全国のドクター13,746人の想いを取材
クリニック・病院 156,863件の情報を掲載(2025年6月06日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 福岡県
  3. 北九州市八幡西区
  4. 穴生駅
  5. 宮本歯科医院
  6. 成長を利用した小児矯正で将来の口腔リスクを低減しよう

成長を利用した小児矯正で
将来の口腔リスクを低減しよう

宮本歯科医院

(北九州市八幡西区/穴生駅)

最終更新日:2023/11/08

宮本歯科医院 成長を利用した小児矯正で 将来の口腔リスクを低減しよう 宮本歯科医院 成長を利用した小児矯正で 将来の口腔リスクを低減しよう
  • 自由診療

頬杖や指しゃぶりなど、子どもの癖が歯並びに影響することを知っているだろうか。また食事の仕方によって顎の成長が不十分になってしまい、歯がきれいに並びきれずガタガタになることもあるという。そこで顎の成長を利用して歯並びの改善をめざすのが床矯正だ。子どもの頃に矯正治療を受けることができれば、将来の歯並び悪化のリスク低減につながるほか、顔貌への影響にもメリットが期待できるのだそう。そうした小児の床矯正に注力しているのが「宮本歯科医院」。「様子を見て時間がたってしまえば治療のスタートが遅れてしまうので、虫歯チェックと合わせてまずは歯並びチェックを」と呼びかける宮本健院長に、小児矯正のメリットや具体的な治療方法、受診のタイミングなどについて詳しく聞いた。

(取材日2023年10月24日)

小学1〜2年生のタイミングが矯正治療の目安。小学校入学後には歯並びチェックを

Q子どものうちに矯正治療を受けるメリットはありますか?
A
宮本歯科医院 小児矯正のメリットについて話す宮本院長

▲小児矯正のメリットについて話す宮本院長

一般的な歯科矯正に期待できるメリットとして、歯並びを整えて食べやすくなる、発音しやすくなる、虫歯や歯周病の予防につながるなどが挙げられますが、小児矯正に関しては顎の成長を利用するため抜歯が必要なく、何より顔貌の成長への良い影響も期待できます。歯並びの悪化には顎の成長不足が大きく影響しており、結果として顔全体が萎縮してしまいます。また口腔周りの悪癖も歯並びを悪くしてしまいますが、大人になると癖を改善することが難しく、せっかく矯正治療を受けても後戻りのリスクが高まります。そのため、子どものうちからの矯正治療が非常にお勧めです。

Q小児矯正では具体的にどのような治療を行うのですか?
A
宮本歯科医院 それぞれの歯が正しい位置に生えるように誘導するのが小児矯正

▲それぞれの歯が正しい位置に生えるように誘導するのが小児矯正

当院では床矯正が中心となっています。入れ歯のベースのような装置を入れて、顎の成長を促しながら標準的な位置まで顎の拡大を図る治療です。子どもの頃に顎がしっかり成長すれば、歯が並ぶスペースができますし、何より痛い思いをあまりせずに矯正に取り組むことができます。成長に合わせて顎の拡大を図るのですが、基本的には食事や歯磨きの時以外は装置をつけたままの状態で生活してもらう必要があります。ワイヤー矯正とは違って装置は取り外しができるので、清掃性に優れ虫歯リスクを低減することができます。また装置を取りつけた際に痛みや違和感がある時には外していただけますし、来院いただければすぐに調整することが可能です。

Q治療を開始するタイミングについても教えてください。
A
宮本歯科医院 受け口は早めに治療を開始することを勧めている

▲受け口は早めに治療を開始することを勧めている

装置を装着するという面で協力してもらわなければできない治療ですから、6〜7歳頃の素直にお願いを聞いてくれる年齢から始めたほうが良いでしょう。9〜10歳になると自我が強まり保護者のお願いにも反抗しやすくなってしまいますからね。またその頃は犬歯が生えてくるタイミングでもありますから、治療に時間がかかってしまいます。一方、受け口といって下顎が出ているケースは例外で、早めの治療が重要です。3歳児健診や幼稚園・保育園の4〜5歳児健診で指摘されることが多いと思いますが、その時期であればマウスピース型の咬合誘導装置を使用することができます。顔貌にも大きく影響しますし、大人になってからの治療は大変ですからね。

Q癖や生活習慣も歯並びに影響すると伺いました。
A
宮本歯科医院 矯正治療中も歯のケアを丁寧に

▲矯正治療中も歯のケアを丁寧に

口をぽかんと開けていたり、頬杖をついたりするほか、指しゃぶり、猫背など、普段の癖が歯並びに悪い影響を与えるので、子どものうちに改善しておくことが非常に重要です。そのため当院でも指導するようにしていますが、ポイントは前歯でかぶりつくような食事。お子さんの食事については小さくカットしてあげる保護者も多いかと思いますが、例えばトウモロコシを両手で持ってかぶりつかせたり、カレーに入れる肉も大きくしてしっかり前歯で噛ませたりするよう心がけてください。前歯でよく噛むと顎の成長を促し、歯がしっかり並んでいくことにつながりますよ。そのため保護者の方には「ずぼらご飯で大丈夫」とお声かけするようにしています。

Q矯正治療が必要かどうかの判断基準はありますか?
A
宮本歯科医院 両親と子どもと歯科医師が信頼関係を築くことが大切とのこと

▲両親と子どもと歯科医師が信頼関係を築くことが大切とのこと

保護者の方が歯並びの良い悪いに気づくタイミングとしては、小学校入学前後の下の前歯の生え替わりのタイミング。そこで歯がガタガタになっていることに気づくケースが多いようです。もちろんその時期に相談に来られても問題ありませんが、小学校に入学したら一度歯並びチェックを受けたほうが良いでしょう。実際に矯正治療が必要かどうかは専門家の診断がないと判断できないものですから、まずは顎の成長が問題ないか、矯正治療が必要なのかどうかを調べるためにも気軽にご来院ください。一見歯並びが整っているように見えても、実は上下の噛み合わせがうまくいっていないという場合もありますので注意しましょう。

ドクターからのメッセージ

宮本 健院長

子どもの頃に矯正治療を受けていれば、大人になってからの矯正治療が不要であったり、治療するとしても簡単に済んだりと、さまざまなメリットが期待できます。それに歯並びだけではなく顔貌にも大きく影響するため、子どもたちのその後の生活にも関わってきます。顎を広げると聞くと怖い印象を受けるかもしれませんが、成長不足で小さくなっている顎を標準まで成長するのを促すのが床矯正です。小学1年生頃から治療を始めれば、卒業までには治療も終わりますよ。保護者の方が見て、何かおかしいなと感じたらまずは受診すること。様子を見て時間がたってしまえば治療のスタートが遅れてしまいますからね。虫歯チェックと合わせてご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

【小児矯正】床矯正/30万円~

Access