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歯科技工士との連携と緻密な型採りで
フィットする義歯にこだわる

こやま歯科医院

(北九州市小倉南区/安部山公園駅)

最終更新日:2024/10/16

こやま歯科医院 歯科技工士との連携と緻密な型採りで フィットする義歯にこだわる こやま歯科医院 歯科技工士との連携と緻密な型採りで フィットする義歯にこだわる
  • 保険診療
  • 自由診療

安部山公園駅から徒歩約5分の場所にある「こやま歯科医院」。オールマイティーな診療をめざし35年以上、地元住民と関わり、地域に根差してきた。中でも義歯(入れ歯)においては「他院で作っていたものが合わずに困っている」という患者にも対応し、精密な義歯づくりにこだわっている。「緻密な型採りと、噛み合わせをしっかりとつくること。そして患者さまに合うものを提案すること。基本的なことですが、これらのことを常に心がけています」と話すのは小山昇光(こやま・しょうこう)院長だ。今回は同院で取り扱っている義歯の種類やその特徴、また義歯を使う場合のメンテナンスの必要性などについて詳しく話を聞いた。

(取材日2024年8月10日)

丁寧な作製にこだわる保険診療の義歯。患者のニーズや口腔環境に応じてノンクラスプデンチャーなども提案

Q貴院には義歯のご相談が非常に多く寄せられているそうですね。
A
こやま歯科医院 診察スペース。院内には歯科技工士が常駐している

▲診察スペース。院内には歯科技工士が常駐している

高齢の方が多い地域のためか、相談は多いほうだと感じています。必要に応じて抜歯から行うこともできますが、他院で作ったもので痛みがあるなどとお困りになって相談にいらっしゃるケースもありますね。当院には歯科技工士がおり、患者さまに義歯をお渡しする際に立ち会ってくれたり、作った義歯が割れたりなどしたときにはすぐに修理に対応して患者さまをお待たせしないよう体制ができていますから、そういう点でも患者さまは安心してくださっているのではないでしょうか。義歯を作る際のポイントは、いかに精密に型採りができるか。次に噛み合わせをしっかりと取れるか。この2点について歯科技工士としっかりと連携して治療にあたっています。

Q義歯には保険診療のもの、自由診療のものがあると聞きました。
A
こやま歯科医院 患者中心のオーダーメイドの歯科医療を提供

▲患者中心のオーダーメイドの歯科医療を提供

一般的にイメージされている「入れ歯」である保険診療での部分義歯・総義歯と、自由診療では部分義歯のノンクラスプデンチャー、総義歯のシリコーンデンチャー、金属床の総義歯を取り扱っています。当院で最も多いご希望は保険診療の義歯で、自由診療の義歯を希望されることはあまりありません。しっかりと型採りや噛み合わせを調整して装着時の痛みが出ないように努めているので、患者さまに満足していただけたらうれしいです。ただ、前歯の場合などはノンクラスプデンチャーをお勧めする場合もあり得ます。ノンクラスプデンチャーには金属部分がないため、一見して義歯だとはわからず、装着時の違和感も少ないというメリットがあるからです。

Qほかの自由診療の義歯の特徴も教えてください。
A
こやま歯科医院 保険適用の義歯から自費診療の義歯まで

▲保険適用の義歯から自費診療の義歯まで

シリコーンデンチャーは、通常の義歯では樹脂である部分がシリコーンになっている総義歯です。シリコーンは樹脂よりやわらかいため、歯がすべてなく、顎堤という歯茎の部分が薄くなり、義歯を入れると痛みが出そうな方にはお勧めします。そして同じ部分を金属にしたものが、金属床の義歯です。金属なので薄くて軽く、割れにくいという特徴があります。また熱伝導も良く、食事の楽しみを感じやすいというメリットもありますね。当院で保険診療の義歯の次にご希望が多いのはノンクラスプデンチャーで、やはり見た目でわかりにくい点が希望される理由のようです。また費用もできるだけ抑えるように努めています。

Q義歯を作る際にはどのくらいの期間が必要なのでしょうか?
A
こやま歯科医院 患者が納得するまで、丁寧な説明を行う

▲患者が納得するまで、丁寧な説明を行う

実は、抜歯をしてから2〜3ヵ月後に型採りをするのが本来のやり方です。抜歯をすると歯茎が痩せていくため、抜歯してすぐに型採りをしたものだと2〜3ヵ月たつとズレが生じ、痛みとなって現れることが多いからです。とはいえ前歯などの場合はそう待ってもいられませんよね。そういう場合は先に義歯を作っておいて、抜歯後すぐに義歯を入れられるようにしておくという方法を当院では採用しています。その後は調整でフィットしていくかもしれませんし、作り変えることになっても保険の義歯であれば負担が少ないため、患者さまも納得されるでしょう。基本的には実際に装着して生活できるまでは1ヵ月ほどかかると考えておくと良いでしょう。

Q義歯を入れていてもメンテナンスは必要ですか?
A
こやま歯科医院 義歯装着後のメンテナンスも大事

▲義歯装着後のメンテナンスも大事

もちろんです。年齢を重ねるうちに歯茎が変化し、装着時にズレが生じていくこともありますし、使っているうちに義歯が壊れることもあります。またいずれの義歯を使うにしろ、歯がある限り、虫歯の予防・治療はしっかりと行う必要があります。ありがたいことに当院の患者さまは熱心にメンテナンスに通ってくださる方が多くて、1ヵ月に一度、もしくは2ヵ月に一度の頻度でいらしてくださっています。当院では保険診療の義歯が最もご希望が多く、私もそれで十分だと考えていますし、患者さまが満足されるように、作り直しにも対応しています。保険診療以上のものを求める場合でも、どれが自分に合うのかを一緒にしっかりと考えていきましょう。

ドクターからのメッセージ

小山 昇光院長

ここまで義歯の話をしてきましたが、当院の診療スタイルとして、残せる限り、最後の1本まで歯を残すように努めています。義歯を使うにしても、歯があったほうがより安定しやすくなりますからね。ただ、歯を残すほうが口腔環境全体に悪影響を及ぼすケースもありますので、その場合は残念ですが抜歯を行うことになります。私は抜歯の経験も多く、できる限り痛みがないように抜歯を行いますので、安心して任せていただきたいですし、不安な点があればなんでも相談してください。そして私のこの技術や考え方は、今一緒に働いている小山宗嗣先生にもしっかりと継承していくつもりです。義歯でお困りの方はぜひ、お気軽に相談にいらしてくださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

入れ歯(ノンクラスプデンチャー)/8万~15万円、金属床の総入れ歯/15万円~、シリコーンを使用した総入れ歯/14万円~

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