全国のドクター13,613人の想いを取材
クリニック・病院 157,056件の情報を掲載(2025年4月29日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 鹿児島県
  3. 鹿児島市
  4. 高見馬場駅
  5. のぞえ歯科クリニック
  6. 野添 陽平 院長

野添 陽平 院長の独自取材記事

のぞえ歯科クリニック

(鹿児島市/高見馬場駅)

最終更新日:2023/12/04

野添陽平院長 のぞえ歯科クリニック main

1972年の開院以来、50年以上にわたり地域に根差した診療を行ってきた「のぞえ歯科クリニック」。高見馬場電停からほど近いこの地で生まれ、父である先代院長の背中を見ながら育った野添陽平先生が、2023年6月に同院を継承し、さらなる歴史の第一歩を踏み出した。周辺には昔ながらの建物も多く、「地域に恩返しをしたいという想いで戻ってまいりました」と、目を細める野添院長。先代が築いてきた人と人とのつながりを大事に、日々患者に寄り添った診療にまい進する中、最も大事にしているのは患者の健康寿命延伸に直結する「歯の温存と機能面を重視した治療」。予防歯科にも注力し、地域に貢献できる歯科医師でありたいとほほ笑む野添院長に、同院の歩みや地域への想い、診療内容などを中心に話を聞いた。

(取材日2023年11月8日)

クリニックの継承を機に、リニューアル開院

まずはクリニックの歴史からお聞かせいただけますか。

野添陽平院長 のぞえ歯科クリニック1

ここは父が1972年に開院した歯科医院になります。3階が自宅だったものですから、私も小さな頃から父の診療風景を当たり前のように見ながら育ちました。とはいえ、子どもの頃から歯科医師になりたいと思っていたわけではなく、当時はサッカー選手になりたいと思っていました。スポーツが好きで、割と活発なほうだったので、勉強というよりも部活動に励む日々。その後、東京の一般大学に入学。2年間の大学生活の中で、徐々に歯科医師という職を意識し始めたことをきっかけに退学を決意しました。やはり、その想いに至ったのは父の影響が間違いなくあったと思います。小さな頃から治療風景や、地域の方とのつながりを大事にしている父の姿を見ていましたので、最終的には東京歯科大学歯学部への進学を決めました。

初めての一人暮らしも経験されたと思いますが、大学生活はいかがでしたか?

親元を離れ、生活環境もまったく違いましたので大変なこともありましたが、楽しかったですね。もちろん単位を取るために必死に勉強したり、楽しいことばかりではありませんでしたが、いろいろな人たちとの出会いもあり、とても充実した時間を過ごせたと思います。大学卒業後は、熊本市内のインプラント治療や訪問歯科に力を入れている法人に就職し4年間勤務。大きな法人でしたので、中には重篤な症状の方もいましたし、さまざまな症例に携わらせていただきました。その後は、補綴や滅菌関係に力を入れている熊本県山鹿市にある、大坂総合歯科で6年間研鑽を積ませていただき、歯科診療全般に関する知識や技術を学ばせてもらいました。歯科医師として10年キャリアを積むことができたのと、父も年齢を重ねていましたので、今がタイミングかなと思い、今年の6月に当院を継承しました。

継承を機にリニューアルもされたそうですね。

野添陽平院長 のぞえ歯科クリニック2

ええ、外観や内装もそうですが、クリニック名もリニューアルしました。以前は漢字でしたが、親しみやすいよう「のぞえ歯科クリニック」とひらがなに変更しました。建物自体も古かったので、外観だけでなく、内装も明るいイメージになるよう白を基調にオーダーし、診療室のチェアも1台新しいものを導入。それから、歯科用CTなど先進的な機器も新たに取り入れました。滅菌にも注力していますので、徹底した感染対策も当院の特徴といえるでしょう。以前から通ってくださっている患者さんの中には、ずいぶんと雰囲気が変わったと感じる方もいるかもしれませんが、父が大切にしてきた診療スタイルや地域の方とのつながりを大事にしながら、私ならではの強みもプラスできたらと思っていますので、今後の診療にもご期待いただけたらうれしいです。

先進機器を活用し各世代に予防ケアの重要性を伝えたい

生まれ育った地域ということで、顔見知りの患者さんも多いのでは?

野添陽平院長 のぞえ歯科クリニック3

父がずっと診療していた患者さんも多くいますが、今は私が父の患者さんも引き継いで診療を行っています。ここへ戻ってくるにあたり、やはり地域へ貢献したいという想いが強くありました。自分を育ててくれた地域に恩返しできたらという気持ちで、日々診療に取り組んでいます。父が担当していた患者さんは長く当院に来てくださっている方ばかりなので、ご高齢の方がほとんどですが、実はメンテナンスでの来院が多いです。もちろん中には虫歯、歯周病、入れ歯治療などで来られる方もいますが、メンテナンスで定期的に来院される方が多いのも当院の特徴かもしれません。

歯に対する意識の高い方が多いのですね。

はい、ご自身の歯に対する意識の高さは、若い世代にも広げていきたいと思っています。私がここへ戻ってきたことによって、特定の年代にだけでなく、小さなお子さんからご高齢の方まで幅広い世代に予防ケアの重要性を伝えていけたらなと考えています。各世代に対応できる診療スキルも身につけてきましたので、地域の健康寿命延伸に貢献できるよう、自分の強みをしっかりと発揮できたらうれしいですね。新しい機器を導入したことによって、メンテナンスにしても口腔内の鮮明な画像を見てもらいながらお口の中の状況をご説明することができるようになりましたので、より患者さんのモチベーションにも働きかけることができているように感じます。

先進的な機器を活用されている点も新たな取り組みの一つなのですね。

野添陽平院長 のぞえ歯科クリニック4

診療において私が大事にしていることの中に、わかりやすい説明というのがあります。ホームケアでは見えない部分まで可視化できるツールがあるのは、患者さんの理解度をより高めてくれますし、日々のケアや治療に対するモチベーションアップにもつながっていると実感しています。また、患者さんの気持ちに寄り添い、ニーズにお応えする診療にも注力しています。歯科医療は日々進化していますので、今は治療法も一つではありません。そのため、でき得る治療法をすべて提示し、患者さんのご希望に合った治療をご提供できるよう、カウンセリングには時間をかけています。

歯の温存と機能面に着目した診療で地域の健康に貢献を

現在のスタッフ体制についてもお聞かせいただけますか。

野添陽平院長 のぞえ歯科クリニック5

父が診療していた頃から勤めてくれている歯科衛生士さんと新しく加わってくれた歯科衛生士さん、そして私の3人体制で診療を行っています。アットホームな環境ですし、全員が患者さんの診察状況を把握しているので、誰が担当しても遜色がないようにしています。連携していく上でスタッフ間のコミュニケーションは欠かせませんから、意識して声かけをし、情報共有をしっかりできる雰囲気づくりに努めています。以前から勤めてくれているスタッフは、私よりも患者さんについて詳しいので、彼女から教えてもらうことも多々あってとても心強いですね。メンテナンスにしても彼女たちに支えてもらっている部分が多く、診療において重要視している歯の温存にも大きく影響しますので、一つのチームとして患者さんの健康にも寄与できるような診療をめざしています。

一方、プライベートではどのような時間を大切にされていますか?

継承するにあたり、外観だけでなく内装も大幅にリニューアルしたこともあり、何かと忙しくしていたので、なかなかゆっくりと体を休める時間がなかったのですが、これからゆっくりと温泉に行ったり、のんびりと過ごせる時間が持てたらいいなと思っています。あとは、体を動かすのが好きなので、趣味のゴルフにも行きたいです。そして、診療に限らず、地域の方とのふれ合いも大切にしたいです。戻ってきたばかりなので、まだまだこれからですが、地域の皆さんと少しずつ良い関係性を築いていけるよう、積極的にコミュニケーションを図っていこうと思っています。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

野添陽平院長 のぞえ歯科クリニック6

前院長である父より引き継いだばかりで、これから構築していく部分もたくさんありますが、父が大事にしてきた診療に私の強みも加えて、これまで以上に地域の方の健康に寄与できる歯科クリニックでありたいと思っています。私は、歯の温存に努め、噛み合わせなどの機能面にも着目した診療で、皆さんがいつまでも楽しく食事ができるサポートと地域の健康寿命延伸に貢献すべく、ここへ戻ってまいりました。歯の詰め物やかぶせ物などの補綴治療も得意としています。質の高い治療の提供をモットーに、さらなる高齢化に備えて嚥下トレーニングなどにも力を入れていきたいと考えています。診療に関しては幅広い治療に対応できますので、学生の方や子育て世代の方もお気軽にご来院ください。

Access