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服部 寛之 院長の独自取材記事

発寒デンタルクリニック

(札幌市西区/発寒中央駅)

最終更新日:2021/10/12

服部寛之院長 発寒デンタルクリニック main

「発寒デンタルクリニック」は発寒中央駅より徒歩10分、札幌市西区の住宅街にある。同院は、院長を務める服部寛之先生の祖父が上富良野で約70年前に開院したのが始まりだ。1972年に現在の場所へ移転してからも、地域に密着した歯科医療を展開。「歯科医療を通して健康へ導き、幸せな日々を送ってもらいたい」と、父の服部雄一理事長とともに地域の人たちの歯の健康を守ってきた。診療内容は一般歯科、インプラント治療。3代続くクリニックの歴史もたどりながら、服部院長に理念の背景にある想いや診療スタンスなど詳しく語ってもらった。

(取材日2021年7月31日)

3代続く歴史あるクリニック

初代院長が約70年前に開院された歴史あるクリニックだとお聞きしています。

服部寛之院長 発寒デンタルクリニック1

祖父が上富良野で「服部歯科医院」として開院したのが始まりで、私は3代目となります。父の大学卒業に合わせて1972年にここへ移転したのを機に「発寒歯科医院」と名称を変更、その後父が2代目として院長を継承しました。今、掲げている「発寒デンタルクリニック」になったのは、私が中学生の頃だったと記憶しています。今はたくさん住宅がありますが、当時この辺りは何もなかったので周りの景色もずいぶんと変わったように思います。

先生は当時どんなお子さんでしたか?

私は男3兄弟の真ん中で、子どもの頃は兄弟の中で一番おとなしい子でした。学生時代は洋楽やハードロックをよく聞いたり、趣味でギターを弾いていました。一時期、音楽への道も考えたりしたことがあったものの、父だけではなく叔父も歯科医師でしたので自然と歯科医師を志すようになっていました。大学は父と同じ日本歯科大学へ進学し、同大学で研修医課程を修了した後、ここへ戻り3代目として就任、というのがこれまでの経緯です。当院は祖父の代から続いているクリニックですので、祖父や父を慕って来てくださる患者さんが多く患者さんの年齢層は高めのように思います。もちろん、年配の方だけではなくご家族やご友人の紹介、また当院のホームページを見て来てくださる若い世代の患者さんも多くいらっしゃいます。

どのような症状を訴えて来院される方が多いですか?

服部寛之院長 発寒デンタルクリニック2

最近の特徴としては、ストレスがたまりやすい情勢のせいか、ストレスからくる顎関節症の症状を訴えて来院される20代から40代の方が増えたように感じます。睡眠時の食いしばりが原因となり不調を訴えられるケースが多いですね。あとは事故などのさまざまな理由で歯を欠損した若い方や、入れ歯ではなくインプラントを希望される年配の方などです。当院は「歯科医療を通して健康に導く」という理念を掲げています。日々メンテナンスを重ね、より良い口腔内環境を維持することで患者さんを健康な体へと導いていきたいと考えています。糖尿病と歯周病は関連性もありますので、メンテナンスについては一貫して取り組んでいることもあり以前に比べてずいぶんと患者さんの歯に対する意識が向上した実感があります。実際にメンテナンスで来院される患者さんも多くなりました。

さまざまな治療の中で軸にあるのはメンテナンス

さまざまな治療を展開されている中で、軸にあるのがメンテナンスなのですね。

服部寛之院長 発寒デンタルクリニック3

歯周病は虫歯と違って痛みなどの症状がなく進行している場合が多いため、自分では気づかないうちに歯周病が進行していたというケースが多いです。定期的に歯科医院に通ってメンテナンスを受けることで歯周病の進行を予防することが図れるためご自身の大切な歯を失うリスクの減少につながります。当初は3ヵ月に1度ほどのメンテナンスをこちらからお勧めしていましたが、今では自発的にメンテナンスを受ける患者さんがほとんどで毎月のメンテナンスをご希望される患者さんも多くいます。健康な口腔内環境を維持できれば歯の健康寿命の延伸も期待できますし、最終的には当院の理念である患者さんを健康な体へ導くことにつながると考えています。

その理念は先代から変化することなく受け継がれてきたのですか?

予防が軸であるという基本的な考えは同じだと思いますが、昔は今のようにメンテナンスの重要性が認知されていませんでしたので、父はどちらかというと自分がされて嫌なことはしないなど、患者さんの気持ちに寄り添った治療を重視し、できる限り患者さんの希望に応えられる治療の提供に努めていました。そこにメンテナンスに関する取り組みも私の代で加え、現在の診療スタンスになりました。時代の流れもあると思いますが、昔はメンテナンスの重要性をお伝えしてもなかなか伝わらないことが多かったのに対し、今は理解してくださる方がほとんど。定期的にメンテナンスに来られる方が本当に増えました。

そんな中、診療において大事にされていることや心がけていることは何でしょう。

服部寛之院長 発寒デンタルクリニック4

患者さんの主訴にしっかりと応えられることが最も信頼関係に関わるところなので、まずそこをクリアすることを大事にしています。あとはできるだけ再治療せずに済む、耐久性の高い治療の提供を心がけています。患者さんとの信頼関係を築くために気をつけているのは、専門用語を使ったりせず患者さんにわかりやすい言葉で説明すること、治療に対する心配や不安なことから何げない日常の話まで患者さんとの会話を大事にし、患者さんの話をしっかりと聞くことに努めています。特にインプラント治療や矯正は自費診療になりますので、行き違いのないように患者さんが十分に治療内容を理解し、納得されるまで時間をかけてお話しさせていただいています。

新しいことも取り入れながらバランスの取れた治療を

患者さんに寄り添った対応を心がけておられるのですね。

服部寛之院長 発寒デンタルクリニック5

ええ、それはスタッフも同じです。 長く勤めてくれているスタッフばかりで患者さんとも顔なじみなのでアットホームな雰囲気を感じてくださる方も多いです。スタッフ同士も仲が良いので院内の雰囲気はとても良く、ありがたいことにどうしたら私が仕事をしやすいかということを考えてくれています。そんな日々支えてくれているスタッフたちには「ありがとう」と感謝の気持ちを言葉で伝えるように意識しています。自分の中で思うだけでは伝わらないですからね。今は新型コロナウイルスの流行で実現することができませんが、以前はよくスタッフの皆と食事に行きコミュニケーションを取っていました。仕事の話だけでなく、普段なかなか出ない話題についても笑いながら話す機会もあって楽しい時間を過ごせていました。またそのような機会を持てる日が一日も早く戻ってくることを願っています。

では、ここでプライベートについても。休日はどのように過ごされていますか?

休みの日はほとんど勉強会に参加しています。特定の治療に特化するわけでなく総合的な知識と技術のレベルアップのため、他院の先生方とスタディーグループを組んで学ぶことにより良い刺激を受ける機会となっています。勉強会で学んだことを日常臨床に生かし、治療の質の向上に努めています。しかし、新型コロナウイルス流行の影響で勉強会もリモートになり外に出ていく機会がなくなってしまいました。全国規模の勉強会にもよく参加していましたので、それがなくなると何だか調子が狂いますね。勉強会に時間を費やしすぎて運動不足が気になるようになってきたのでウォーキングをしています。見慣れた景色でも車ではなく歩くことで新たな発見があって新鮮ですね。季節の移り変わりを肌で感じることでリフレッシュできているので長く続けたいと思っています。

最後に、先生が思い描く今後のクリニック像をお聞かせください。

服部寛之院長 発寒デンタルクリニック6

今の形を大事にしつつ新しい治療も取り入れながら偏りのないバランスのとれた診療を行える歯科医院でありたいです。 今後もいろいろなことに目を向け、常に勉強する姿勢は保ち続けたいですね。それが地域への貢献につながると思っています。今後はますます平均寿命が延び、高齢化も進んでいくので年配の患者さんの口腔内環境の維持も課題だと思っています。よく噛めておいしく食事ができることは健康な生活の基盤となり精神面の安定につながりますからね。何歳になってもおいしく食べられるようお手伝いができたらいいなと思います。以前治療していたお子さんが高校生、大学生となり立派に社会人となってまた治療に来てくれることも増えてきました。それだけ自分が年を取ったということですが一人の患者さんと長くお付き合いさせていただけることに幸せを感じます。患者さんの「今」だけではなく「一生」の健康を守る存在となれたらありがたいなと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/65万円~

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