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明石市
医師会 活動レポート
地域のクリニックや病院の先生たちで構成される医師会・歯科医師会。 休日診療や保育園・学校での園医・校医活動など、地域医療の重要な役割を担っています。 わたしたちが住む地域の活動について、地域の会長にお話を伺いました。
明石市医師会


1984年関西医科大学卒業。国立明石病院(現・明石医療センター)勤務などを経て1999年に開業。2016年より兵庫県医師会常任理事を務め、2021年明石市医師会会長就任。日本内科学会総合内科専門医、日本呼吸器学会呼吸器専門医。医学博士。
力注ぐ地域医療連携で時代ニーズに対応
市民の健康を支える「縁の下の力持ち」
明石市では「やさしい社会を明石から」をスローガンに、保健・福祉事業に尽力する。長年、この事業を医療面から支える明石市医師会。病診・病病連携に力を入れ「地域医療連携室責任者会議」を年1回開催。明石市立市民病院や明石医療センター、兵庫県立がんセンターのみならず、診療所と信頼関係を築いてきた。
「コロナ禍では、診療所の往診・入院加療・隔離解除後の後方支援など患者さんの経過ごとに対応できる仕組みづくりを行いました。地域連携の基盤があるからこそ絵に描いた餅ではなく、本当に食べられる餅として、仕組みが機能しています」と橋本彰則会長。同会施設内には同市の歯科医師会・薬剤師会も設置され、ワクチン接種や薬局でのPCR検査など、感染症対応も含めた幅広い場面で協力し合える環境にあるのも強みだ。
また令和3年4月には明石市長の呼びかけに応じLGBTQ+などに関する協定を締結。当事者たちが受療に際し不利益を被ることがないよう計らう足がかりになると橋本会長は期待する。
高齢化の進行に付随する「80・50問題」、新しい生活様式下での高齢者支援など複雑化した課題が生まれる昨今。治療はもちろん、健康維持や生活支援も行う、一歩進んだ新しいかかりつけ医像をめざしたいと橋本会長。
「医療者は社会的弱者を支え、社会生活を円滑にする存在。縁の下の力持ちとして明石市民の方々を応援していきます」