太田 剛 院長、太田 昌成 副院長の独自取材記事
太田整形外科クリニック
(福岡市早良区/藤崎駅)
最終更新日:2026/03/13
福岡市早良区の地で28年にわたり、地域の医療を支え続ける「太田整形外科クリニック」。腰痛や首・肩・膝の痛み、ケガなどの一般整形外科やリウマチ治療に加え、リハビリテーションやデイケアなど診療の先の機能改善や維持まで幅広くカバーするクリニックだ。また、太田剛院長は小児整形外科の経験もあり、子どものケガやリハビリについても地域の頼れる存在となっている。患者の年齢層も生後数ヵ月から90代後半までと幅広い。「お待たせすることもありますが、患者さん一人ひとりに時間をかけた、丁寧な診察を心がけていきたい」と語る剛院長とその息子で、リウマチ治療や外科手術の経験が豊富な太田昌成副院長に、クリニックの特徴や診療の方針、治療への思いについて詳しく話を聞いた。
(取材日2026年3月9日)
より幅広い症状に対応できる2人体制のクリニックに
クリニックの特徴や強みを教えてください。

【剛院長】当クリニックは、関節や骨の病気、ケガ、腰痛などの神経痛、リウマチなどの診療を行っている整形外科です。中でも私は勤務医時代に小児整形を長年診療していたため、その経験をもとにお子さんの治療にあたれる点が強みだと思っています。そのため夕方になると学校終わりのお子さんがたくさん来られて、院内の風景が小児科のようになることもあります。もちろん一日を通して成人の方や高齢の方もお見えになります。エックス線や骨密度検査、血液検査、MRI等を使って適切に診断を行い、お薬やリハビリテーション、注射や神経ブロック等で症状の改善をめざした治療を行います。またそのような治療で対処できない患者さんは、近隣に九州大学整形外科関連の総合病院がたくさんありますので、そちらをご紹介し治療をお願いすることもできます。
院長と息子さんである副院長の2人体制で診療しているそうですね。
【剛院長】私が以前、腰や首を傷めたことが原因で、最近は患者さんをテンポ良く診ることができず、お待たせすることが多いと感じていました。そこで、3年前に副院長に戻ってきてもらいました。2人体制になることで患者さんをできるだけお待たせせず、より幅広い症状に対応できるようになればと思っています。副院長が入ってくれて非常に心強いし、安心してすべてを任せられるという信頼が大きいです。
【昌成副院長】以前は近くの総合病院で関節外科やリウマチを主に診ており、手術をする機会が多かったんです。今はクリニックでの、お薬やリハビリなど保存医療がメインになっていて、以前とは方向性の違う医療を行っています。そんな中で、これまでの経験を生かしながらかかりつけ医の役割を果たすべく、自分のやるべきことに邁進していきたいです。
副院長の目標を教えていただけますでしょうか。

【昌成副院長】戻って3年になりますが、クリニックでの診療と病院で勤務医としての診療とではかなり違うため、最初は戸惑いました。勤務医は環境的に先進の治療や、トレンドなどに触れる機会が街のクリニックの先生方より多い部分があります。そういう新しい治療、今まであまりやってなかった分野の治療をこのクリニックに持ってくることができればと思い、今も努力しています。最新の情報や新しい治療法の知識を持って患者さんに治療・改善案を提案できる、より皆さんのニーズに応えられるクリニックにしていきたいです。また今以上に新しい知識の吸収に努めていきたいとも思っています。
触診と検査の両輪で診断精度の向上を
大切にしている触診について詳しく教えてください。

【剛院長】私の恩師が触診を大事にするスタイルだったので、その思いを受け継いだ形となります。昔は今みたいに画像診断が発達していなかったんですよ。だから基本は患者さんに触って、ある程度痛みの原因を推測して、エックス線を撮って診断するといった形でした。今は検査設備が整っていますが「どこが、どの程度痛む」など触診でしかわからない情報って結構多いんです。それに触診に合わせて画像診断、MRI検査の情報が加わると、診断の精度がより高くなると考えています。治療方針も明確に見えてくるので、今後もクリニックで治療を続けられるのか、総合病院で手術を考えたほうがいいのか、薬と注射で治療を進めていけるのかなど、選択肢を絞っていく過程で触診は欠かせないと思っています。患者さんに少々お待ちいただくことがあっても、痛みや悩みの改善を図るため、また治療精度向上のためには、このスタイルは変えてはいけない部分だと思っています。
副院長が治療で大切にしていることはありますか?
【昌成副院長】院長同様に私も触診は大切にしていますね。もう一つはやはり患者さんが何を希望されているか、それに合わせて、治療法を選択し進めていく部分が一番重要かと思います。患者さんの多くがどこかが痛み、受診されている方なので、痛みを取ることがゴールになってきます。しかし、同じゴールでも方法は人によって千差万別。例えば現在ケガをしていて、できるだけ早くスポーツに復帰したい人もいれば、日常の家事仕事での動作の痛みが強いので、その痛みを取りたい人など年齢、性別、その方の社会的な状況によって見極めないといけません。お薬やリハビリも人によって好みがあるので、体にベストな治療法を提案するだけでなく、患者さんのお話を伺い、その方に合った治療を見つけて提供していきたいです。
今後、どのようなクリニックにしていきたいですか?

【剛院長】今よりももっと幅広い年代の方たちの痛みや症状を解消できたらいいなと思います。やはり私の得意な分野と副院長の得意な分野は多少違うので、その部分をうまく補い合いながらですね。医師って基本的に一生勉強なんですよ。「こういう症状もあるんだな」と患者さんを診て気づかされることが結構あるんですね。だから私は彼からも新しい知識を学びつつ、私が知っていることは彼に伝えつつやっていければなと思います。それと当院は触診にこだわっている部分があり、待ち時間が長く患者さんにご迷惑をおかけしていることがあります。2人で診るようになり、待ち時間を減らしていければ良いなとも思いますね。患者さんにとってさらに有益なクリニックにしていきたいです。
患者の負担を減らすために続けている取り組み
オープン型MRIの設備を導入した理由を教えてください。

【剛院長】MRIの機材を置くには広いスペースが必要なので、たまたま院内の改装のタイミングが合ったため導入しました。建築士さんにそれ用のスペースを作ってもらったんです。MRIはエックス線では見えない部分も見やすいので、一見判別できない複雑な部分の骨折、靭帯が切れていないか、軟骨の傷の有無などの確認にも有用で、私たちにとっても患者さんにとても重要な機材と捉えています。外傷の急ぎの方がいらした際にも、その場で検査し、スピーディーに治療にあたれるのは患者さんの負担を減らすことにつながると思います。当院のMRIは、オープン型で閉塞感が苦手な患者さんも検査しやすいものとなっております。気になる方はお気軽にお問い合わせいただければと思います。
デイケアを始められたきっかけなどはありますか?
【剛院長】以前はクリニックの診療のみでしたが、年齢を重ねると「動くのが大変」「病院に行くのが苦しい」と外出できなくなるケースもあるのではないかと考えるようになったんです。そういう方たちのためにデイケアを始めようと思いました。送迎もしているので、通院の負担をかけず、機能回復・機能維持に取り組んでもらいやすいかなと思っています。デイケアを担当している理学療法士とは、利用者さんの状態を常に共有し、医師との連携もしっかりできているので安心して通っていただきたいです。
読者へメッセージをお願いいたします。

【剛院長】来ていただいた方に、楽になり喜んで帰っていただきたいと思っています。そのためにできることを、副院長が入ることでさらに広げていければと思っております。また、最近は一人で診療していて患者さんに働き詰めで体調を心配されることもあったので、今後は大丈夫ですのでご安心ください!ということをお伝えしたいです。
【昌成副院長】勤務医と開業医のどちらも知る立場として、今後かかりつけ医として地域の方々に密着した診療に従事していきます。皆さんの暮らしに寄り添った治療を提供できるよう、精一杯治療にあたりますので、痛みを抱えている方やお悩みがある方は、お気軽にご相談いただければ幸いです。

