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河原 太郎 院長の独自取材記事

歯科河原英雄医院

(福岡市中央区/天神南駅)

最終更新日:2024/04/09

河原太郎院長 歯科河原英雄医院 main

天神南駅からすぐのビルにある「医療法人 歯科河原英雄医院」は、歯科麻酔科を専門とする医師による静脈鎮静下での集中治療に取り組む歯科クリニックだ。クリニック内はホテルのようなラグジュアリーな空間で、虫歯や歯周病の治療からインプラント治療まで幅広い診療を提供。またホスピタリティーマインドの高いスタッフがそろい、丁寧な説明によるインフォームドコンセント、インフォームドチョイスを重視している。河原太郎院長は問題のある歯だけではなく一口腔一単位での診療にあたっており、治療前のコンサルテーションに力を注ぎ、患者満足度の高い治療をめざしているという。「これからの健康のために、自分のお口にもしっかりと時間をかけましょう」と話す河原院長に、クリニックの特徴や得意な治療などについて詳しく話を聞いた。

(取材日2023年6月28日)

一口腔一単位での治療で長持ちする歯科治療を

歯科医師をめざしたきっかけから、これまでの経歴についてお聞かせください。

河原太郎院長 歯科河原英雄医院1

歯科医師をめざしたきっかけというと、父が歯科医師だったことが大きく影響しているのではないかと思います。子どもの頃に虫歯ができて、初めて父の診療を受けたんです。その時に働いている父の姿を見て、こんな仕事をしているんだと憧れを感じ歯科医師の道を選びました。大学卒業後は、うきは市にある佐藤歯科医院にお世話になり、大阪のミナミ歯科クリニックを経て、2001年にクリニックを継承しました。もともとクリニックを継ごうという想いから一般歯科で研鑽を重ねてきましたから、新たな開業や勤務医を続けるという道は選択肢としてありませんでした。

とてもラグジュアリーな内装で、歯科クリニックの印象も変わりますね。

クリニックを継承後、内装はすべて新しくしました。東京のデザイナーにお願いしたのですが、ホテルのようなイメージで落ち着いた空間にしています。やはり歯科という場所は基本的に行きたくない場所ですし、従来の印象のクリニックにはしたくなかったんです。ですからスタッフも、いかにも医療従事者のような白い服ではなく、シックな制服を採用しています。どちらも20年前のことで、当時は同じような取り組みを進めているクリニックが少なく、賛否もありましたが、すべては患者さんにリラックスして過ごしてもらうため。診療室は一部の個室を除いてオープンな空間にしています。スタッフがお互いに患者さんをフォローするという観点からも、オープンスペースにして良かったと思っています。

診療の特徴についても教えていただけますか?

河原太郎院長 歯科河原英雄医院2

すべての診療において一口腔一単位での治療を心がけています。単に問題のあるブロックを治療するだけではなく、噛み合わせなど全体を俯瞰した治療が重要だと考えています。ですから患者さんが受診された際も、まずは応急処置をした上で主訴を改善し、しっかりと資料を取ってコンサルテーションを行います。健康で長持ちする口腔内をつくるためにはどのような治療が必要か、複数回にわたってお話ししてから治療に入っていきます。矯正については専門家のいるクリニックにお任せしますが、それ以外の補綴治療、歯周病治療、インプラント治療、あるいは審美歯科など、幅広い診療ができるというところが当クリニックの特徴です。

鎮静下の集中治療で、通院回数などのネック解消を図る

鎮静下での治療にも対応していると伺いました。

河原太郎院長 歯科河原英雄医院3

そうですね。恐怖心が強かったり、歯科治療に対して強いストレスを感じたりする方のために、歯科麻酔科の先生を招いて静脈鎮静をした上での治療を提供しています。当クリニックではインプラント治療の手術にも活用しているほか、集中治療として静脈鎮静下での治療を行っています。例えば県外の方だったりすると、何度もクリニックに来院いただくことが難しく、通院回数や治療期間というのは歯科治療のネックでもあります。静脈鎮静を行えば複数の歯を同時に治療していくことが可能ですから、患者さんのニーズも高く数ヵ月先まで予約で埋まってしまうことも。当クリニックの強みではありますが、静脈鎮静下での集中治療はもっと多くの歯科に広めていきたいと思っています。

先生は予防にも注力されているそうですね。

治療した歯を長持ちさせるのは予防ですからね。けれどきちんとメンテナンスに通っていただいていても、力のかかり方であったり、歯周病であったり、さまざまな原因で口腔内にトラブルは起きるものです。その予兆を早く見つけるためにもメンテナンスは重要ですし、歯科衛生士と話す、歯科医師と話すことも一つの治療だと考えています。歯石を取ったり、歯周ポケットをチェックしたりも、もちろん大切ですが、たわいのない話をしにスタッフに会いに来てもらうというのが、患者さんのモチベーションを高く保つ方法です。また、普段から信頼関係を築けていれば、もしトラブルが起きてしまったとしても患者さん自身が前向きに治療へ向き合ってくださるのではないでしょうか。

どのような主訴でいらっしゃる患者さんが多いのですか?

河原太郎院長 歯科河原英雄医院4

ご希望としては「きちんと噛めるようにしてほしい」という方が多い印象です。けれど昔のような重度の歯周病の方というのも減ってきましたし、近隣の方では口腔内が崩壊しているというケースは少なくなりました。それほど多くはありませんが、中には歯をきれいにしたいと審美的な希望をされる方もいらっしゃいます。さまざまな年代の患者さんがいますが、父の代から長年通っていただいている患者さんもいるため、比較的ご高齢の方が多くなっています。

自分の歯に時間を使うことが将来の健康を左右する

スタッフの皆さんも笑顔がすてきな方ばかりです。

河原太郎院長 歯科河原英雄医院5

初診の患者さんがいらっしゃったとして、受付のスタッフの印象は非常に大切ですよね。歯を治療しようと思って来院してくれたとしても、接遇が悪ければそれだけで治療の機会を奪ってしまうことにつながりかねません。そのためスタッフのホスピタリティーは非常に重要な要素なのです。そうした中、私がスタッフに伝えているのは挨拶の徹底です。何か作業をしていたとしても、患者さんがいらっしゃった際には挨拶をするようにと話しています。本当ならば行きたくもない歯科にせっかく来ていただいているわけですから、患者さんにはクリニックにいる時間をなるべく気持ち良く過ごしてもらいたいと思っています。

診療の際に気をつけていること、心がけていることはありますか?

インフォームドコンセント、インフォームドチョイスというのは、やはり大切だと考えています。エックス線検査などの資料を取って、患者さんにコンサルテーションを行う。それが治療の大前提ではないでしょうか。例えば歯周病の説明をするにしても、1時間ほどかけて入念に行います。病気のことやトラブルの原因がわかれば、患者さん自身も一緒に頑張ってくれますからね。あとは痛みへの配慮。麻酔を行う際には細心の注意を払いますし、器具が歯や歯茎に当たらないように心がけています。単純なことかもしれませんが、それが丁寧な治療につながりますし、患者さんに痛みや不快感を与えないことは通院のモチベーション低下を防ぎますからね。

最後に今後の展望を含め、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

河原太郎院長 歯科河原英雄医院6

これからも社会の高齢化は進んでいきますが、自分の健康のためにしっかりとものを噛めるようにしておくことは非常に重要です。自分が急に入院することになったとして、点滴で栄養を入れるのか、食事から栄養を取るのかで、回復の仕方も変わってくると思います。自分の健康のためにも、歯科クリニックに通い、時間とお金をかけるというのも一つの投資ではないでしょうか。また当クリニックは父から受け継ぎ、長く通院いただいている患者さんもたくさんいらっしゃいます。私が父から受け継いだカルテも、将来的に後進に引き継いでいければうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/25万円~
セラミック治療/15万円~
静脈鎮静下での集中治療/11万円~

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