では中学3年生までの小児医療費助成制度が高校3年生相当まで延長されています」

今後は多職種での患者情報共有システムづくりにも取り組みたいと医療DXへの意欲を話す岡田会長。
「医療・介護の連携が密接な旭区は安心して暮らせる地域だと思います」

地域の健康を支える活動

住民の健康づくりに役立つ
年齢、目的に合った検査を支援

横浜市旭区の各種健診・検診

乳幼児健診、学校健診、妊婦健診、特定健診など、年齢や目的に応じた健診の実施を同会でサポート。同会加入の各医療機関では横浜市の各種がん検診にも対応する。こうした健診・検診で病気の一歩手前とされる「未病」状態に気づいて対処すれば、その後の健康づくりに役立つ点もメリットだ。

非常時にも地域で支える
医療の備えと仕組みを整備

災害医療

立地的に浸水被害が少ないと考えられる旭区では、災害が起きても自宅が無事なら「在宅避難」が推奨されている。このため同会は、在宅避難中の住民への医療を各自の診療所で提供できるように、診療中であることを伝える黄色いのぼり旗を掲げる訓練を毎年行っている。また同会の災害対応マニュアルも区役所の協力を得て改訂し実効性を高めている。

在宅医療全般の相談窓口
専門の相談員が対応

旭区在宅医療相談室

在宅医療を希望したときに適切な在宅医療が提供できるよう地域ごとに在宅医療を担うリーダー医師を配置し、相談員の相談対応や訪問診療が必要な場合には適切な担当医を紹介している。訪問看護、訪問リハビリは同会併設の「旭訪問看護リハビリステーション」でも対応可能だ。

最終更新日:2026/05/27

横浜市旭区歯科医師会

横浜市旭区歯科医師会会長インタビュー

齋藤 牧会長

(斉藤デンタルクリニック)

東京医科歯科大学卒業後、開業医に勤務しながら大学病院での研修を経て東希望が丘で開業。自身が受けた虫歯や親知らずの治療経験をもとに、患者に寄り添う歯科医療を心がける。横浜市旭区歯科医師会で専務理事、副会長を務め、2025年7月から現職。医師会、薬剤師会との連携強化も図る。

在宅医療や4疾患への多職種連携に加え
学校向けに独自の啓発活動にも取り組む

大規模団地をはじめ昔からの住宅が多く、幅広いライフステージの住民が暮らす旭区。中でも子どもの口の健康を守るべく、横浜市旭区歯科医師会では区内の市立小学校向けに独自の歯磨きコンクールを行う。齋藤牧会長は「小学校高学年になれば自分で歯磨きを始めるお子さんに、口腔ケアの大切さを伝えるのが狙いです」と話す。
「社会全体の意識の向上もあってか、各校で虫歯の状態が改善しました。このほか当会員は学校歯科医を務め、学校歯科健診も担当しています」

一方、高齢化の中で増える在宅医療へのニーズにも対応し、平成27年に旭区在宅歯科医療連携室を開設。希望する患者に訪問歯科診療を提供している。
「旭区は歯科医師会と医師会、薬剤師会の三師会、加えて介護事業者との連携も密接です。訪問診療でも患者さんの情報共有などが非常にスムーズ。特に三師会では定期的に会合や研修会を設けて知識を深めています」

また高齢者医療で特に課題となる糖尿病、心疾患、緩和ケア、摂食嚥下の4分野にも多職種連携で取り組んでいる。

さらに区内近隣の病院とは周術期口腔管理でも連携し、手術前後の口腔ケアを行うことにより誤嚥性肺炎や感染症などのリスク軽減に努めている。
「私たちは区民の皆さんに寄り添う歯科医師会をめざしています。6月の『歯と口の健康週間』、10月の『旭ふれあい区民まつり』と『旭区健康フェア』では歯科相談も行いますので気軽にご利用ください」

地域の健康を支える活動

電話で訪問診療の相談が可能
無料の訪問歯科健診も実施

旭区在宅歯科医療連携室

同会では区内での訪問歯科診療の希望に対応する連携室を設置。電話やファクスで申し込みでき、連携室からの電話確認後、予約日に歯科医師とスタッフが訪問する。また例年9月から、75歳以上で歯科健診に行けない区民に対し、人数に限りはあるが無料の訪問歯科健診も行っている。詳細は同会ホームページを参照。

疾患別に専門チームを設け
情報共有で症状の悪化を防ぐ

4疾患に対する多職種連携

横浜市が高齢者医療で推進する糖尿病、心疾患、緩和ケア、摂食嚥下での多職種連携。旭区では疾患別の専門チームで検討を重ねる。例えば同会は摂食嚥下チームのリーダーとして、誤嚥防止訓練において介護事業者や訪問看護師と情報共有し、口腔機能低下の検査を紹介して症状の早期発見につなげている。

区内の市立小・中学校を対象に
口腔ケアの意識を高める活動

学校歯科保健活動

学校歯科保健の啓発活動として、小学校では巡回歯科衛生士による歯磨き検査の結果をもとに、歯磨きが良好な学校に「歯ッピー(ハッピー)スクール賞」、前年から大きく改善した学校に「歯いい(ハイ)ジャンプ賞」を授与。中学校では歯科保健への取り組みを評価して「歯ッピースクール賞」を授与する。

最終更新日:2026/05/27