全国のドクター14,060人の想いを取材
クリニック・病院 156,458件の情報を掲載(2025年12月14日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 愛知県
  3. 刈谷市
  4. 野田新町駅
  5. ふたば歯科クリニック
  6. 中根 昇吾 院長

中根 昇吾 院長の独自取材記事

ふたば歯科クリニック

(刈谷市/野田新町駅)

最終更新日:2025/12/05

中根昇吾院長 ふたば歯科クリニック main

刈谷駅から車で6分、住宅街の一角にある「ふたば歯科クリニック」。2025年4月に親戚である前院長から同院を受け継いだ中根昇吾院長は、東北大学卒業後、口腔外科を中心に研鑽を積んできた。継承後は一人ひとり丁寧に説明や治療を行っていき、予防歯科を土台としたオーダーメイドの治療を実践。口腔外科での診療経験を生かし、難易度の高い抜歯やインプラント治療にも対応している。休日もセミナーに通う勉強熱心な中根院長は「新しくできるようになったことを患者さんに還元し、喜んでもらえる瞬間がうれしい」と笑顔を見せる。地域に根差した「ふたば」の名のもと、スタッフとともに、家族で通える歯科医院をめざす中根院長に、診療への思いや今後のビジョンを聞いた。

(取材日2025年11月6日)

たっぷりと時間をかける診療で患者と向き合う新体制へ

田中歯科医院を引き継ぎ、新たに開業されたそうですが。そこに至るまでの経緯を教えてください。

中根昇吾院長 ふたば歯科クリニック1

前院長の田中先生は私の親戚にあたる人で、ちょうど継ぎ手を探していたタイミングで、大学病院や大学院で一通りの経験を積んでいた私に声がかかったんです。2024年10月から週1回、2025年1月から常勤歯科医師として診療を行うようになり、4月に正式に歯科医院を継承する運びとなりました。そして、7月には「ふたば歯科クリニック」へと名称を変更したんです。地域には刈谷市立双葉小学校や刈谷市立双葉幼児園があり、地域の方に親しんでもらいたいという思いを込めて、平仮名表記にしました。

先生が歯科医師をめざされたきっかけは何だったのでしょうか?

中学生の時、学校の歯科検診で歯石を指摘されて近所の歯科医院で取ってもらったんです。子どもながらに「これは良くないことなんだ」と思っていたものがきれいに取れて、すごく感動したことを覚えています。やってもらってうれしかったという気持ちが鮮明に残っていて、母に「将来歯科医師になりたい」と話していたそうです。大学受験の際も医療系の学部から選びたいと思い、その中学時代の経験が頭にあって、迷いなく歯学部を選びました。その後、名古屋市立大学病院の歯科口腔外科で初期研修を受け、3年目に東北大学の大学院に進学して博士号を取得しました。

継承後、診療スタイルを大きく変えられたそうですね。

中根昇吾院長 ふたば歯科クリニック2

一番変わったのは診療時間です。以前はお一人につき15分ほどでしたが、今は初診で1時間、メンテナンスも45分~1時間ほどかけています。説明が不十分で、患者さんが不安に思うことのないよう、現状の説明、今後の予測、複数の治療の選択肢を提示することを大切にしています。というのも、納得して進めていただくことが重要だと考えているのです。保険診療であっても自由診療であっても、それは変わりません。「保険診療だからこれでいい」ではなく、しっかりと手を尽くして丁寧に行う、ということ。診査診断やお話の時間も含めて、患者さん一人ひとりに向き合うことがチーム全体の診療スタイルです。

予防歯科に基づくアプローチに、口腔外科の専門性も

予防歯科に特に力を入れていると伺いました。

中根昇吾院長 ふたば歯科クリニック3

はい。プラークコントロールがすべての土台だと考えています。口の中がきれいになっているかどうかは、虫歯治療だけでなく、かぶせ物や詰め物を作る際にも影響するもの。歯茎から血が出ると、それだけで治療の精度が低くなってしまう恐れがあります。そのため、まずは削らない治療として、患者さん自身がきちんと磨けるようになること、口の中に意識を持ってもらうことに注力しています。歯科衛生士によるメンテナンスでは、歯磨きの回数や時間、食習慣まで詳しくヒアリング。患者さん一人ひとりに向き合いながら、その人に合ったオーダーメイドの予防ケアをチーム一丸で実践しています。

口腔外科での経験を、現在どのように生かされていますか?

大学病院時代は手術ができることに憧れて口腔外科を選びましたが、開業医になった今は「抜くための外科治療ではなく、残すための外科的な治療」を心がけています。歯や骨を守るための外科的な治療です。一般的な歯科医院が市民病院や大学病院に送るような難しい抜歯も、私なら対応できることが多いです。歯茎を切ったり骨を削ったりすることが専門でしたから、抜歯に限らずさまざまな外科的治療が可能です。また、歯科用CTや生体モニターを導入し、新たにインプラント治療も始めました。口腔外科出身という強みを生かして、インプラント治療には今後さらに力を入れていきたいと考えています。

小児歯科にも注力されていると伺いました。

中根昇吾院長 ふたば歯科クリニック4

先ほどお話ししたように、この地域には小学校や幼児園があり、お子さんが多いです。ですから、小児歯科の患者さんを積極的に診ていきたいという思いは強くあります。怖がるお子さんがいても、本当に丁寧に対応したいと考えています。心配事があってもなくても、お子さんの口の中の健康は全身の健康とつながっています。まずは予防のために、歯科に足を運んでいただきたいですね。院内のクマのロゴマークも、子どもたちに親しみを持ってもらえるようにと選んだものなんです。これからも、お子さんが楽しく通える環境づくりを進めていきたいと思っています。

チーム全体で丁寧に優しく健康をサポートする

スタッフさんとの連携はどのようにされているのでしょうか。

中根昇吾院長 ふたば歯科クリニック5

診療前のカルテ確認はもちろん、特徴的な患者さんについては事前に情報共有をしています。歯科衛生士の仕事についてもマニュアルを作成し、こういう場合はこうするという指針を決めています。また、メンテナンスのチェックは必ず私がすべて行い、その際に情報共有して今後の方針を確認。日々の「報・連・相(ほうれんそう)」を大切にしていますね。患者さんへのあいさつや声かけは私だけでなく、歯科助手も歯科衛生士もみんなチームとして心がけています。人としての部分を大事にし、優しく丁寧に対応することをスタッフ全員で共有し、チーム一丸となって患者さんをお迎えしています。

今後の展望についてお聞かせください。

地域の中で、お子さんから高齢の方まで家族として通える歯科医院のランドマークになりたいと思っています。刈谷市の南側で歯科医院を探すときに、「あそこに行けば丁寧に治療してもらえる」「きちんと説明をしてもらえる」「優しく対応してもらえる」と思っていただける存在になりたいです。そして、どんな内容でも診てもらえるという安心感を提供したいです。今もいろいろと勉強を続けていまして、休日も各地のセミナーや勉強会に参加しています。新しくできるようになったことを患者さんに還元することで、喜んでもらえる瞬間が本当にうれしいんですよ。そのために、技術を高めたり、知識を増やしたりということを常に心がけています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

中根昇吾院長 ふたば歯科クリニック6

リニューアルを経て、以前から印象が大きく変わったのではないかと思っています。丁寧に優しく対応することを常に心がけていますし、患者さんが当院に入った時のあいさつからチーム全体でとても大事にしています。新しいクリニックとして認知していただけたらうれしいですし、迷ったらまず来てもらえたらと思います。メンテナンスも予防も治療も、すべてにおいてこだわりを持って患者さんに貢献することをめざしています。ここに来て少しでも気持ちが楽になったと思ってもらえるよう、引き続き努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/37万円、オフィスホワイトニング/3万3000円(1回)

Access