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相馬 聡宏 先生の独自取材記事

相馬歯科医院

(宮崎市/南宮崎駅)

最終更新日:2024/12/27

相馬聡宏先生 相馬歯科医院 main

宮崎市役所から南へ、橘橋を越えて太田通り沿いにある「相馬歯科医院」。タイル張りのモダンなデザインが目印の歯科医院だ。診察室の大きな窓からは悠々と流れる大淀川の景色が広がる。長年、地域のかかりつけ歯科医院として数多くの患者を診てきた。相馬聡宏先生は3代目。市内の歯科クリニックに約6年勤務後、今春から父・相馬博院長とともに診療にあたっている。博院長が実践しているように、ゆっくり、じっくりと一人ひとりの患者とコミュニケーションを取りながら診療することを大切にしているという。穏やかな語り口の聡宏先生に、日々の診療のことやこれまでの経緯・経歴などを語ってもらった。

(取材日2024年11月12日)

全身を理解して歯科診療を行うことを重視

長くこの地で開業されている、とても歴史ある歯科クリニックなのですね。

相馬聡宏先生 相馬歯科医院1

私の祖母が開業し、現在は父と私が一緒に診療を行っています。祖母は、女性の歯科医師がまだ数少ない時代だったので苦労したと聞いています。80歳まで現役でした。長年この場所で診療しており、一度建て替えして現在の建物になっています。タイル張りの3階建ては、当時としてはかなりモダンな造りだったそうです。知り合いの建築士さんにお願いし、祖母の意向を強く反映したものになっています。私もここで生まれ育ったので、とても愛着があります。3世代診ている患者さんもおり、変わらず来てくれるのはありがたいことです。古くから通ってくださる患者さんは高齢化してきましたが、近隣に引っ越してきた若い世代の方も来院されます。

先生が歯科医師をめざしたのはご家族の影響が大きいですか?

祖母と父、2代で歯科医師をしていると、周囲は当然子どもも継ぐだろうと思うかもしれませんが、私は勉強嫌いで学ぶ楽しさもわからず、興味がなくて普通の社会人をしていました。祖母から「継いでくれたら」と言われたことはありましたが、父から言われたことはほとんどなく、2人とも私の進路を尊重してくれていました。私には妹と弟がいますが、やはり別の仕事をしています。30代になり、父とお酒を飲みながら互いの仕事の話をする機会が増え、歯科医師はやりがいのある仕事だと感じるようになりました。当時交際していた看護師の妻にその話をすると、「社会で経験を積んだ後で医師をめざす人がいる」という話を聞き、そのことを冗談っぽく父に話してみたら、「今からでも継いでくれたらうれしい」みたいな話になりました。それで歯科医師に挑戦してみようと思ったのです。

大学や新人歯科医師時代のことを教えていただけますか?

相馬聡宏先生 相馬歯科医院2

神奈川歯科大学に進みました。専門を意識したのは、大学を卒業して宮崎大学医学部附属病院で研修をさせていただいてからです。歯科口腔外科に入ったのですが、悪性腫瘍の患者さんもいましたし、歯科だけでなく麻酔科などICUでの診療も学びました。他科の医師の仕事にも触れたことで、歯科医師も全身的な知識が必要であり、全身的なことをわかった上で診療することが大切だと実感しました。口が人間の体にとって、さまざまなものの入り口になっているのに、他科の治療では口腔のことが軽視されているようにも感じました。全身を理解せずにむし歯だけを治しても、患者さんは健康にならないと痛感。歯科医師の果たす役割について考えさせられました。

勤務医時代は、訪問診療も数多く経験されたそうですね。

当院に来る前、約6年勤務した宮崎市内の歯科クリニックは訪問診療にも力を入れていたので、介護施設での診療なども経験することができました。老いにも口が関係していると実感しました。入所者や入院患者さんの場合、ケアする人に知識がないと口内を良い状態に管理できません。介護職の人は多忙なのでなかなか難しいですが、負担をかけずにできるだけ簡単に済む方法を提案していければと考えました。全面介助が必要な人より、自立度の高い人のほうが状態が悪いこともあります。自分でケアする意欲があるけれど、よく磨けていないというケースですね。意欲やプライドを損なわないよう、歯科医師が入ることでスムーズにいくこともあります。訪問歯科診療については、当院でも患者さんからご要望があれば対応しています。

一人ひとりゆっくり話を聞きながら診療

診療方針についてお聞かせください。

相馬聡宏先生 相馬歯科医院3

地域のかかりつけの歯科医院として何かに特化するのではなく、むし歯や歯周病の治療、定期検診など、一般的な診療を行っていくことです。入れ歯などの患者さんが多いので、歯が少ない方でもしっかり噛んで過ごせるようにしてさし上げたいですね。歯の健康相談や入れ歯の悩みなど、口腔に関するご相談も受け付けています。

日々の診療で大切にされていることはありますか?

歯科治療は口の中を触られるので、多くの方は緊張すると思いますし、歯科治療が苦手な人は多いと思います。口の中の病気はほとんどが生活習慣病といえるので、それを理解していただかないとなかなか良くなりません。患者さんが何を希望して来院されたか、現状を把握し、ご意向を伺うことを大切にしながら、しっかりコミュニケーションを取って、患者さんの口内を良くしていきたいと思っています。勤務医時代はとにかく忙しく、患者さんとじっくり話す時間を持ちにくかったので、今はできるだけお一人お一人の時間を取って、ゆっくりお話を伺いたいと思っています。それは当院で父が長年実践してきたことでもあります。無理に予約を詰め込まず、窓からの景色を眺めてもらいながら、落ち着いた雰囲気の中で診療することを心がけています。

最近、気になる疾患や症状はありますか?

相馬聡宏先生 相馬歯科医院4

歯ぎしりの一種、TCH(歯列接触癖)ですね。歯磨きを怠りむし歯や歯周病になった人は減っていますが、しっかり歯を磨き、定期検診も受けているのに、歯痛や詰め物が取れたなどで来られる患者さんがいます。食いしばりが関係していると考えられ、疾患と気づかない人が多いと思います。原因はすべて解明されておらず、ストレス、猫背、スマートフォン、就寝時の首の血流と枕の位置関係、長いマスク生活など、さまざまな要因が考えられます。むし歯だけ診ていたら、そうしたことを話す機会がないので、ゆとりある時間の中で、しっかり注意喚起することが大切と考えています。巻き肩や猫背を改善するためのストレッチを勧めることもあります。就寝中に歯や顎を保護するナイトガードを提案することもありますが、装着で眠りが妨げられては困るので、日常の10分、20分でも使ってもらえたらとお話ししています。

むし歯や歯周病も生活習慣病だと知ってほしい

趣味やオフの過ごし方、健康法があれば教えてください。

相馬聡宏先生 相馬歯科医院5

個人的な楽しみはランニングです。父は毎年フルマラソンを走っており、院内にもマラソンをしているスタッフがいるので、私も来年は挑戦したいと思っているところです。それ以外のオフの時間は、今は子どもが小さいので、子育て中心ですね。小学3年生と幼稚園の年長で、今が一緒に遊んでくれる時期なので(笑)。健康に関しては、食事はもともと濃い味は好きではないですし、付き合いの飲み会などでは暴飲暴食しないように気をつけています。

お子さんとの時間を大切にされているのですね。

私の父は穏やかな人で怒られたこともほとんどありません。子どもと話す時も、患者さんと接する時も、ゆっくり聞くという姿勢は、相手側からすれば安心できることだと思います。父のように、それを今、仕事でも家庭でも無理なく行っているという感じですね。社会人として接客を経験したことも役立っているかもしれません。庶民感覚というか、金銭感覚もそうかもしれません。ときには、「治療費が高くなってしまって大丈夫かな」と自分のことのように心配することもあります。相性もあるかもしれませんが、多くの歯科クリニックの中から当院を選んで来てくださっている患者さんがいるからこそ、私たちの仕事は成り立っています。そうした患者さんの生活を何とか良くしたいという思いで日々診療にあたっています。

読者へのメッセージをお願いします。

相馬聡宏先生 相馬歯科医院6

お口の健康は体の健康に大きく影響しています。むし歯などさまざまな不具合は生活習慣病なので、歯科医師一人の力では良くはなりません。患者さんと一緒にお話ししながら、お口の健康を守っていければと考えています。糖尿病や高血圧症などは生活習慣病として浸透していますが、むし歯や歯周病も自分の生活習慣が影響しているというのは、まだまだ認知されていないと感じます。そのことに気づいてもらえるよう、来院された方々にしっかり伝えていきたいです。

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