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松岡 元法 院長の独自取材記事

松岡整形外科医院

(四国中央市/川之江駅)

最終更新日:2021/10/12

松岡元法院長 松岡整形外科医院 main

四国中央市川之江町。国道11号線と192号線との交差点近くに立つ「松岡整形外科医院」は来年で開業50年。地域の整形外科のかかりつけ医として、多くの患者を診てきた。理学療法士、作業療法士も複数在籍し、リハビリテーションにも力を入れる。 5年前に新しく建てた医院はとても広くて明るく、どこもゆったりとスペースが取られたリラックスできる空間となっており、駐車場も20台分を備えている。同町生まれの松岡元法院長は父を継ぐかたちで2009年に就任。アウトドア派で気さくな雰囲気を持つ一方、丁寧な言葉遣いが印象的だ。そんな松岡院長に、クリニックの特徴や今後の展望などについて詳しく聞いた。

(取材日2020年11月18日)

整形外科のかかりつけ医として、リハビリにも注力

クリニックの外も中も、とても広々としていますね。

松岡元法院長 松岡整形外科医院1

ここは5年前に建てたのですが、土地を目いっぱい活用して、できるだけスペースを広く大きくとるようにしました。当院はもともと私の父が1971年に開業しました。来年でちょうど50年になりますから、私より年季が入っていますね(笑)。私は名古屋の藤田医科大学、大学院で学び、大学の付属病院や関連病院に勤務した後、地域に根差したリハビリテーションを勉強したいと思い、名古屋市内のリハビリ専門病院に2年勤めました。さまざまな医療機関で幅広い経験を積み、10年たったのを機に愛媛に戻り、四国中央病院で約2年勤めた後、2009年に父から引き継ぐかたちで当院の院長を務めています。

診療方針についてお聞かせください。

整形外科分野のかかりつけ医として、地域に貢献すること。よくある病気をしっかり診て、手術を含め当院で対応できないところは適切な病院を紹介する、それが役割だと思っています。私が勤務していた四国中央病院をご紹介するケースが一番多く、四国中央市のHITO病院や松山市内の病院や、愛媛大学、香川大学の付属病院など、患者さんのご希望を伺いながら適切な病院をご紹介しています。また当院は、理学療法士、作業療法士も複数在籍し、リハビリテーションにも力を入れています。通院できない患者さんのご要望に応え、往診にも対応しています。今後は医療だけでなく介護分野についてもサポート体制を整えていきたいと思っているところです。

リハビリ室も、とても広くて明るいですね。

松岡元法院長 松岡整形外科医院2

昔から勤めるスタッフにも「広くして」と言われていたので(笑)、以前よりだいぶ機能的になったと思います。利用する人たちの安全性を考慮して段差をなくしたのですが、掃除もしやすくなってより衛生的になりました。リハビリ室は予約制なので、お待たせすることはありません。リハビリテーションは、常勤非常勤含め、理学療法士は5人、作業療法士2人のスタッフ体制です。総合病院で手術された方などの術後のリハビリテーションを当院で受け入れすることもありますが、スキルの高いスタッフがそろっているので、私も信頼し、安心して任せることができます。スポーツのケガや故障に詳しい者もおり、部活動でケガをしたお子さんのリハビリテーションにも対応しています。

スタッフ間で密に情報を共有し、チーム医療を推進

先生が力を入れている治療や、患者さんと接する時に大切にしていることなどを教えてください。

松岡元法院長 松岡整形外科医院3

治療では、超音波(エコー)検査装置を使った関節の注射に積極的に取り組んでいます。整形外科では、検査に用いることが多いエコーを、関節に注射をする時など治療にも活用しています。関節注射というのはこれまで、医師の経験を頼りに打つというのが一般的でしたが、痛みを伴うものなので、できるだけ効率的かつ正確に注射できるよう、エコーの画面を見ながら的確な場所に薬が入るように注意を払っています。また、患者さんと接する時は、なるべく専門用語を使わずにわかりやすい言葉で、模型を使うなどして丁寧に説明することを心がけています。

患者層や主訴について伺います。

患者さんは地域の方が中心ですが、お隣の香川県や徳島県の三好市など、遠方からみえる方もいます。主訴としては、一般の整形外科と同様、腰・膝・首の痛みや不具合が中心で、中でも一番多いのは腰痛です。年代はやはり60代以上、高齢の方が多いですね。院内はバリアフリーで車いすも用意し、安心してお越しいただける環境を整えています。私の父は今も現役で診療にあたっているので、長年通っている方は、父に診てもらいたいという方も多いです。父は、休日は毎週ゴルフに行っているくらいで、私より元気かもしれません(笑)。

リハビリをはじめ、多くのスタッフとの連携について工夫されていることはありますか?

松岡元法院長 松岡整形外科医院4

スタッフとは、毎朝のミーティングで情報を共有するようにしています。新しい患者さんが来院する日は、特に時間をかけるときもあります。また私が一方的に話すのではなく、意見や相談したいことなどを皆に話し、認識を共有する場でもあります。患者さんのカルテはチーム医療で大切な情報の共有化のためにも、リハビリの方も含めすべて電子カルテで管理しています。

先生がやりがいを感じるのはどんな時ですか?

医師として患者さんを治療し、患者さんの力になれることがやりがいであり喜びですね。当院は何か特殊な治療をしているわけでもありませんし、手術も行っていないので、私の力で劇的に良くして差し上げることはできないかもしれません。それでも医師、リハビリスタッフで治療やリハビリに取り組み、患者さんの生活の質を少しでも上げられたら、とてもうれしいですし、やりがいを感じます。手術は大きな病院に任せて、その必要はまだないという状態の方を治療し、サポートしていくことが、私たちの町の整形外科クリニックの使命だと思っています。

整形外科医院として介護関連でも体制を整え地域貢献を

先生が医師をめざしたのは、お父さまの影響が大きいですか?

松岡元法院長 松岡整形外科医院5

そうですね。医師になったのも、専門分野で整形外科を選んだのも、やはり父の影響は大きかったですね。あとは私自身、手術のような細かい作業が得意なほうでしたし、お年寄りと話をするのも好きなので、整形外科は自分に向いているに違いないという思いもありました。整形外科はご高齢の患者さんが多いですからね。それで家業も考えて、父と同じ道を自然と進むことになりましたね。私の子どもがこの仕事を継いでくれるかはどうかはわかりませんが、ちょっと期待もしてしまいます(笑)。

ところで、オフの時間はどのように過ごされていますか?

海が好きなので、近所で好物のうどんを食べて海を眺めるだけでも、よい気分転換になります。ゆっくりできる時は、アウトドアでリフレッシュするのが一番ですね。ウェイクボードをしたり、バーベキューをしたりして楽しんでいます。ウェイクボードは、ボートなどにロープでつないだボードに横乗りになって水上を滑走するマリンスポーツですが、瀬戸内海は波が穏やかでちょうど良いんです。しかしコロナ禍の今は外出にも注意が必要ですから控えめにしています。最近はご無沙汰ですが、以前は家族でキャンプをしたり、フィールドアスレチックを楽しんだりしていましたね。私は料理が好きなので、週末は、私が厨房に立って、家族に料理をふるまっており、毎回子どもたちから好評をもらっています。いや、いると思います(笑)。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

松岡元法院長 松岡整形外科医院6

当院の通院をきっかけに介護サービスをご紹介することもありますが、通所・訪問リハビリを少しずつ行っていますので、これからもっと充実させていきたいですね。介護系ではなく整形外科の専門性を持った、リハビリ、機能回復に力を入れたクリニックとして地域に貢献していきたいと思っています。当院のリハビリ室は広く、専門スタッフも多く在籍していますので、リハビリ、機能回復に役立てていただけたらと思います。お気軽にご相談ください。

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