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保田 好秀 院長の独自取材記事

保田矯正歯科

(西宮市/甲子園口駅)

最終更新日:2025/12/11

保田好秀院長 保田矯正歯科 main

甲子園口駅から徒歩5分、静かな住宅街にある「保田矯正歯科」は、1988年の開業以来地域の歯並びと健康を守ることに尽力している。院長の保田好秀先生は大阪大学卒業後、矯正歯科の道を歩み、約20年前から口呼吸によるリスクに着目。「鼻が詰まることも不正咬合の原因の一つ」と考え、上顎拡大を図る矯正を中心とした治療を行っている。落ち着いた雰囲気の院内で、矯正を専門とする歯科医師を含むチーム医療を展開。同院では5歳から60代まで幅広い年齢層が訪れており、機能面など審美面以外にも着目した有用なアプローチを提供している。今回は保田院長に、子どもの将来を見据えた矯正の重要性などについて詳しく聞いた。

(取材日2025年11月21日)

口呼吸などの根本原因にアプローチする矯正

1988年に開業されてから、40年近く診療を続けておられますね。

保田好秀院長 保田矯正歯科1

私の出身地であるこの地域に貢献したいという思いで、今の場所での開業に踏み切りました。この場所で診療を続けられているのは、甲子園口駅から徒歩5分という、便利な立地であり落ち着いた環境が、矯正に通う患者さんにとって理想的だったのもあるでしょうね。大阪などからも患者さんがいらしています。5歳から60代まで幅広い年齢層の患者さんが来られますが、最近は親子で通われる方も多いですね。歴史の長い医院ですが、設備面については光学スキャナー、デジタルエックス線、CTなど先進の機器を導入し、常にアップデートを続けています。常勤の歯科医師3人は全員矯正の専門家で、加えて、歯科衛生士4人、受付2人のチーム体制で診療にあたっています。私以外の若い歯科医師たちも同じコンセプトで診療していますから、誰が診ても同等の治療を提供することができます。

矯正専門のクリニックですが、どういった点に力を入れられているのでしょうか。

私もかつては対症療法的に、歯並びをとにかくきれいにしようと一生懸命でした。なぜこうなったのかを考えたら、もっと矯正の後戻りや患者さんの困り事に合わせて、適切に対応できるのではないかと思い至ったのです。そして、20年前に広島で開業していた先生から「面白い講演会があるから来ないか」と誘われて、そこで今私が注力している上顎拡大装置を用いた矯正に出会いました。実際にこれを行っていく中で、患者さんから矯正後の睡眠の質に関するお声を伺い、歯並びの悪さと睡眠や呼吸には深い関わりがあることに気づいたんです。また、「鼻が詰まることも不正咬合の原因の一つだ」と考えて、診療の際には上顎の状態にも着目するようになりました。

鼻が詰まることがなぜ不正咬合の原因になるのでしょうか。

保田好秀院長 保田矯正歯科2

舌というのは本来は口蓋に軽くタッチしているのですが、口呼吸だとそれより低い位置になってしまいます。そのため、歯列が頬の圧力を受けて狭くなり、歯並びが悪くなるのです。この点は歯の模型を用い、親指で舌を模しながら患者さんにも丁寧に説明します。矯正で天井ごと広げることで口呼吸の改善を図り、その中で舌の位置も自然に改善へとつながります。舌の位置が低いままの患者さんに対しては、MFT(口腔筋機能療法)を専門にしたスタッフが舌のトレーニング方法を丁寧にお教えします。MFTを導入する矯正歯科は多く、これを最初に行うこともありますが、私は口蓋を広げた後のMFTが有用と考えています。鼻呼吸ができない方が無理に舌を上げても苦しくなってしまいますからね。

口呼吸から鼻呼吸へ移行できるようにするための矯正を

口呼吸は子どもの成長や健康にどのような影響を与えるのでしょうか?

保田好秀院長 保田矯正歯科3

以前、5歳のお子さんのお母さんが「夜中にこの子、呼吸が時々止まっているんです」と何げなくおっしゃったことがありました。実はお子さんにも鼻呼吸ができないことによる無呼吸症があるんですよ。また、感情的になりやすいお子さんも、ちゃんと鼻で呼吸ができていないことが原因の場合があります。また、口呼吸の子は食事の際、口で息をしながら咀嚼もしなければいけないので、硬い物をうまく奥歯で咀嚼することができなかったり、嚥下が上手にできなかったりすることが多いんです。寝汗やおねしょも実は関係があって、睡眠時に心臓に負担がかかり、その結果として起こることがあります。他にも集中力や息切れなど、1日に2万回する呼吸ですから、生活のすべてに影響すると考えています。

鼻呼吸に導くために、なぜ矯正の選択肢がいいのでしょうか?

歯並びを整えるために、悪習癖を取るための咬合誘導装置を選ばれるお母さんも多いです。しかし「咬合誘導装置」は、子どもの口に入れることによって、今やっている口呼吸ができなくなります。これで鼻呼吸ができるなら良いのですが、多くはそうではありません。舌の癖を取るためのものですが、鼻が詰まっていることで舌の位置が悪くなっているのであれば、咬合誘導装置だけで呼吸状態を改善するのは難しいでしょう。「期待した効果が得られなかった」というケースも少なくないようです。そのため、鼻呼吸に導くためには矯正で拡大を図るという選択肢を持ってほしいと思います。また、マウスピース型装置を用いた矯正にも利点がある一方で、対応できる範囲には限界があります。本質的な原因を取り除く治療が重要なんです。

鼻呼吸の改善もめざせる上顎拡大矯正とは、どのような治療法なのですか?

保田好秀院長 保田矯正歯科4

子どもの歯並びが悪い主な原因は狭い顎にあります。そこで、その狭い顎に力をかけて拡大を図るのです。上顎の正中口蓋縫合というつなぎ目を離断するぐらいの大きい力が必要で、専用の装置を使用します。すごく痛いのではないかと不安になられる患者さんもいるのですが、骨自身には痛みを感じる神経がないので痛くありません。年齢的には、一番小さいお子さんだと5歳くらいから始めることができますので安心していただきたいです。以前は装置の関係で12歳から15歳ぐらいが限界だったのですが、装置の進歩によって年齢の上限が大きく広がりました。論文もたくさんある、エビデンスのある治療法なんですよ。

培ってきた経験と先進技術で患者の将来に貢献

他にどのようなことを患者さんに提供しているのでしょうか。

保田好秀院長 保田矯正歯科5

矯正は骨を壊して新しく作って、壊して作ってを繰り返すようなものです。歯周病がある状態で矯正をすると壊す側面が大きくなってしまうので、せっかく歯並びがきれいになっても、歯がぐらついていては話になりません。そのため必要があれば歯周病の初期治療を行っています。矯正は究極の歯周病予防でもあるのです。来院の都度、歯のクリーニングも丁寧に行っております。それには4人の歯科衛生士が力を発揮してくれています。またアンカースクリューというチタン製の釘を骨にねじ込んで矯正を行う方法も導入しています。ヘッドギアを用いる症例でも使うことができ、患者さんの負担が随分減ったと思います。

子どもの矯正治療において、早期に始めることの重要性について改めてお聞かせください。

お子さんが口呼吸のまま成長するとデメリットが大きいと言って差し支えないでしょう。一般的な成長曲線があったとして、口呼吸の子の成長は低空飛行のままになってしまう可能性もあり得るのです。どこかで介入してあげたら本来の線に戻れるかもしれませんが、介入が遅れると低空飛行のままになってしまうリスクもあるでしょう。実際、悪い状態を放置したまま大きくなった20代の患者さんが「薬も飲めない」とおっしゃっていました。正しい嚥下ができないまま大きくなってしまったんです。私たちの目を通してどこが悪いかを知っていただくことが大切です。治療をする、しないはご家庭の価値観によりますが、お子さんのためにも、口呼吸から鼻呼吸へ移行することの重要性をご理解いただければと思っています。

地域の方々へメッセージをお願いします。

保田好秀院長 保田矯正歯科6

決して大げさではなく、「口呼吸でいるといろんなリスクがある」というのが私の考えです。呼吸の大切さを多くの方に知ってほしいですね。「鼻は詰まっていませんか?」とよく患者さんに聞いていますが、それは鼻呼吸を重視しているからです。普段鼻呼吸ができている人でも、季節柄、鼻がグズグズし始める時期には鼻うがいをお勧めしています。当院は電話予約もウェブ予約もできますので、気楽にご相談ください。ご相談は無料です。鼻呼吸の重要性を伝える矯正歯科はまだ少ないかもしれませんが、当院では矯正専門の歯科医師が最後まで責任を持って、患者さん一人ひとりに合った治療を提供していきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

I期治療/33万~44万円、II期治療(I期治療の引き続きで行う場合)/49万5000~60万5000円(すべて上顎拡大装置を用いた矯正、アンカースクリューを用いた矯正の価格を含む)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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