面接や、履歴書などの書類を作るとき、日本語を間違って使ってしまうと、恥ずかしいだけでなく相手に不信感を与えてしまう可能性があります。
入職した後をイメージし、「患者さんにも間違った言葉を使ってしまいそう」と思われてしまうことは十分にあり得るためです。
この記事では、間違いやすい日本語をピックアップしました。ちょっとした言い間違い・使い間違いで印象を悪くしないために、ぜひ正しい使い方を覚えておきましょう。
1 どちらが正しい?「明るみに出る」と「明るみになる」
以下の面接シーンをみていきましょう。
注力してきた若手看護師の教育についてアピールする大事なシーン。
受け答えの中に、おかしな日本語があるのですが、わかりますか?
「事例が明るみになったとき」という言葉がありましたが、「明るみ」は、「明るい」の語幹に場所を表す接尾語「み」がついた名詞で、「明るくなったところ」「表立ったところ」という意味です。そのため、正しくは「明るみに出る」。「明るみになる」はよくある誤用です。
2 「隠されていたことが公になること」を表す場合は「明るみに出る」を使おう
「明るみに出る」は文字どおりには明るいところに出ること、そこから転じて、「隠されていたことが公になること」を指す慣用句です。また、積極的に明らかにするという意味で「明るみに出す」も使われます。
一方、「明るみになる」だと「明るいところになる」という意味になってしまい、不適当なので気をつけましょう。「明らかになる」であればOKです。
3 面接対策や書類の相談にはエージェントの活用を
面接や書類での日本語間違いをしないためには、第三者目線での面接対策や書類のチェックが有用です。転職エージェント「ドクターズ・ファイル エージェント」ではキャリア・アドバイザーの面接指導を受けることができます。
ぜひご活用ください。(ドクターズ・ファイル編集部)
~面接でのワンシーン~
ドクター「マネジャーとして、若手看護師の教育にも力を入れてこられたそうですね」
応募者「はい。医療現場で事故はあってはならないことですので、特にヒヤリハットについてはどんな些細なことでも報告するよう促していました。しかし、ヒヤリハット事例が明るみになったときに、叱って萎縮させないよう、報告した人を褒めるようにしていました」
ドクター「え?」