矯正とインプラント治療を組み合わせ
口腔機能改善へアプローチ
小林歯科医院
(久留米市/津福駅)
最終更新日:2026/02/12
- 自由診療
歯並びが気になる、歯を失ってしまったといったコンプレックスや機能低下によって、思いきり笑えなかったり、満足に食事ができなかったりと悩みを抱えている人はいないだろうか。歯列不正と歯の欠損はお互いに影響を与えてしまうため、口腔内の状態によっては歯列矯正とインプラント治療を組み合わせて行う必要があるという。とはいえ、それぞれが自由診療となるため、受けるかどうか迷ってしまうだろう。2つの方法を組み合わせた診療を提案している「小林歯科医院」の小林勇輝副院長は、「残っている自分の歯を守るためにも大切な選択になる」と話す。そんな小林副院長に歯列矯正とインプラント治療を合わせたアプローチ方法について、詳しく話を聞いた。
(取材日2026年1月15日)
目次
コンプレックスや機能低下は、歯列矯正やインプラント治療も用いて口腔内全体を見据えた方法で改善をめざす
- Q大人でも歯列矯正が重要だとお聞きしました。
-
A
▲審美面だけではない、矯正の可能性を丁寧に説明
歯列矯正は歯が動きやすい幼少期に受けるのがお勧めではありますが、矯正を受ける機会がなく、大人になって自分の歯並びにコンプレックスを感じているケースは多いんです。20代から60代まで幅広い世代の方が審美面を気にして相談にいらっしゃいますし、実際に歯列矯正を行うことも可能です。矯正は歯並びを整えるために行うものとイメージされがちですが、口腔内の機能面の改善を図る観点からもメリットがある医療です。歯並びが整えば清掃性が向上しますし、噛み合わせも良くなることが見込めます。虫歯や歯周病の予防に寄与し、結果的に自分の歯を長持ちさせることにつながっていくでしょう。それはご自身の健康寿命延伸にも関わります。
- Qインプラント治療はどのような場合に必要ですか?
-
A
▲丁寧な診察と説明を行いインプラント治療を行う
インプラント治療は歯が欠損した箇所を人工の歯で補うための治療で、残念ながら虫歯や歯周病、あるいは事故などで歯を失ってしまった場合に適応されます。同じように欠損をカバーする治療としてブリッジや義歯が挙げられますが、隣の歯を削る必要があるなどどうしても他の歯に負担をかけてしまいます。インプラントは単独で機能し他の歯を守るほか、審美面や強度の面でも有意義な選択肢です。またまれではありますが、乳歯から永久歯に生え替わらない歯がある人がいます。乳歯は永久歯と比べて弱く、状態が良くて長く使えたとしても40歳くらいまでしか保ちません。そういった方に対してもインプラントはお勧めの治療だといえます。
- Q矯正とインプラントを組み合わせることもあるそうですね。
-
A
▲患者に適した治療法を提案してくれる
例えば歯を失ってから時間が経過していると、隣の歯が倒れ込んできたり、対向する歯が伸びてきてしまったりすることがあります。その状態でインプラントを入れても、他の歯への影響が大きくなってしまいます。ですから歯列矯正で歯並びの条件を整えた上でインプラントを入れるケースも。一方、インプラント治療を先に行い歯列全体を動きやすく導いてから歯列矯正に移行する場合があるなど、お互いに補完する関係にあるんです。順序はケースバイケースですが、歯の欠損がある方は歯並びや噛み合わせの状態が悪いことが多いので、自分の歯を長持ちさせるためにも両方を受けて口腔内全体を整えたほうが良いでしょう。
- Q組み合わせ治療はどんな方に向いているのでしょうか?
-
A
▲一人ひとりに寄り添い、さまざまな選択肢を提案する
歯の欠損がある時は歯並びや噛み合わせをチェックした上で、歯列矯正とインプラント治療両方をお勧めするようにしています。自分で見て歯並びがきれいだからといって、歯列矯正が不要なわけではありません。歯科医師の目から見れば、100点満点の方はほぼいらっしゃらないんですよ。ですから基本的に欠損がある方には、組み合わせた方法が向いていると思います。ただし歯列矯正もインプラント治療も自由診療のため、どうしても経済的負担は大きくなってしまいます。とはいえ残っている自分の歯を守るためには大切な選択ですから、保険診療を組み合わせるなど、さまざまな選択肢を提案し、患者さんご自身で決めていただくようにしています。
- Q診療の流れについても教えてください。
-
A
▲丁寧でわかりやすい説明を心がけ、患者の納得感を重視している
まずはお口の中をチェックします。レントゲンやCT、口腔内スキャナーで検査をし、どのように矯正するのか、インプラントをどこに入れるのかをシミュレーション。実際に患者さんにも見てもらいます。その上で費用や期間などをしっかりと相談し、計画を立ててから開始します。もちろん診断結果によっては虫歯や歯周病を先に治療することもありますが、それぞれのお口の状態に応じた順番で、歯列矯正とインプラント治療を行います。中には歯列矯正の途中でインプラントを入れ、歯列矯正が終わり次第、かぶせ物をつくって全体的な噛み合わせを調整していくこともあります。いずれにせよ一人ひとり方針は違いますから、まずはご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは歯列矯正/18万7000円~、インプラント治療/44万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

