子どもの健やかな成長をサポート
一生涯の健康をめざす小児矯正
小林歯科医院
(久留米市/津福駅)
最終更新日:2026/02/20
- 自由診療
「歯並びが悪い」「口がぽかんと開いている」「噛み合わせが悪い」など、小さな子を持つ多くの親が悩む小児矯正のタイミング。いくつかの歯科クリニックで相談したものの、それぞれの見解が異なり、決めかねているといった保護者も少なくないだろう。口腔外科や矯正歯科を中心に多種多様な症例に携わった口腔機能に関する専門家である「小林歯科医院」の小林勇輝副院長は、「まず、今のままだとお子さんの健康にどのようなリスクが生じるのかを知ることが大切です」と話し、現状に至った原因を探ることにも注力している。見た目だけでなく、全身の健康に影響を及ぼす恐れがある歯並びや噛み合わせ。その健康リスクや望ましい矯正開始のタイミングなど、同院で実施している小児矯正について小林副院長に解説してもらった。
(取材日2025年12月29日)
目次
子どもの気になる歯並びや噛み合わせ、そのまま放置することで将来起こり得るリスクとは
- Q子どもの歯並びはいつ頃から気にしておくべきでしょうか?
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A
▲歯並び、噛み合わせの重要性について話す小林副院長
3歳児健診では反対咬合などで噛み合わせが悪いケースでも、その後の食習慣や生活習慣の中で正しい噛み合わせになることもあるため、まずはお子さんの誕生を機になんでも相談できるかかりつけを見つけて、見守っていける環境づくりに取り組まれると良いでしょう。4歳くらいになると少しずつ理解ができるようになりますので、顎を広げるために寝る時だけマウスピース型装置を装着したり、プレ矯正を実施したりすることもあります。その一方で、永久歯が生えそろうまで様子を見るなど、お子さんの成長や口腔環境によって介入すべきタイミングは異なりますが、前歯や6歳臼歯が生えてきたタイミングで一度ご相談されることをお勧めします。
- Q歯並びや顎のバランスが悪いと、どのようなリスクがありますか?
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A
▲歯並びや顎の発育状況を診た上で、必要な場合に矯正治療を行う
歯や顎に負担がかかる上、うまく歯ブラシが当たらないことから磨き残しが発生し、歯周病や虫歯のリスクが高まります。最終的には歯を失う可能性も。最近は歯ぎしりや食いしばりがひどいお子さんが増えています。策を講じなければ、歯が欠けたり、亀裂が入ったりして、この場合も将来的に歯を失う危険があります。例えば、お口がぽかんと開いているお子さんは、本来の鼻呼吸ではなく、口呼吸をしており、すでに鼻詰まりなどの耳鼻科領域のトラブルが起きているケースやそれが原因で出っ歯になるケースも少なくありません。このように矯正は見た目の改善だけでなく、お子さんの健やかな成長のために行うものであることを知っていただきたいです。
- Qお子さんの診療で重視されていることは何でしょう。
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A
▲子どもの将来を見据え、丁寧に説明を行う
まずは歯科クリニックに慣れてもらうことですね。そして、お子さんのうちは、成長を利用した矯正ができるので、顎の拡張を図ることで永久歯が正しく生えてくるスペースを確保することを重視しています。小児の矯正は、いわば「土台づくり」です。このような矯正を第1期矯正といいますが、第1期矯正を行うことによって、大人になって第2期矯正を行う場合も、抜歯を伴うような大がかりな矯正を回避することが望めます。成人になると顎の成長が完了しているので、歯を並べるために抜歯を伴うケースが少なくありません。当院では早い段階からアプローチする小児矯正に力を注ぐことで、お子さんの健やかな成長をサポートしたいと考えています。
- Q矯正後、後戻りすることはありますか?
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A
▲矯正後も定期的に経過を確認するなど、安心の体制を整えている
矯正の有無に関わらず歯は動くものなので、矯正後に何もしなければ後戻りします。それを防ぐために、マウスピース型の保定装置を睡眠時に装着していただきます。装着は2年間が目安とされていますが、本来の正しい口腔環境を一生涯維持するためにも、個人的にはずっと続けていただきたいと考えています。私自身、矯正を経験し、矯正後もずっと保定装置を装着しています。保定装置をつける目的は、矯正後の歯並びの維持に加え、歯ぎしりや食いしばりから歯を守ることも挙げられます。睡眠時の食いしばりなどが歯や顎に与える負荷はおそらく皆さんの想像以上だと思います。健康な歯を守るためにも保定装置の使用は必須だと考えます。
- Qこちらで実施されている小児矯正の流れを教えてください。
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A
▲丁寧な説明を心がけ、患者に寄り添った診療を行っている
まず、3D光学スキャナーや歯科用CTでお子さんの歯並びや顎の発育状況を評価します。それに基づいた顎骨の成長を考慮し、矯正計画を立案。コンピューターで矯正中や矯正後のシミュレーション画像を作製し、事前に見ていただきます。どのように歯を動かしていくのかがわかるため、矯正の過程をイメージしやすいでしょう。その後、実際にマウスピース型装置を装着して矯正を開始。矯正期間中は3ヵ月に1度を目安に来院していただきます。進捗をチェックするとともに、ブラッシングやフッ素塗布も行い、装置を交換するというのが大まかな流れになります。これがいわゆる第1期矯正で、さらに調整が必要と判断した場合は第2期矯正を検討します。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた小児矯正(第1期矯正)/16万5000円~、マウスピース型装置を用いた小児矯正(第2期矯正)/18万7000円~、プレ矯正/6万6000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

