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稗田 彩人 院長の独自取材記事

さかもと歯科

(大阪市生野区/東部市場前駅)

最終更新日:2025/08/20

稗田彩人院長 さかもと歯科 main

スタイリッシュな白の外観にシンボルカラーの赤い看板が映える「さかもと歯科」。同院は東部市場前駅から徒歩約10分、昔ながらの下町情緒あふれる住宅街にある。稗田彩人(ひえだ・あやと)院長は2019年6月に後を引き継ぎ、3代目院長に就任。歯科医師の祖父が1950年に開業して以来、この地域に暮らす人々の歯の健康を守り続けている。待合室にはポップなデザインの椅子、カラフルな絵画、季節のインテリア小物が並び、まるでアートギャラリーのような居心地の良い清潔感のある空間が広がる。「気軽におしゃべりに来ていただけるよう、歯科医院へのイメージを変えたい」と明るい笑顔で意気込みを語ってくれた稗田院長に、これまでの道のりや診療モットーなど、さまざまな話を聞いた。

(取材日2019年10月9日)

憩いの場としての歯科医院へとイメージを刷新したい

モダンな内装でギャラリーのような空間ですね。先生のコンセプトなのですか?

稗田彩人院長 さかもと歯科1

歯科医院って、皆さん嫌なイメージがありませんか?「痛いな」とか、「においが嫌だな」とか。そういうマイナスのイメージを変えたいと思っているんです。美容室に行くように、定期的に歯科医院にもいらしていただきたい。髪の毛が伸びたらお手入れが必要なように、口の中も同じで少しずつ汚れがたまってきます。定期的に通われると歯が痛くなる前に予防ができ、将来的な患者さんの健康にもつながりますので、それこそ、おしゃべりをしに来るような「憩いの場としての歯科医院」をコンセプトにしています。身近に感じていただける歯科医院になれたらうれしいですね。院内の内装は、絵を描いていた父の感性でコーディネートされているのですが、私のコンセプトともマッチしました。2016年に父が新しく建て替えまして、楽しんでもらえる雰囲気やデザインになったと思います。

クリニックのロゴマークも個性的です。

ロゴマークは私のこだわりです。スズメをモチーフにしているのですが、患者さんからは「スズメに見えない」とよく言われます(笑)。でも、「これは何の鳥だろう」と興味を持って質問される方も多いですね。スズメには家内安全の意味がありますから、「安全に診療できるように」という願いを込めているんですよ。それに赤いスズメって、ちょっと個性的で新しい感じがありますしね。

歯科医師になったきっかけと、開業までの経緯をお聞かせください。

歯科医師になったきっかけは、やはり父親の姿を見ていたというのが大きいですね。それから、私は患者さんとふれあうことが好きなんです。患者さんとお話しするのが楽しくて、「おしゃべりしているだけでもいいな」と思ってしまうほど。治療していると患者さんからリアルに反応が返ってきますし、そういう時に「やっていて良かった。いい職業だな」と思います。

先生のお兄さんも歯科医師だそうですね。

稗田彩人院長 さかもと歯科2

双子の兄は矯正を専門にしています。大学院で矯正を学んでいたので、とても信頼しています。兄とは中学・高校・大学もすべて一緒だったのですが、歯科医師になってからが一番仲良いです(笑)。いろいろと相談できますし、今後も連携体制を整えていきたいと思っています。「口育(こういく)」といって、当院の柱の一つである口腔機能の育成は、矯正にも深く関わってきます。患者さんは矯正についてわからないことが多いと思うので、ぜひ無料相談にいらしてください。矯正についての知識や費用を意識してもらうだけで、今後の歯の健康についての考え方が変わってくると思います。

「予防歯科」と「口育」の重要性を地域に浸透させたい

予防歯科に力を入れているそうですね。

稗田彩人院長 さかもと歯科3

口は命の入り口です。ある雑誌に掲載されていたのですが、人生で後悔したことの上位に「歯を大事にしなかったこと」が入るそうです。歯はなくなってみて初めてその大事さがわかります。でも、なくなる前に助けてあげられたら、口の中だけでなく体も元気になっていくかもしれませんよね。歯周病はいろいろな病気と関わっていて、糖尿病や高血圧にもつながりますし、認知症も口と関係しているそうで、口の健康を守ることは全身の健康にもつながっていきます。予防歯科というのは、体の一部としての口の健康を守るということです。歯科医院に毎月行ってもすぐに効果がわからないという方もいらっしゃるのですが、定期的に通うことで虫歯や歯周病の予防ができ、その結果、健康寿命も延びるでしょう。このことをぜひ知っていただきたいです。

お子さんの口腔機能の発達・育成も重視されているとか。

妊娠期間中から歯は大事なのです。お母さんが妊娠するとおなかの中にいる赤ちゃんの歯はもう作られ始めてきます。ですから、お母さんの食事などの生活習慣をはじめ、妊娠中から子どもの歯を守ることが大切です。最近は、口の小さいお子さんが増えてきています。小さい頃から歯科医院になじんで通ってもらえたら、将来的に痛い思いをしないで歯を守っていける可能性が広がりますので、小さなお子さんが通いやすく、一緒にいらっしゃるお母さんの健康もプラスになっていただけるような歯科医院にしたいですね。ベビーカーでも入りやすいようバリアフリーになっていますので、小さなお子さん連れの方もどうぞ安心していらしてください。

インプラント治療も得意分野だと伺いました。

稗田彩人院長 さかもと歯科4

私は大阪歯科大学を卒業してから勤務医を経て、インプラント科の大学院に進みました。当時はインプラントの技術が出始めた頃で、早い段階から実践的に学ばせてもらい経験値を増やすことができました。インプラントという選択肢があることで、患者さんお一人お一人に合った方針を選んでもらえるのは当院の強みですね。わざわざ都心に出なくても、この地域でトータルに治療できることを知っていただきたいですし、そういった認識を地域に根づかせたいです。当院には歯周病の患者さんも多いのですが、歯周病は進行すると歯を残せなくなるケースもありますから、歯がぐらぐらしたり、歯茎が腫れたらすぐにいらしていただきたいです。

めざすのは、患者と一緒にゴールに向かっていく治療

診療で心がけていることは何ですか?

稗田彩人院長 さかもと歯科5

診療中、歯科医師に遠慮されている方は多いのではないでしょうか。患者さんに「痛くないですか?」と聞いたら、その時は「はい大丈夫です」とおっしゃっても、後から聞くと「実はちょっと痛かった」と言われることがあったりします。そういう時、どうか遠慮せずに言ってほしいのです。私自身も患者さんがお話ししやすいように工夫していますが、もし私に言いにくいことがあったらスタッフにお話しください。診療では、専門知識をかみ砕いたわかりやすい説明で納得していただけるように心がけ、検査結果は家に帰って見返してもらえるよう紙にプリントアウトしてお渡ししています。歯科医師と患者さんで同じゴールを見つけ、それを共有し、「一緒にゴールに向かっていきましょう」という姿勢での診療を大切にしていきたいと思います。

院内の設備や、セルフケアグッズにもこだわっているそうですね。

院内には歯科用CTのほか、個室のオペ室を備えています。また、滅菌機器やお口の中に入る水にもこだわっています。日常的に使う歯ブラシや歯磨剤はドラッグストアにも売っていますが、やはりいいものを選んでいただきたいですね。成分が違いますし、患者さんの口の中の状態に合ったものを選んでいただきたいので、セルフケアグッズのアドバイスも行っています。

スタッフの皆さんの笑顔も印象的です。

歯科治療はチームプレーなので、チームが良くなると120%の力が発揮できます。スタッフにも働きやすい環境を整えて、笑顔で誰に対しても感謝しながら働ける職場というのが理想ですね。私がつくった幹にスタッフが枝づけしてくれるような関係を築き続けてきたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

稗田彩人院長 さかもと歯科6

これからは、ご自宅で診察してほしい方も増えると思いますので、当院でも訪問歯科に対応しています。訪問診療でケアしていた患者さんが元気になってこられて、ご家族の方にも喜んでいただけるとうれしくなりますね。治療だけでなく、日頃の口の中の掃除の仕方もアドバイスできますから、ぜひ歯科医院を活用していただきたいと思います。「口で食べる、噛める」ことで脳は活性化しますし、口の健康を守れるとしっかり食べられるので、体力や筋力が維持でき、将来的な転倒防止にもつながります。ですから、歯が痛くないうちに通うことを習慣にしてほしいですし、そのためにも気軽にいらしていただける歯科医院にしたいと心から思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/35万円~、矯正治療/35万円~
※別途調整料やメンテナンス費がかかります。

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