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治療や服薬の必要性を理解してもらい
前向きになってもらう診療を

引野口循環器クリニック

(北九州市八幡西区/穴生駅)

最終更新日:2025/12/05

引野口循環器クリニック 治療や服薬の必要性を理解してもらい 前向きになってもらう診療を 引野口循環器クリニック 治療や服薬の必要性を理解してもらい 前向きになってもらう診療を
  • 保険診療

地域密着型のかかりつけ医として患者に寄り添う診療を続けている「引野口循環器クリニック」。穴井堅能(けんのう)院長の息子である副院長の穴井玲央先生が、週に2回の診療を行うようになって約1年半が経過した。院長と同じく循環器を専門とし、大学病院では狭心症や心筋梗塞など循環器疾患のカテーテル治療に携わってきたという。副院長になってからは診療と合わせて電子カルテやAI搭載のエックス線撮影装置を導入。患者にわかりやすい医療の提供もめざし、「患者さん一人ひとりに対して、なぜ治療が必要なのか、なぜ薬を飲まないといけないのか、しっかりとお話ししていきたい」と語る。穏やかながらも厳正な一面を見せる玲央先生に、これまでの経歴やクリニックでの診療について詳しく話を聞いた。

(取材日2025年11月7日)

大学病院での経験を生かし、術後のフォローや病気の管理に尽力

Qまずは、先生のこれまでのご経歴をお聞かせください。
A
引野口循環器クリニック 循環器を専門とする穴井玲央先生

▲循環器を専門とする穴井玲央先生

祖父の代から医師家系で、その背中を近くで見てきたので自然と医療の道を選びました。また祖母が病気になった時に治療してもらったことが印象深く、「こんな医師になりたい」と思ったことも大きく影響しています。修猷館高校を卒業後は産業医科大学に進学し、小倉記念病院、九州労災病院、産業医科大学病院などで勤務。JR東海で働く人たちの健康管理をしていた経験もあります。2024年4月からは八幡西区にある萩原中央病院に勤務しながら、父のクリニックを週2回手伝うようになりました。循環器内科でカテーテル治療などに携わってきたので、治療後のフォローや原因となる生活習慣病の管理などの診療に関われることに魅力を感じています。

Q専門は心筋梗塞などの循環器疾患だそうですね。
A
引野口循環器クリニック 少しの違和感の陰に重大な疾患が隠れていることもある

▲少しの違和感の陰に重大な疾患が隠れていることもある

心筋梗塞や狭心症、心不全、不整脈といった病気の診療に取り組んできました。循環器内科だけではなく救急科でも勤務した経験があるのですが、大学病院を受診される方は基本急患ですから急性期の治療がメイン。時間にゆとりがあるとはいえない期間だったかもしれませんね。とはいえ多くの経験を積ませていただき、日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医の資格を取得。また、カテーテル治療についても専門的に学び、現在は高血圧症についてさらに学びを深めています。高血圧症の治療は循環器内科の領域ですし、近いうちに始まる新しい治療を導入するためにも頑張っているところです。

Qクリニックの診療で心がけていることを教えてください。
A
引野口循環器クリニック 慢性疾患においては、継続通院をすることが重要となる

▲慢性疾患においては、継続通院をすることが重要となる

大学病院時代には、循環器疾患で痛い思いをしたにもかかわらず退院後に喫煙をしてしまったり、薬を飲むのをやめてしまったりなど、管理が甘くなり状態が悪くなって病院に戻ってきてしまう患者さんたちを見てきました。クリニックでは生活習慣病の患者さんも多いのですが、喉元過ぎれば熱さを忘れるといいますが、治療の必要性を理解していないケースが少なくありません。だからこそ患者さん一人ひとりに、なぜ治療が必要なのか、なぜ薬を飲まないといけないのかをしっかりとお話しするように努めています。治療を放置したことによる心筋梗塞や心不全のリスクも含めて説明すれば、治療に前向きになってくれる方も多いですからね。

Q今後クリニックで取り組んでいきたいことはありますか?
A
引野口循環器クリニック 患者との会話の中から症状を把握していく診察室

▲患者との会話の中から症状を把握していく診察室

これまでは紙のカルテだったので、患者さんに検査結果や画像をお見せするのに時間がかかっていたんです。そこで少しずつ電子カルテに差し替えて効率化を図っているところです。また、AI診断補助機能を備えたエックス線撮影装置も導入し、今後は患者さんにわかりやすく説明できる診療になっていくのではないかと期待しています。診療においてはもともと狭心症や心筋梗塞が専門ですから、症状改善が期待される薬物療法についてもお応えできるようにしたいですね。あとは循環器疾患の早期発見でしょうか。心電図では異常が見られないことも多いので、症状やリスクファクターなどから総合的に診断し、病気の早期治療につなげていきたいと思います。

Qどういった症状の時に受診すれば良いのでしょうか?
A
引野口循環器クリニック 患者の生活背景も考慮し、診察を行っている

▲患者の生活背景も考慮し、診察を行っている

わかりやすいのは、受診のきっかけとして最も多い動悸。胸が苦しい、痛い、息切れがあるといった時は循環器内科を受診したほうが良いでしょう。また、健康診断で心雑音の異常が指摘された際の精密検査はもちろん、高血圧症や脂質異常症といった生活習慣病も循環器の専門領域です。あとは閉塞性動脈硬化症。これは足がだるくなったり、足の血管が詰まったりする病気です。心不全が疑われるような足のむくみなどで受診される方も多いですね。循環器内科は心臓や血管の病気を治療する診療科です。生活習慣病などの慢性疾患もありますが、中には心筋梗塞や狭心症などの命に関わる病気がありますので、胸の症状があれば早めのご相談をお勧めします。

ドクターからのメッセージ

穴井 玲央副院長

長年大学病院で勤務していましたから、同門の先輩・後輩の医師は多く、緊急時にもすぐに紹介できるというのは当院の強みです。カテーテル治療が必要な際も、私が勤務している萩原中央病院で手術をし、こちらで術後のフォローを行うことも可能なので、安心して受診いただけるのではないでしょうか。最近は24時間血圧計を導入し、家庭血圧を測定するもう一歩進んだ高血圧症の治療にも取り組んでいきたいと考えています。血圧が気になるという方はもちろん、コレステロールの値が高いという相談でも構いませんし、薬を飲むことのメリットやデメリットについて知りたいという質問でも問題ありませんので、気軽に受診いただけるとうれしいですね。

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