小林 勇輝 副院長の独自取材記事
小林歯科医院
(久留米市/津福駅)
最終更新日:2026/01/15
地域住民の足として、幅広い世代が利用する津福駅から徒歩2分の場所にある「小林歯科医院」は、80年以上にわたり地域に根差した診療で多くの人々に親しまれてきた。2代目院長の小林俊宏先生の息子である小林勇輝先生が副院長に加わったのを機に、2025年にリニューアル。これまでの一般歯科に加え、矯正やインプラント治療なども可能となり、ワンストップで対応できる包括的な診療で地域の健康を支える。より充実した診療体制のもとリスタートをきった同院が特に注力するのは、勇輝副院長による矯正。これまで年齢問わず、数多くの症例に携わってきた知見と技術を強みに、俊宏院長と連携した診療を展開。「めざすのは生涯のかかりつけ医です」と抱負を語る勇輝副院長に、リニューアルした同院の魅力や地域への想いなどを中心に話を聞いた。
(取材日2025年12月29日)
勇輝副院長が加わり、ワンストップで対応できる体制に
勇輝副院長は2025年5月から診療に加わられたそうですね。

大阪の歯科医院で勤務していましたが、父が体力的にも1人ですべてこなすのは難しくなったので、5月に戻ってきました。まだ大阪に妻と子どもが残っているため、大阪の歯科医院にも在籍しています。週2日はそちらでも勤務しているので、完全ではないのですが、今のところは水曜日から土曜日までの週4日はこちらで診療を行うスタイルをとっています。祖父も父も歯科医師ですので、小さな頃から診療風景や患者さんから感謝される姿を間近で見ていたことも影響していると思いますが、自然と歯科医師を志すようになり、歯科医師になってからもここには戻ってくるつもりでキャリアを重ねてきました。
日本歯科大学をご卒業後、どのように研鑽を積まれたのか詳しくお聞かせいただけますか。
卒業後は九州大学病院と聖マリア病院の口腔外科で研鑽を積んだ後、この近くの「田島歯科矯正口腔外科クリニック」などでキャリアを積ませていただきました。当時結婚し、妻が九州大学の研究室にいたのですが、教授が大阪に移動されたため、私も妻と一緒に大阪へ行くことになったんですね。それで大阪の歯科医院でも経験を積ませてもらうことになったんです。当初は3年で戻ってくる予定だったのですが、子どもが誕生したこともあって少し延びてしまい、今のようなスタイルになりました。大阪は縁もゆかりもない地でしたが、矯正やインプラント治療を中心に幅広い経験をさせてもらい、ここでの診療にもしっかり生かすことができています。
リニューアル後、矯正やインプラント治療の対応を開始し、包括的な対応が可能になったそうですね。

当院はこの地で長い間さまざまなご要望に対応してきた中で、近隣の久留米大学病院や聖マリア病院へ紹介することもありました。そういった時に、紹介される側が行う一連の流れを把握することで、よりスムーズに連携を取りやすいと思いました。また、口腔外科や矯正などにも対応できれば当院だけで完結できることも多くなり、患者さんの負担軽減につながるとも思ったため、大規模病院や専門分野に特化した歯科医院でも研鑽を積んできました。多種多様な症状に携わらせていただいたおかげで、すぐに病院に紹介すべきか、矯正をどのタイミングで行うべきか、インプラント治療が可能か否かなど、見極める力もしっかり養えたと思います。
見た目だけでなく機能性にも着目した矯正
幅広い診療の中でも特に矯正に注力されていると伺いました。

はい。当院では取り外しが可能なマウスピース型装置を用いた矯正に注力しており、小児矯正から成人矯正まで年代問わず対応しています。歯の矯正は見た目の改善を図るものと思われがちですが、本来の機能を取り戻すためのものでもあります。今、顎の小さなお子さんが多く、永久歯が適切に生えるためのスペースがないケースが非常に多いことをご存じの方も多いのではないしょうか。もちろん大人になってから矯正することも可能ですが、お子さんの場合は成長を利用しながら矯正を行えることが大きなメリットです。また、姿勢の悪さや習癖などが原因の場合も、早い段階からアプローチすれば、お子さんの成長にも良い影響が期待できます。歯並びや噛み合わせが悪いと虫歯や歯周病のリスクも高まりますので、将来歯を失わないためにも早い段階での介入に努めています。
歯の温存をめざす一方で、歯を失った場合はインプラント治療に対応できる点も強みですね。
ご自身の歯でずっと噛めることが一番ですが、食いしばりが強くて歯が割れてしまう場合や、歯周病が原因で歯を失う場合もあります。状態によってはインプラント治療と矯正をセットで行うケースも。例えば、多くの歯を失っている場合、インプラントを入れる環境を良くするために矯正を行うケースもあります。そのような場合でも当院のみで完結できますので、患者さんも喜んでくださっています。このように、さまざまな治療法の提示、治療の選択肢の豊富さも当院の大きな特徴です。患者さんのご要望やお気持ちにも寄り添いやすいのではないかと思います。
診療は俊宏院長と連携されることもあるのでしょうか。

父は入れ歯や顎関節症に関する治療が得意ですので、そのような症状の場合に相談することも多いですね。入れ歯に関しては父のほうが長年やっていますので経験も豊富ですし、教えてもらうことが多いです。これからは父の患者さんを引き継いで診ていくことも増えると思うので、患者さんの口の中を見ることで父の仕事ぶりや偉大さを実感できるのかもしれないなと思っています。小さな頃からお世話になっていた地域の方の治療を自分がさせていただくというのは、非常に感慨深いものがありますね。小さな頃は、子ども会や地域の行事でお世話してもらうことが多かったので、今度は自分が研鑽を積んできた歯科医療を通じて皆さんに恩返しできたらなと思っています。
地域住民の「生涯のかかりつけ医」をめざす
地域への感謝のお気持ちがおありなのですね。

父もこの地で長くやってきて、私も地域の方に育てていただきましたので、皆さんへの感謝の気持ちは強いですね。祖父や父が築きあげてきたものに私の技術や知識もプラスして、地域の健康に少しでも貢献できたらうれしいです。子どもから高齢者まで、各ライフステージを切れ目なく見守れる環境が構築できましたので、地域の皆さんの「生涯のかかりつけ医」になれるよう、しっかり取り組んでいきたいと思っています。お子さんに関しては歯並びや噛み合わせにアプローチし、将来の健康につながる土台づくりに力を注ぎ、成人の場合は定期的なメンテナンスの重要性を呼びかけながら虫歯や歯周病予防に努め、ご高齢の方には健康寿命延伸につながる診療を心がけます。皆さんにとって何でも相談できる歯科医師でありたいなと思います。
大阪と久留米を往復される日々ですが、どのようにリフレッシュされていますか?
今は子どもと遊んだり家族で出かけることが一番のリフレッシュになっていますね。大阪では本当にそれしかやっていない気がします。いつも支えてくれる家族の存在には感謝の一言ですね。こっちでは少し時間の余裕があるので、体を鍛えるためにジムに通うようになりました。体をしっかり動かして、おなかが出ないように頑張りたいなと思っています(笑)。それから、診療もそうですが、父と一緒に過ごす時間が増えたので、そういった時間も大切にしていけるといいなと思っています。
最後に、勇輝副院長が思い描かれる今後のクリニック像についてお聞かせください。

「たまたま近くを通ったから」「ちょっと顔を見に来ました」といった感じで、歯に関することではなくても気軽に足を運んでくださるような、地域の方々に愛される歯科医院でありたいなと思います。小さなお子さんからお年寄りまで地域の皆さんとコミュニケーションをしっかり取りながら、祖父や父が築いてきたものを引き継いでいけたらと。地域の健康を支えていきたいという気持ちは強いですし、包括的な治療が行える体制の構築もその一助になればと思っています。近くには私が勤務していた聖マリア病院もありますので、病診連携もスムーズです。症状によっては急を要することもありますので、何かご不安なことがあれば、躊躇せずにいらしてください。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた小児矯正/6万6000円~、マウスピース型装置を用いた成人矯正/18万7000円~、インプラント治療/44万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

