安全性と患者の気持ちにも配慮
長持ちするインプラント治療を追求
嶋野歯科医院
(古河市/古河駅)
最終更新日:2024/09/06


- 自由診療
歯を失った場合の治療法の一つである「インプラント治療」。対応するクリニックも増えてきたが、「自分にはインプラント治療が向いているのか」「どのようにクリニックを選べばよいのか」と迷う人もいるだろう。歯科医師の臨床経験や技術力、体制、設備、また費用面など、気になっても歯科医師には話しにくいと感じることもあるかと思う。「嶋野歯科医院」の嶋野一弘院長は、噛み合わせと補綴分野で知識を深めた後、30年以上インプラント治療の臨床実績を積んできた。ナビゲーションシステムを活用しながら、ボーンアンカードブリッジなど複雑な症例にも対応している。「当院のインプラント治療を支えているのは、私の技術力だけではありません」とおおらかな笑顔で話す嶋野院長に、同院の体制や設備、また実際の治療の流れについて話を聞いた。
(取材日2024年8月20日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qインプラントは、どのような方に向いている治療でしょうか?
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A
インプラントは、主に歯を欠損した方がそれを補うために受ける治療です。欠損部分の両隣が健全歯であるならば、インプラント治療を検討することが多いですね。なぜならブリッジは両隣の歯を削って支えにするのですが、それを健全歯に施すのはもったいないことだと思うからです。インプラントはほかの歯に負担がかからない構造ですし、また、入れ歯のように上顎に常に違和感があるということもありません。ですが歯科医師がベストな治療を行っても、その後のメンテナンスを怠ればまた歯を失ってしまうリスクが生じます。治療後も歯の健康を真剣に考え続けられる方にこそ、インプラントは適しているといえるでしょう。
- Qこちらで受けるインプラント治療の特徴を教えてください。
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A
当院がめざすのは、長持ちできるインプラント治療です。セファログラムという噛み合わせを確認できるエックス線検査機器で、欠損した部分だけでなく口腔内全体を確認。最終的にどのように義歯があれば良いかを考えて、それを実現するためにインプラント体の埋め込み設計と治療計画を立てていきます。治療にはナビゲーションシステムを活用し、歯科麻酔専門の歯科医師が血圧・血中酸素濃度・心電図の確認と管理を行います。私は噛み合わせと補綴分野で知識を深めた後、30年以上インプラント治療の臨床実績を積んできました。その経験を生かしてベストなインプラント治療を行えるよう、当院では事前のコンサルテーションにも力を入れています。
- Q事前のコンサルテーションを大事しているのはなぜですか?
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A
インプラント治療では費用が高額になるケースが多いのですが、歯科医師に費用面の相談をすることに躊躇される方もいらっしゃるからです。そこで当院では、患者さんの疑問や不安を解消する「インプラントコーディネーター」というポジションを設けています。そちらを担当する根目沢順子さんは、明るく話しやすい人柄で、私の提案を例え話を交えながら患者さんにわかりやすく伝えてくれます。いわば患者さんと歯科医師をつなぐ「通訳」のような存在です。患者さんが万全の体調で手術を受けられるようなアドバイスも行っています。少しでも不安なことがあれば、インプラントコーディネーターにご相談ください。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1インプラントコーディネーターによる説明
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インプラント治療では事前のコンサルテーションが重要だ。同院では治療前にインプラントコーディネーターの根目沢順子さんが対応。歯科医師の考えを根目沢さんがわかりやすい言葉で説明し、費用面や治療についての親身なヒアリングを実施している。患者が納得して治療を受けられるよう疑問を解消し、事前の血糖値管理などが必要な患者には心理的なサポートも行う。
- 2専用設計されたオペ室でインプラント治療を受ける
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体に異物を埋め込むインプラント治療では、外科手術に適した環境が求められる。同院のインプラント治療は、オペ室として専用設計された部屋で、インプラント治療において30年以上の臨床実績を持つ院長が行う。歯科麻酔専門の歯科医師が必ず同席し、血圧・血中酸素濃度・心電図の確認と管理を行っているのも特徴だ。患者の負担を考えて、できるだけ短時間で確実に終わるような段取りが組まれている。
- 3リカバリー室で休憩
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治療後はリカバリー室で休憩。酸素供給や生体モニター、リラックスチェア、ベッド、鍵つきのロッカーを備えたこの部屋は、術前・術後の着替えやリラックスの場として、またボーンアンカードブリッジ治療では義歯が完成するまでの休息用としても使われている。完全個室なので、他の患者の目を気にせずゆっくりと休むことができる。
- 4治療後の説明の後、専用ドライバーによる送迎
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十分に休憩を取った後、体調に問題がなければエックス線での撮影を行い、治療前と治療後の比較画像を確認。当日の食事や薬の服用などの注意点、また次回の消毒や抜糸についてもスタッフから説明を行う。麻酔を伴う長時間の治療を受けた患者の安全性を考え、同院では専用ドライバーによる送迎サービスを実施。送迎場所は近隣地域に限らず対応可能だ。
- 5その後の定期的なメンテナンス
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長持ちできるインプラント治療をめざす同院では、治療後の定期的なメンテナンスも重視している。クリーニングは、インプラント治療に関する知識を持った歯科衛生士が担当。丁寧に汚れを落とし、ホームケアのアドバイスも行う。もし義歯に異常が見られた場合には、院内の歯科技工士と連携。同院には歯科衛生士と歯科技工士、両方の資格を持つスタッフもいるそうだ。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/39万円~、ボーンアンカードブリッジによるインプラント治療/230万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。