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田中 利幸 副院長の独自取材記事

田中歯科医院

(飯塚市/鯰田駅)

最終更新日:2024/03/27

田中利幸副院長 田中歯科医院 main

福北ゆたか線・鯰田駅から徒歩8分の場所にある「田中歯科医院」。飯塚で40年以上にわたって診療を続けてきた、歴史のある歯科医院だ。現在は歯科医師2人体制で、一般歯科からインプラント治療、審美歯科、訪問歯科まで幅広い診療を行いながら、患者の歯の健康を守っている。「患者さんが気持ち良く通える歯科医院でありたいです」と話すのは、副院長の田中利幸先生。父である院長の背中を追って歯科医師を志し、研鑽を積んだ。患者に負担の少ない治療を心がけ、再治療や歯を失うリスクを減らすために最適な治療を一緒に考えていくことを大切にしている。そんな田中副院長に、同院の診療方針や力を入れている治療などについて話を聞いた。

(取材日2023年6月21日)

父と2人で、それぞれの得意を生かした治療を行う

飯塚市で長く続く歯科医院なのですね。

田中利幸副院長 田中歯科医院1

当院は、1979年に父が飯塚市本町で開業しました。2003年に現在の場所に移転し、これまで地域の皆さんのかかりつけ歯科医として診療を続けてきました。私自身も飯塚市の生まれです。歯科医師をめざそうと思ったのは、やはり父の影響でしょうね。子どもの時から父の働く姿を見て育ち、自然と歯科医師という仕事に興味を持つようになりました。何より、患者さんの痛みに対してアプローチできるというところがすごくいいなと思ったんです。福岡歯科大学卒業後、大学病院で歯周病を専門として働き、8年前に当院に戻ってきました。今は父と2人で協力しながら診察を行っています。

クリニックの特徴はどんなところでしょうか?

まずは診療内容が幅広く、口や歯のことであればおおむね対応できるというところです。そして、父と私の歯科医師2人体制で診察しているところですね。昔から通っていただいている患者さんは父が、新規の患者さんや若い世代の患者さんについては私が担当する形で役割分担しています。歯科医師が2人いることで、より多くの患者さんを診ることができますし、父が入れ歯を、ダイレクトボンディングやインプラント治療は私が担当するなど、それぞれの得意分野を生かした治療が行えます。実は、当院では昼休みの休診時間を設けていません。患者さんには昼の時間帯でなければ受診が難しい方もいますので、父と交代で休憩しながら一日を通して診療を行っています。時間にとらわれずに対応できるのも、2人体制のメリットと言えますね。

どのような患者さんがいらっしゃいますか?

田中利幸副院長 田中歯科医院2

市内に住む小さなお子さんから私と同年代の親世代、そして高齢の方まで幅広い世代の方に来ていただいています。家族ぐるみで通っていただいている方がほとんどですね。患者さんの傾向としては、治療はもちろんですが、メンテナンスのために通っていただいている方が多いですね。多くの方に来ていただけるよう、スマートフォンの予約システムのアプリを使って定期健診のお知らせをお送りするようにしています。はがきでお知らせするよりも思い出しやすくなると考えました。また、外来診療に加えて、週2日ほどのペースで訪問診療にも取り組んでいます。高齢者施設や個人の自宅など十数軒を回り、通院が難しい方でも、自宅で歯科医院とほぼ同様の治療が受けられるように尽力しています。

患者の負担の軽減とモチベーションアップに尽力

メンテナンスではどのような部分にこだわっていますか?

田中利幸副院長 田中歯科医院3

予防歯科で最も重要なのは、日々のセルフケアです。しかし、歯科医院でブラッシング指導を受けても、しばらく時間がたつと適切な磨き方を忘れてしまいがちですよね。磨きにくい箇所も人によって違いますので、完璧に磨き続けるのはなかなか大変だと思います。そのため、当院ではブラッシング指導に力を入れていて、メンテナンスの際に繰り返し確認するようにしています。初めに歯の染め出しを行い、その写真を見ながら患者さんにどこが磨けていないかを共有します。何度も繰り返すことで、適切なブラッシングが身につき、モチベーションアップにもつながります。こだわりとしてはもう一つ、メンテナンスに来てくれた患者さんに、自分自身では難しい歯茎や口の周りのマッサージも行っています。

田中副院長が得意とされている、ダイレクトボンディングについて教えてください。

ダイレクトボンディングは、歯科用のレジンを直接歯に接着し、治療した歯の形や色を元の歯に近い状態に仕上げるための治療方法です。その日のうちに処置ができますし、歯を削る量が少なく済むほか、金属の素材と違ってとても自然な見た目がめざせます。ダイレクトボンディングは、レジンの接着具合がとても大切です。治療後にまた虫歯になってしまうと、最悪の場合、歯を抜かなくてはならない可能性もあります。再治療や抜歯を防ぐためにも、マイクロスコープを使って細かい所まで確認しながら治療を行います。私自身、これまでさまざまな症例で経験を積んできましたので、安心して治療を受けていただきたいですね。できるだけ自然な歯に近づけたい方や、将来的に抜歯を避けたいと考えている方はぜひ相談してください。

患者さんと接する際、大切にしているのはどんなことですか?

田中利幸副院長 田中歯科医院4

一つは、患者さんの負担を少なくすることです。高齢の方を中心に、持病の有無や服用している薬の種類を把握し、血圧や脈拍、当日の体調を必ず確認してから治療を始めます。お子さんに関しては、歯科医院に対して苦手というイメージを持たれないよう、まずは雰囲気に慣れてもらうことを大切にしています。なるべく短時間で済ませるというのも意識していますね。それから、これは全員に行っているのですが、治療の合間に雑談を交えるなど、患者さんとの距離をできるだけ近く保ちたいと思っています。趣味や好きなこと、さらに、今まで歯科治療で嫌だと感じたことや苦手なことなども聞いて、一人ひとりカルテに記録します。そのカルテをスタッフ間で共有することで、患者さんがいつ来てもリラックスして治療を受けられるようにしています。

患者に寄り添いながら、歯科治療の重要性を伝えたい

田中副院長がやりがいを感じるのはどんな時でしょうか?

田中利幸副院長 田中歯科医院5

治療を通して、患者さんの痛みやお悩みを解決できたとしたら、やりがいを感じると思いますね。先ほど、メンテナンスに通ってくれる患者さんが多いとお話しましたが、中には歯がぼろぼろの状態になってから来院される方もいます。そういった方がいると、まだまだ歯の重要性を地域の皆さんに伝えきれていないと感じます。歯の治療は、時期が早ければ早いほど期間も短く済みますし、選択肢も広がります。また、患者さんの負担を少なくすることにもつながります。そのことをこれまでさまざまな形で伝えてきましたが、一人でも多くの方に届くよう引き続き発信していくことも、私たちの仕事だと思っています。

今後の展望を教えてください。

今後は、デジタルの部分にもっと力を入れて行きたいと考えています。今使っている歯科用CTに加えて、近いうちにスキャナーなどの機器も導入する予定です。スキャナーがあれば、矯正治療を本格的に行うことができ、補綴物の型採りもスムーズになりますからね。口腔内を3DCGで表示できますので、患者さんへの治療の説明もよりわかりやすくなるのではと期待しています。あとは、スタッフの働き方についてですね。患者さんが通いやすい雰囲気を大切にするためにも、当院のスタッフがもっと働きやすい職場にして、常に笑顔でいられるよう配慮していきたいです。

最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

田中利幸副院長 田中歯科医院6

歯は、一本でも失ってしまうと、他の歯も失うリスクが高まります。私たちは、患者さんの歯一本一本を大切に、今悪い所もそれ以上悪くならないよう、できる限りの治療をしていきたいと思っています。かかりつけ歯科医として患者さんと一緒に年を取りながら、長く口の中を任せていただけるのが理想です。健康で美しい歯を守るためにも、私達に治療を任せてください。お口に関することでしたら、当院にいつでもご相談くださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万円~、ホワイトニング/3万円~、ダイレクトボンディング/4万円

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