全国のドクター13,884人の想いを取材
クリニック・病院 156,797件の情報を掲載(2025年7月10日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 福岡県
  3. 福岡市中央区
  4. 西鉄福岡(天神)駅
  5. 押領司内科クリニック
  6. 毎年受けて健康管理の指針に生活習慣の道しるべとなる健康診断

毎年受けて健康管理の指針に
生活習慣の道しるべとなる健康診断

押領司内科クリニック

(福岡市中央区/西鉄福岡(天神)駅)

最終更新日:2025/07/07

押領司内科クリニック 毎年受けて健康管理の指針に 生活習慣の道しるべとなる健康診断 押領司内科クリニック 毎年受けて健康管理の指針に 生活習慣の道しるべとなる健康診断
  • 保険診療

健康診断にはさまざまな種類がある。例えば事業者に義務づけられている一般健康診断。これには職場で定期的に実施される定期健診、就職の際に行う雇用時健診などが含まれる。他にも福岡市では、40歳から74歳の国民健康保険加入者とした「よかドック」などを実施していると、長年健康診断を担ってきた「押領司(おうりょうじ)内科クリニック」の押領司行人(ゆきと)院長は教えてくれた。健康診断を通じて生活習慣病予備軍や、すでに糖尿病や高血圧の状態であるといった指摘を受ける人が後を絶たない。症状がない疾患も多いだけに、「結果が悪くなくても検査結果を生活における指針にしてほしい」と力を込める。そこで今回、健康診断で行う検査の内容や、再検査を放置した場合のリスクなどについて詳しく聞いた。

(取材日2025年6月12日)

日々の生活習慣を見直す指標にもなる健康診断、病気の早期発見・予防や健康寿命延伸に生かしてほしい

Q健康診断を受ける目的は何でしょうか?
A
押領司内科クリニック 健康診断は病気の早期発見や健康維持のために重要

▲健康診断は病気の早期発見や健康維持のために重要

一言でいうと現在の健康状態を調べること。自覚症状のない病気もありますので、病気の早期発見や予防につなげることが健康診断の大きな目的です。一昔前は結核の方も多かったので、エックス線検査が重視されていましたが、今は健康診断で結核が見つかる方はほとんどおらず、高血圧、糖尿病、高脂血症といった生活習慣病の方が多数。そういった疾患を早期発見し、生活習慣病予備軍の方も含め、改善に向け支えていくのが私たちの役目です。開業してから約40年、さまざまな疾患の中でも特に高血圧、糖尿病、腎臓病を専門にしてまいりましたので、生活習慣の改善や服薬の必要性などしっかり見極めながら適したサポートを行っております。

Q健康診断にはいくつも種類があると伺いました。
A
押領司内科クリニック 年齢や加入している保険の種類で健康診断の種類も変わる

▲年齢や加入している保険の種類で健康診断の種類も変わる

ええ、会社にお勤めの方は毎年受けられているのでご存じだと思いますが、事業者に実施が義務づけられている一般健診。これには職場で定期的に実施している定期健診と、就職の際に受ける雇入れ時健診、そして特定の業務に就いている人への特定業務従事者健診があります。また、職場で健康診断を受ける機会がない国民健康保険および後期高齢者医療保険に加入している人は、各市区町村や後期高齢者医療広域連合が行う健康診断を任意で毎年1回受けることができます。このように、健康診断はさまざまな種類がありますので、うまく利用して病気の早期発見や予防、また日頃の生活習慣の見直しなどを行うきっかけにしていただきたいですね。

Q一般的な健康診断の内容を教えてください。
A
押領司内科クリニック 健康診断は年齢に応じた検査を行う

▲健康診断は年齢に応じた検査を行う

まず既往歴、業務歴の問診、自覚症状と他覚症状の有無を確認。その後、身長・体重・視力・腹囲・聴力の検査を実施します。次に胸部エックス線検査・喀痰検査・血圧測定・貧血検査・肝機能検査・血中脂質検査・血糖検査・尿検査・心電図検査というのが一般健診の内容となります。また当院は、国民健康保険に加入している40歳から74歳の人を対象とした福岡市の「よかドック」も対応可能。検査項目は身体測定・血圧検査・尿検査・血液検査・心電図検査です。大腸がんの早期発見のために、便潜血もぜひ受けていただきたい検査の一つ。まずは健診に関心を持つことが大事だと思います。

Q健康診断を受けるにあたり注意点などはありますか?
A
押領司内科クリニック 健康診断前日は食事制限と睡眠時間確保に気をつける

▲健康診断前日は食事制限と睡眠時間確保に気をつける

前日の食事制限と当日の絶食ですね。食事は血液検査の空腹時血糖値や中性脂肪などの値に影響を与えやすいため要注意。正確な数値を測定するためには前日の禁酒や食事制限を守っていただく必要があります。事前にしっかりご説明いたしますが、できるだけ消化の良い食事を心がけてください。脂肪分の多い食べ物は消化に時間がかかって検査に影響する可能性がありますので、避けるほうが良いでしょう。それからしっかり睡眠を取っていただくこと。寝不足の場合、尿検査や血液検査の結果に影響が出ることがありますので、睡眠時間を確保しましょう。また、日頃から服用しているお薬などがある場合は、事前にお伝えいただくようお願いしております。

Q再検査や検査結果を放置するリスクについて教えてください。
A
押領司内科クリニック 再検査を放置すると病気が進行するリスクがある

▲再検査を放置すると病気が進行するリスクがある

忙しくて時間がない、病気が見つかるのが怖いといった理由で再検査を受けられない方もいらっしゃるかもしれません。しかし、再検査というのは本当に異常か否かを調べるための検査。必ずしも病気とは限りません。一度受けたことがある方は「以前再検査を受けて異常なしだったから今回も問題ないだろう」と思いがち。それが怖いのです。以前大丈夫だったから今回もそうとは限りませんからね。万が一病気であっても、早期であれば対策もしやすいですし、体への負担も少なくて済みます。だからこそ、再検査を放置しないでいただきたいなと思います。検査結果で再検査や精密検査の項目があれば、先延ばしにせず早急に受診されてください。

ドクターからのメッセージ

押領司 行人院長

一般健診には多くの検査項目がありますが、血液・血圧・尿・心電図だけでも実に多くのことがわかります。希望される方には便潜血検査も実施。こちらも大腸がんの早期発見に向け、ぜひ受けていただきたいなと思います。健診結果で再検査の通知がなくても、生活習慣病予備軍の方は多くいらっしゃいますので、健康診断での数値を目安にご自身の生活習慣を見直していただけたらと思います。あと少しで正常値を超える方も少なくありません。その時に「ギリギリ正常で良かった」と思うか、「これは生活を見直さなければ」と思うかでその後の健康寿命が変わってきます。日々の健康管理のためにも、その指標となる毎年健康診断を受けましょう。

Access