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安原 純三 院長の独自取材記事

安原クリニック

(高松市/三条駅)

最終更新日:2022/02/21

安原純三院長 安原クリニック main

琴電琴平線・三条駅より徒歩15分に位置する「安原クリニック」は、1987年の開院以来、地域の産科クリニックとして数多くの赤ちゃんを取り上げてきた。現在は産科・婦人科のほかに、肌のケアにも対応し、3つのアプローチで女性のトータルケアをめざす。院長の安原純三先生は実直で優しい雰囲気のベテランドクター。妻で副院長の安原ルミ子先生と、娘で理事長の松本由佳先生とともに悩みを抱える女性の治療にあたる。2021年に改装した院内は床暖房完備で、木をふんだんに使い日差しがたっぷりと降り注ぐ温かい雰囲気が自慢だ。バリアフリーにも対応しており10代からシニア世代まで幅広い年代の患者が訪れるという。年代ごとに変化する女性の悩みに寄り添ってきた安原純三院長に話を聞いた。

(取材日2021年12月2日)

分娩の苦しみを緩和したい一心で先進的な設備を導入

開業して30年以上たつそうですね。

安原純三院長 安原クリニック1

はい。1987年にこの地に開業して以来、地域の女性たちのケアをしたり、数多くの赤ちゃんを取り上げてきました。開業当時、周りは製紙工場があり田んぼが広がるのどかな風景でしたが、ショッピングモールや瀬戸大橋の完成に伴って今では交通の利便性もずいぶん向上しています。現在は院長の私と副院長の妻、理事長の娘の3人体制で診療しています。2021年にクリニックを全面改装してバリアフリー仕様にしました。改装前に「以前の医院の面影を残してほしい」と言ってくださる方もいて、受付のカウンターとステンドグラスの窓は以前のものを再利用しています。院内の換気設備にも力を入れていて、約3分間で院内のすべての空気が入れ替わる循環式のシステムを導入し、感染症対策に役立てています。懐かしさと先進の設備を兼ね備えたクリニックになったと思います。

開業当時から、さまざまな新しい試みに挑戦されてきたと伺いました。

開業してからこれまで本当にたくさんのことがありました。例えば、陣痛・分娩・回復を同じ部屋で行うことができるLDRや回転診察台は、国内でもずいぶん早くから取り入れていました。私が導入した当時、回転診察台も今でこそ一般的ですが、当時はまだ珍しく、メーカーと試作を重ねて制作したものです。先進的な設備を導入することで、妊婦さんの痛みや苦しみを少しでも緩和したいという一心でしたね。当院の前身は「安原マタニティクリニック」なのですが、この名前にも思い入れがあります。病院名に「マタニティ」を入れることが一般的でなかったので、この名で許可を得るまでにとても苦労した思い出があります。新しいことをしようとすると常に向かい風にさらされるものですが、「誰かが道を切り開かないといけない」との思いでここまで来ました。

産婦人科の医師を志したきっかけや開業までの経緯を教えてください。

安原純三院長 安原クリニック2

もともと父が外科医師で小さい頃からその背中を見て育ってきました。小学生の時にはすでに医師を志していて、子どもながらに「絶対になれる」という強い自信があったものです。医師をめざすと伝えても寡黙な父は何も言いませんでしたが、今思えば自分の仕事姿を見せることで、私を医師の道に進むように仕向けたのかもしれませんね(笑)。産婦人科を選んだのは単純に赤ちゃんが大好きだからです。生まれたての赤ちゃんは本当にかわいいと思います。経歴としては1972年に関西医科大学医学部を卒業後、高松赤十字病院での勤務を経て1987年に妻と2人でこの地に開業することになりました。

10代からシニアまで女性のトータルケアをめざして

患者層や診療内容について教えてください。

安原純三院長 安原クリニック3

おかげさまで、10代の若い方から中高年の方、シニア世代まで幅広い年齢層の患者さまが来院されます。目的は妊婦健診から生理痛の緩和、更年期障害の治療、お肌のケアまで本当にさまざまですね。現在は分娩の取り扱いはないのですが、産科では妊娠検査や妊婦健診を行っています。婦人科では、思春期に起こりがちな症状、疾患に特化した診療枠を設置し若い女性の悩みに寄り添うとともに、更年期障害など女性特有の疾患の治療やがん検診などに対応しています。また、お肌のケアに関しては、しわのケアや脱毛も行います。加齢によるお肌のケアだけではなく、妊娠をきっかけに来院された方が産後もエイジングケアを目的に通院することも可能ですよ。

安原院長のモットーを教えてください。

「患者さまの苦痛の緩和と健康寿命を延ばすこと」をモットーにしています。平均寿命が長くなるにつれて、健康寿命の重要性はますます増していると思います。健康寿命を延ばすためには苦痛の緩和はもちろんのこと、多様な悩みを抱える女性をトータルケアできるような体制が必要でしょう。産科・婦人科・お肌のケア、この3つのアプローチでさまざまな年齢層の女性の悩みに寄り添っていきたいと思います。結果として患者さまの痛みが和らぎ、元気に過ごしていただければうれしい限りです。

女性のトータルケアとは具体的にどんなものでしょうか。

安原純三院長 安原クリニック4

生理痛や産前産後の不調、更年期障害など女性の悩みは年代ごとに変わっていくものです。さまざまな悩みに対応して女性をトータルケアすることで、医師として患者さまの健康に寄与できればと思います。具体的には、10代女性向けには思春期の症状・疾患に特化した診療枠を設置していて、生理痛に悩む中高生のお子さんがお母さまと一緒に来院されることも多いです。今では超低用量ピルにも種類があるので、患者さまに合う薬を探しながら生理痛の緩和を図ります。ほかには、産前産後の健診や診察、産後のお肌のケアの需要に応えたり、中高年の女性の更年期障害にも対応したりしています。生理痛から更年期障害まで女性の人生の中で避けられない悩みに寄り添い、いくつになっても通ってもらえるようなクリニックでありたいですね。

困った時に最初に相談できる窓口でありたい

最近では、更年期障害の症状で来院される方が多いそうですね。

安原純三院長 安原クリニック5

更年期障害で来院される患者さまは最近増えているように思います。出産年齢の高齢化や出産回数の減少により、女性ホルモンのバランスが乱れることが一因かもしれません。主な症状としては、肩凝りや発汗、めまいや脈拍の上昇などが多いですね。何科にかかったらいいのかわからずたくさんのクリニックを回って検査をしても、何が原因かがわからなかったという女性は多く、まだまだ不調の時に真っ先に婦人科にかかるという発想はないのでしょう。今後も日頃から患者さまとのコミュニケーションを大切にして信頼関係をつくりながら、女性の悩みに対して最初の窓口になれる体制を構築していきたいと思います。

更年期障害の治療について詳しく教えてください。

当院では、治療の前に血液検査をして女性ホルモンの測定を行います。症状の訴えが多い人の場合、女性ホルモンの数値がとても悪いことがありますので、血液検査の結果に応じてホルモン補充療法や漢方薬による治療を行います。更年期障害のほとんどの症状は周りから見てわからないので、家族でさえつらさが理解できないこともあります。当クリニックではつらい症状を一人で抱える患者さまに丁寧に向き合い、相談しながら一緒に治療を進めていきたいと思います。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

安原純三院長 安原クリニック6

今後も、中高生からシニア世代の方まで女性のトータルケアをめざしたクリニックにしていきたいです。産婦人科から始まった当クリニックですが、少しでも困ったことがあればお気軽にご相談いただければと思います。思春期に特化した診療枠も設けており、10代で生理痛に悩む方ならお母さまとご一緒の来院も歓迎です。各種検診やご相談も随時受けつけていますので、ご希望の方はお問い合わせください。「もしかしたら更年期障害かもしれない」と悩む中高年の方も一度受診されることをお勧めします。なかなか周りに相談できない悩みもあるかと思いますが、当クリニックでは患者さまのペースに合わせて一緒に考えていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脱毛/(レディースセット)1万1000円~、ボツリヌス毒素製剤によるしわのケア/6万円~10万円(税込み)

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