失敗したくない矯正治療
矯正歯科専門クリニックを選ぶべき理由
村田矯正歯科医院
(福岡市博多区/博多駅)
最終更新日:2021/10/12
- 自由診療
矯正歯科専門クリニックでなくても歯列矯正が行えるようになってきた今、そのクリニックの選択肢の多さに、どこで受けるか迷う人も多いのではないだろうか。一般歯科のクリニックと、矯正歯科専門のクリニックの違いは何だろう。そんな疑問に対し、「村田矯正歯科医院」の村田直久院長は、「矯正歯科治療には他の歯科治療と異なる専門性があることを理解した上で、納得できる選択をしてほしい」と話す。歯列矯正は最初に行う分析が鍵であり、「治療がうまく進むかどうかは治療計画でほぼ決まります」と話す村田院長。その分析に役立てる頭部エックス線規格写真、セファログラムの有無も着目点の一つなのだとか。クリニックを選ぶ際に備えておくべき知識を発信している村田院長に、選択時のポイントを教えてもらった。
(取材日2021年2月9日)
目次
矯正歯科専門クリニックの強みは「経験値」「設備」と「治療選びの豊富さ」
- Q矯正専門クリニックと一般歯科での歯列矯正の違いは何でしょう。
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A
矯正歯科は、一般歯科や小児歯科など他と比べて専門性が高く、習得するのに時間がかかる分野です。歯列矯正を行ってきた経験数。これは圧倒的に矯正歯科専門の歯科医師の方が多く、さまざまな症例を診てきていますから、その対応力も身についています。そして精密な検査を行うための設備など、院内環境にも違いがあることが多いです。矯正治療がうまく進むかは、精密な検査を行った上で立てた治療計画でほぼ決まると言っていいほど、治療計画が重要なんです。そのため、治療計画を立てる上で、頭部エックス線規格写真、セファログラムを用いた検査は、適切な診断を行う上で重要ですので、このような検査を行っているかどうかも着目すべきですね。
- Q矯正専門のクリニックで治療を受けるメリットを教えてください。
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A
噛み合わせや歯並びなど、患者さんの口腔内の状態はそれぞれ異なり、お求めになられていることも違いますので、一人ひとりの状況に合わせて、治療計画を検討していく必要があります。そのための検査機器などの設備を整えているのが矯正歯科専門のクリニックです。豊富な臨床経験をもとに一人ひとりに合わせて使用する装置や治療法を複数用意しているため、同じ目的の治療でも選択肢を多数提案することができるでしょう。また、治療中に何か装置が外れた、壊れたなどのトラブルがあった場合も、矯正専門のクリニックには矯正専門の歯科医師が常駐しておりますので、すぐに対応できることもメリットの一つです。
- Q大人の歯列矯正についてもお聞かせいただけますか。
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A
年齢で二の足を踏んでしまう方も多いとは思いますが、今では40歳代や50歳代で矯正治療を始められる方も増えていますし、土台となる骨さえしっかりしていれば、70歳以上の方も可能になってきています。噛み合わせや口元の問題は、年齢に関係なく共通するものですし、どの年代であっても矯正治療を始めるのに遅いということはありません。ただし大人の方は治療中の見た目を気になさる方も多いので、ブラケットだけでなく通すワイヤーも白いものにしたり、ブラケットを歯の表につけるのではなく、裏側につける方法で行ったりしています。このように患者さんのニーズにも応えながら、お一人お一人に合わせた治療をめざしています。
- Q歯並びを整えることで審美性以外のメリットもあるとか。
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A
年齢を重ねるにつれ、見た目だけではなく噛み合わせに支障が出てきたという理由で、矯正治療を希望される方も多くいらっしゃいます。噛み合わせの悪さが、顎の痛みや肩こり、頭痛などの要因となることも考えられますからね。歯並びは生涯同じではなく、年齢を重ねることで変化していきます。歯列矯正を行い、再度噛み合わせを整えていくことで快適に食事ができるようになったり、その結果、健康状態の向上へとつながるかもしれません。さらに治療後は歯磨きしやすくなるという点から、虫歯や歯周病の予防にもなります。そういった点も、大人になってから始める歯列矯正の大きなメリットだと思います。
- Q治療期間中に気をつけるべき点はありますか?
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A
基本的に1ヵ月に1回の通院をしていただくこととなり、いつもチェックするわけにはいきませんので、ご自宅で毎日行っていただく歯磨きが重要になってきます。当院では、歯科衛生士が矯正治療中の歯の磨き方や使う道具の指導をしますので、お家で実践してください。それから、よく「食べ物に制限がありますか?」と聞かれるのですが、特に大きな制限はありません。例えば、固くて大きな肉の塊を丸かじりするようなことは避けていただきたいですが、小さく切って食べるなどの工夫をしてもらえば大丈夫です。装置自体も外れにくい接着剤が開発され、以前と比べてずいぶん進化してきていますので、通常どおりの食事をされて構いません。
自由診療費用の目安
自由診療とは唇側矯正/72万円~、舌側矯正/108万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/110万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。