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(公開日2025年7月22日)
スペシャルインタビュー

宇都宮市歯科医師会
北條 茂男 会長
(北條歯科医院院長)
神奈川歯科大学博士課程修了。歯学博士。同大学補綴科歯科法医学講師を経て、北條歯科医院院長。「より地域に密着した歯科医師会を」との思いから、2013年宇都宮市歯科医師会長に就任。同市医療保健事業団副理事長、宇都宮歯科衛生士専門学校校長も務める
多様な活動で宇都宮の歯科医療を支え
健やかな口腔から始まる
健康をサポート
約51万人が暮らす宇都宮市。東日本有数の中核市である同市で、口から始まる市民の健康を支えるのが宇都宮市歯科医師会だ。会員数は334人に上り、行政はもちろん、基幹病院、企業、医師会・薬剤師会といった多くの関係先と強固に連携しつつ、安心・安全な歯科医療のための環境整備や啓発活動、健診事業などに尽力している。
北條会長: 365日体制で歯科の夜間休日救急診療所を支え、コロナ禍には市の要請に応えるべく、空間を完全隔離した発熱者専用の設備も拡充しました。当会だからこそできる対応だと自負しています。
地域の中核病院、済生会宇都宮病院の「口腔ケア室」への協力も同会ならではの活動だろう。がんの治療前に口腔環境を整える重要性から、同院患者の口腔ケアを担う目的で平成29年に新設された。こうした多様な活動の原動力となるのは、「歯科医師会が市民の健康を守る」という強い思いだ。「うつのみや食育フェア」や「歯と口の健康週間」などでは、幅広い世代が参加しやすいよう多彩な啓発プログラムを実施。さらに、宇都宮市医療保健事業団附属の歯科衛生士専門学校の運営協力にも力を注ぐ。17の実習用ユニットやデジタルパノラマエックス線をそろえ、人材育成もサポートする。
北條会長: 全身の健康には食べ物の入り口となる口を清潔に整え、よく噛んで唾液をしっかり出せる状態にすることが欠かせません。市民のために、会員が同じ方向を向いて取り組んでいきます。
歯科医師会活動
トピックス
歯科保健からの食育推進
「うつのみや食育フェア」で楽しみながら口の健康を学ぶ
毎年10月に開催される「うつのみや食育フェア」。同会は実行委員会に名を連ね、2024年の第19回では、ガムによる噛む力のチェックや歯周病チェック、口腔機能向上に役立つ歌のイベントなどを主催。多くの市民でにぎわった。いつまでも自分の歯で食べるための健康法を、楽しんで学べる機会となっている。
高齢者よい歯の表彰
生涯にわたり、自分の歯でおいしく食べられる人生を
「歯と口の健康週間」に行われる行事の一つ。80歳で自分の歯が20本以上ある市民を対象に、同会会員が無料健診などを通じて推薦する。2024年の対象者は627人。表彰式では講話に加え、一緒に歌ったり命についての歌を聞いたりと双方向的なプログラムで、健康への意欲を新たにする人が多いという。
フッ化物塗布
「宮っ子」の将来の健康のためむし歯を防いで強い歯をめざす

子どものむし歯を予防するためにフッ化物を塗布する。宇都宮市保健所で春と秋のそれぞれ4回ずつ実施され、費用は500円。有用性の観点から、連続して受けることが推奨されている。対象者は市内に住所がある満2歳~小学2年生。例年延べ1万人以上が参加し、希望者は歯科医師による無料相談も受けられる。