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記事公開日:2022/12/12

最終更新日:

内定をもらってから入職するまでの流れ~転職活動をスムーズに終えるために~

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選考を進めていたクリニックや病院から内定通知を受け取ったとき、思わずガッツポーズをする人もいるのではないでしょうか。頑張ってきた転職活動に終わりが見えてきて、安心感でいっぱいになりますよね。
ただし、複数の応募先の選考を進めていて、その結果が出てから最終的な判断をしたい、というケースもあるかもしれません。そんな場合の内定への応じ方や、入職日の決め方、入職初日までの準備など、転職活動を締めくくる一連の流れについて、この記事で解説します!

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1 内定をもらったときの適切な応じ方とは?

●正式な労働条件を必ず確認しよう

内定通知が来たら、同時期に労働条件が書かれた通知や書類(労働条件通知書)が郵送やメールなどで届くのが一般的です。
給与額や労働時間、福利厚生など、正式な労働条件がまとめられているので、求人や面接、条件交渉の際に聞いていた内容と相違がないかなど、必ず確認した上で、内定通知に回答するようにしましょう。

内定通知をもらえた後も、なかなか労働条件通知書のような書類が送られてこない場合は、採用担当者に問い合わせて、労働条件を確認してから判断したいと相談するのが◎。
労働条件のわかる書類が来ないからと、正式な条件面を確認しないまま入職を決めてしまうと、後々条件などで認識の違いが見つかった場合にトラブルに発展する危険が。必ず回答前に確認することをお勧めします。

●内定通知の回答期限を確認しよう

応募先からの内定通知は、電話やメールでもらえることが多いです。
メールの場合は「〇日までに返答してください」などと書かれていることが多いので、その期限内の回答を心がけましょう。期日直前まで時間をかける理由が特になければ、早めに回答するのが好印象となるのでお勧めです。
内定通知の連絡から1週間程度を回答期限にしていることが一般的ですが、急募求人だと早めの回答を求められる場合もあるので注意しましょう。

なお、電話で内定通知を受けた場合、話の流れでその場で回答を求められることもあるかもしれませんが、「労働条件を改めて確認しますので、回答までお時間を頂きたいです」などと伝えて、回答期限を設定してもらうと良いでしょう。

●内定の応じ方は主に3つ

内定をもらえた応募先が第一志望であれば、迷うことなく入職を選ぶ人がほとんどでしょう。しかし、中には他に選考中のクリニックなどの結果を踏まえて判断したいケースや、さまざまな事情で辞退せざるを得ないケースなどもあるかもしれません。

よって、内定をもらったときには、「内定を受け入れて入職を決める(内定承諾)」、「内定を断って入職を辞退する(内定辞退)」、「内定に対する最終的な回答を待ってもらう(内定保留)」の3つの応じ方が考えられます。 どの応じ方にも注意しておきたいマナーやルールがあるので、しっかり見ていきましょう。

①内定承諾をする場合

内定を受け入れる場合は、先方から指定された方法で回答し、もし指定がない場合は電話でもメールでも問題ありません。電話で回答する場合、診療時間外に連絡をすると良いでしょう。
「内定を頂きありがとうございます。一生懸命頑張りたいと思います」など一言添えると好印象につながります。

さらに入職日を決めたり、入職日までに準備しておくものを確認したりしておきましょう。本記事の後半で解説します。

②内定辞退をする場合

内定辞退をする場合、できる限り早く回答するのがマナーです。回答期限内であっても、待たせた分だけ辞退での先方の失望感が大きくなってしまいますし、何より先方側は一日でも早く別の人の採用などに取りかかりたいと考えるので、辞退は早く伝えるように心がけましょう。

また、特に先方からNGとなっていない限りは、内定辞退は電話で伝えたほうが良いでしょう。「辞退の連絡を一本のメールで一方的に済ませてきた」と相手に失礼な印象を与えてしまう場合があるためです。もちろん、診療時間中などの相手が忙しい時間帯は避けるのが◎。

内定辞退は、結果として先方が自分の選考のためにかけた時間や労力を無駄にさせてしまうことになるため、期待に沿えない回答となってしまったことを詫びる姿勢を見せるのが大切です。

③内定保留をしたい場合

別の応募先の結果が出るまで待ちたいなどの理由で回答期限を延ばしてほしい場合は、先方に応じてもらえるか相談が必要です。もともとの回答期限が迫っているなど、急いで期限の延長を相談しなければならない場合は、メールではなく電話で相談するのが無難でしょう。

内定保留として期限をどれだけ延ばしてもらえるかは採用側次第で一概にはいえませんが、長くても1週間~10日程度が一般的。あまりに結論を先延ばしにしようとすると、内定を取り消されてしまう場合もあります。延長してもらえた期限内で結論を出すように心がけてください。

2 入職日はどのように決める?

正式に入職の意思表示を行ったら、次は入職日をいつにするか決める必要があります。
基本的には自分と転職先との間で相談しながら決めていくものですが、そもそも応募時に入職日が指定されているケース、応募者がまだ在職中のケースなど、状況によって異なってきます。

 入職日の決まり方

「入職日の決まり方」図

●すでに退職済みの場合【ケース1】/ 現職の退職日が決まっている場合【ケース2】

現在は退職済みであったり、現職でも退職日が決まっていたりすれば、転職先との間で入職日は決めやすいでしょう。面接時に希望の入職日をあらかじめ相談しておけば、採用決定後の入職日の調整がしやすくなります。

●在職中で退職日が決まっていない場合【ケース3】

現職の退職日が決まらないことには入職日も決めにくいため、今の職場の退職申請を進めましょう。
ただし、退職の際は業務の引き継ぎなども発生するので、退職を申し出てから数日以内に退職できるケースはまずありません。「退職希望日の〇日前までに申し出ること」といった職場ごとに退職に関するルールが就業規則などでまとめられていることが多いので、まずは退職ルールを確認しましょう。

一般的には、退職日の2ヵ月くらい前までに申し出るルールとしている医療機関が多いようです。しかし、「看護主任や歯科衛生士長といった役職者は、3~6ヵ月前までに申し出なければならない」など、職種や立場によっては異なる規定となっているケースもあるため、気をつけましょう。

直属の上司や院長に退職の意思を伝えたら、退職日の調整を進めていきます。引き継ぎにかかる期間や繁忙期などによっては、希望している時期の退職が難しい場合も。転職先に入職時期をいつまで待ってもらえるか相談しつつ、自分自身と職場の双方が納得できる退職日を交渉で探っていくのが円満退職のポイントです。

なお、転職先から入職日の決定を急かされたからといって、まだ退職日が決まっていないにもかかわらず、見切り発車で「〇月〇日から働けます」と転職先に伝えるのはNG。退職日の調整がうまくいかなかったときに大きなトラブルになってしまうので、確実に退職できている日が判明してから、転職先への入職日を調整するようにしましょう。

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●求人や選考段階で入職日が指定されていた場合【ケース4】

新規開業のクリニックや病院がオープニングスタッフを募集する際に多いケースで、開業日から働いてほしいなどの理由により、求人情報で入職日が指定されていることがあります。この場合は、その指定日に入職できるかどうかが採否の分かれ目になることも。

そのため、もし指定日に入職できないことがあらかじめわかっている場合、選考段階で伝えておき、その上で採用かどうか判断してもらうのが望ましいです。それでも内定を出してもらえた場合は、改めて入職日を採用側と調整することになります。

内定が出た後に、やむを得ない事情で指定日の入職が難しくなった場合は、採用側が計画しているシフト体制や人員配置にも大きな影響が出てしまうため、すぐに報告し入職日の調整を相談しましょう。

3 入職日に向けて準備を進めよう

入職日が決まり、当日に向けて準備するものについて解説します。年金・雇用保険やマイナンバーなどクリニックや病院が提出しなければならない書類用に必要なものから、業務で必要になるものなど多岐にわたるので、一つずつ見ていきましょう。

ただし、ここで紹介するのは一般的に必要となりやすいものであり、職場によって他に必要なものや不要なものが出てきます。職場に確認した上で準備するようにしてください。

●提出書類用に必要なものチェックリスト

マイナンバーのわかるもの
 (マイナンバーカードやマイナンバー記載のある住民票など)

基礎年金番号のわかるもの
 (年金手帳など)

雇用保険被保険者証

源泉徴収票

給与振込先口座

看護師・歯科衛生士免許など資格証明書類
 (コピー後にすぐ返却されるのが一般的)

印鑑
 (提出書類の捺印用としては認印がお勧め。シャチハタではNGとなる場合も)

 

●業務で必要なもの

制服
 (職場によって支給してもらえる場合と自分で用意する場合があるので、あらかじめ確認しておきましょう。支給の場合はサイズを職場に伝える必要があります)

靴、靴下やストッキング
 (支給してもらえる場合も。自分で用意する場合は、色などの指定がないか確認しましょう)

メモや筆記用具など個人で使う持ち物

手袋やマスクなど消耗品

電車通勤などで交通費支給がある場合、通勤ルートと交通費を確認しておきましょう。また、自家用車での通勤を予定している場合は、ガソリン代支給について職場の就業規則などでどのように定められているか確認した上で、自宅から職場までのルートなどを調べておくのをお勧めします。

◇    ◇    ◇

以上、内定が出てから入職までの流れについて紹介しました。転職先での新しい生活をスムーズに始めるためにも、「転職が決まって安心してしまい、直前まで準備ができていなかった」とならないようにご注意を。気持ち良く転職活動を終えて、新天地で活躍してください!

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こちらの記事の執筆者
石川 由紀子

ライター

立命館大学卒業後、広告業界を経て独立。イベント企画やラジオ出演などを通じて各業界との交流も深い。東京・名古屋・関西圏を中心に現在は経営者やアーティストへのキャリアアドバイザーを務めながら、ライターとして活躍。得意な業界は医療・教育と日本文化。また自宅サロンではIKEBANA Lessonを開催、インターナショナルスクールに通う1児の母でもある。

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