旧東海道沿い、江戸時代から絞りの町として栄えた有松。いまも情緒ある古い町並みが残り、古民家を活用した新しい感覚の店が存在する。そこから一歩離れれば、緑豊かなエリアに、高度成長期からの団地群が建ち並び、さらに新しい住宅地が奥へ奥へと広がっていく。あたりには幼稚園、保育園、小学校、中学校がいくつもあり、「少子化」なんていう言葉を忘れるほど、絶えず子どもたちの声が響いている賑やかな地域だ。そんなこの地に1年半前に開業した「有松わたや歯科クリニック」は白い外観とオレンジの看板が目印の、きれいな医院だ。院長の綿谷武彦先生は一般歯科から有病者への治療まで幅広い治療を行う。今回は医院について、診療についてなどさまざまな話を聞き、実直な先生の人柄がジワジワと伝わる取材となった。

（取材日2017年6月14日）