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福永 慎 理事長の独自取材記事

福永内科神経科医院

(宮崎市/加納駅)

最終更新日:2025/11/28

福永慎理事長 福永内科神経科医院 main

JR日豊本線・加納駅から車で4分のところにある「福永内科神経科医院」。精神科・心療内科領域を診察していた同院。2023年4月から、現在は理事長を務める福永慎先生が加わり、一般内科、腎臓内科、糖尿病内科まで診療の幅を広げた。風邪から生活習慣病まで、内科全般の診療を行っている。1988年に父である福永洋光(ひろみつ)院長が神経科医院として開院し、長きにわたり地域医療を支えてきた同院。「生まれ育った地に自分の知識や経験を還元したいんです」と慎理事長は力を込め、さらなる診療の充実をめざしている。運動やゴルフが趣味だという慎理事長。自身が運動を習慣化しているように、生活習慣病患者の習慣改善にも二人三脚で取り組んでいる。穏やかな口調で話し、聞き上手な慎理事長に、同院の特徴や今後の展望を聞いた。

(取材日2025年10月9日)

医師である父の背中を見て、内科医の道へ進む

開院からの経緯と最近の患者層について教えてください。

福永慎理事長 福永内科神経科医院1

父が1988年に開院したのが始まりですね。ずっとこの地域に住んでいたのもあって、近くて良い土地ということで決めたのだと思います。父は精神科をずっとやってきていて、私は2年半前に戻ってきて内科を開業しました。来られる患者さんは、内科はご高齢の方が多いです。精神科は結構、幅広いんですけどね。近くに大学の寮があるので、風邪をひいてしまった学生さんが来たりもします。

医師をめざしたきっかけを教えてください。

やはり父が医師だったことが大きいですね。小さい頃からずっと、父の姿を見てきたので、「自分も医者になるのかな」という感覚が自然にありました。漠然と「お医者さんになれたらいいな」という気持ちでしたね。大きな目標があったわけではないですが、今となっては医師になって本当に良かったと思っています。父は精神科を専門にしているのですが、僕は同じ科を選ぶつもりはあまりなかったですね。もともと内科系に興味があって、研修医の頃に内科の先生方を見て「かっこいいな」と感じたのがきっかけです。特に腎臓や糖尿病を診ている先生方は知識がとても豊富で、シンプルに「頭がいいな」「すごいな」と感じたんです。そういう姿に憧れて、自分も内科に進もうと思うようになりました。

大学時代や勤務医時代で印象に残ったエピソードなどありますか?

福永慎理事長 福永内科神経科医院2

宮崎江南病院で2013年から2016年頃まで、内科の勤務医として働いていたのですが、その時の上司が本当に優秀な先生で、今でも尊敬しています。内科的な診療はもちろん、シャントなどの手術もこなす先生で、さまざまなことを知っていて、さまざまなことができるような方でした。実際、先生の言うとおりに治療することで良い経験を積むことができ、「すごい先生だな」と純粋に思っていました。その先生のもとでいろいろと教えていただいたことが、今の自分のベースになっています。治療の考え方や姿勢など、臨床の基礎は間違いなくそこで培われました。当時からシャントの治療も多く担当しており、今でも江南病院に行ってシャント治療に携わることもあります。

腎臓・糖尿病を専門に生活習慣病全般を診る

宮崎に帰って来られたきっかけを教えてください。

福永慎理事長 福永内科神経科医院3

勤務医として、いくつかの医療機関を渡り歩きながら経験を積んできました。ただ、ある時「勤務医としてやるべきことはある程度やりきったかな」と感じるようになり、次のステップとして、違う形で医療に関わりたいと思うようになったんです。医師として次にできることを考えた時に、開業という選択肢が自然に浮かんで。実家があるので、「内科としてここで開業してみよう」と決意しました。もう一つ大きかったのは、地域医療に貢献したいという気持ちです。一度地元に戻って、自分がこれまで培ってきた知識や技術を地域に還元できたら、という思いがありました。特に宮崎は、腎臓内科の医師が少ない地域なんです。腎臓を専門的に診る開業医も多くないので、そういった意味でも需要は確実にあると感じましたし、少しでも地域の役に立てればという思いで開業を決めました。

慎理事長が入るにあたって院内で変えたところはありますか?

設備やシステム面は、できる限り時代に合わせてアップデートを行いました。内科では電子カルテを導入し、エックス線撮影装置もデジタル化。心電図やABIなどの検査機器も新しくしています。今後はウェブ予約システムの導入なども検討していますが、そこは少し難しい面もあります。というのも、当院は内科と精神科が併設されており、両方の診療バランスを取る必要があるからです。特に精神科に関しては、予約制ではないという点に実は大きな需要があるんですよね。今、多くの精神科クリニックは予約制で、初診まで何ヵ月も待たなければならないこともあります。でも、「今つらい」「今診てほしい」という方にとって、半年後の予約では意味がないんですよ。当院ではそうした方々が「すぐに相談できる場所」であることを大事にしているので、今後診療の形を模索しながら、患者さんにとって一番良い形を探していきたいと思っています。

内科に来る患者さんの主訴はどのようなものでしょう?

福永慎理事長 福永内科神経科医院4

健康診断などで「クレアチニンが高い、eGFRが低いなど、腎機能が悪い」と指摘された方や、「血糖値や血圧が高い」という方が多く受診されます。また、最近は睡眠時無呼吸症候群の相談も増えています。いびきや日中の眠気といった症状で来られる方も多く、検査・治療を行っています。肥満や糖尿病、高血圧症、脂質異常症など、いわゆる生活習慣病全般に関連する疾患を幅広く診ていますが、中でも腎臓と糖尿病が専門領域ですね。これからの時代は開業医もより専門性を持って診療する時代になっていくと感じています。特にこの地域では、まだ腎臓を専門とする医師が少ないのが現状です。一方で、健康診断の結果で腎機能の異常を指摘される方は多く、「どこに相談すればいいかわからない」という声もよく耳にします。そうした方々に、専門的な視点から適切な診療や生活指導を行うことが、自分の役割だと思っています。

患者と二人三脚で生活習慣を見直し習慣化する

診察の際に心がけていることを教えてください。

福永慎理事長 福永内科神経科医院5

やっぱり会話ですね。患者さんの目を見ながら、今困っていることは何か、どの部分がきついのか、いつからそのような症状なのか等々、しっかりいろいろな話を聞くことを大事にしています。僕は患者さんと「二人三脚」といった気持ちで治療にあたっています。例えば生活習慣病の患者さんだったら、定期的な受診をしていただき、検査を行い、その結果を見ながら良い結果になってきたら一緒に喜び、あまり結果が思わしくない時にはさらに話し込み、治療法や生活改善の指導を行います。患者さんの結果が良くなってくれたら、本当にうれしいことです。病気はさまざまありますが、常にその姿勢であたっています。体のことで悩んでいる、不安に思っている、そのような時には何でも相談してください。必要な検査や治療を行い、定期的にフォローし習慣化するまで伴走しますよ。

診療していてうれしい瞬間はどんなときですか?

外来で患者さんと一緒に取り組んでいく中で、意識がどんどん変わって、体重や採血の数値が変化していくのを見ることができたら、こっちもうれしくなりますね。それがやっていて楽しいところです。僕の所に来る患者さんには血圧手帳を渡して、家での血圧を記録してもらっています。外来では体重を測ったり、定期的に採血を行ったりしています。そうやって変化を追いかけるのが僕自身も楽しみですね。患者さんの意識の変化や頑張りを一緒に確認できるのがやりがいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

福永慎理事長 福永内科神経科医院6

そうですね、ちょっとしたことでも構いません。健康診断で何か指摘されたことや、ご自身で気になっていること、質問したいことがあれば、まず気軽に相談に来てほしいですね。来てもらったら、通院が必要か、お薬が必要か、必要な検査は何かなどを判断します。健康診断を受けてそのままでいいのか、かかりつけ医をつくって通院したほうがいいのかも含めて、専門家としての意見をしっかりお伝えします。今は動画サイトなどでも情報が多く、逆に混乱してしまったり、うのみにして危険なことになるケースもあります。だからこそ、専門知識を持つ医師に相談して情報を整理することが大事だと思います。

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