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脇丸 孝二 院長の独自取材記事

東高松クリニック

(高松市/古高松南駅)

最終更新日:2023/10/18

脇丸孝二院長 東高松クリニック main

2018年に、JR高徳線の古高松南駅から徒歩5分ほどの場所に開院した「東高松クリニック」。同地で30年ほど開業していた木村内科呼吸器科医院を脇丸孝二院長が引き継いだもので、内科、呼吸器内科に加え、脳神経外科、循環器内科、リハビリテーション科を設置し、地域の新たなかかりつけ医となった。高齢の患者が多いため、在宅医療やリハビリテーション科でのデイケアサービス業務も行い、認知症治療にも力を入れている。その一方で、禁煙治療やAGA治療にも対応。「地域の皆さんに健康で若々しく生き生きと過ごしてほしい」と、地域医療への思いを抱く脇丸院長から、話を聞いた。

(取材日2021年7月6日)

幅広い診療科目で地域医療を支える

先生の経歴をお聞かせください。

脇丸孝二院長 東高松クリニック1

1993年に香川医科大学を卒業して、香川医科大学附属病院の放射線科に入局し、エックス線やCT、MRIなどの読影を学んだ後、1997年から一般外科のクリニックの勤務医として、地域医療に携わるようになりました。医師としての歩みは、訪問診療やクリニックの系列の高齢者施設の入所者さんの健康管理などを含め、地域医療がベースになっています。当院の場所には、もともと木村内科呼吸器科医院があり、木村院長のお手伝いをしていた関係で運営を引き継ぐことになり、2018年に東高松クリニックとして開院することになりました。

東高松クリニックでは、どのような診療内容を提供していますか。

診療科目は、内科、脳神経外科、リハビリテーション科、呼吸器内科、循環器内科があります。それぞれ消化器内科や脳外科、循環器内科などを専門分野とする医師が担当し、私自身は一般内科を中心に診察しています。検査機器としては、エックス線、CT、超音波診断装置、骨密度や動脈硬化を測定する機器などを備えています。CTは1回転で16断面が撮影できるマルチスライス技術を搭載した機器を使用しており、短時間で撮影が可能で、高いレベルの検査ができます。また、血液検査については、貧血や炎症反応、血球、CRPなどの項目で、すぐに採血結果が出るほか、血糖値やHbA1cといった糖尿病に関する検査も5分程度で結果がわかるため、受診当日にお薬の調整ができるようになっています。

どのような患者が多いですか。

脇丸孝二院長 東高松クリニック2

長年、地域にお住まいのご高齢の患者さんが中心なので、年齢による痛みを訴える方や認知症の患者さんが多いです。施設に入所されている患者さんや通院が難しくなって在宅医療を受けられている患者さんへの訪問診療も行っています。そして、当院の前身となる医院が呼吸器内科を標榜していたので、その頃から来院されている気管支喘息の患者さんも多いです。石材店が多い近隣の地域からは、職業上、長期にわたって粉塵を吸ったことによる呼吸器系の疾患をお持ちの患者さんが来院されます。

認知症治療に力を入れ、デイケアも展開

認知症患者への診察で大切なことは何ですか。

脇丸孝二院長 東高松クリニック3

認知症の患者さんは、ご自分の状態を認識するのが難しいので、ご本人を問診しただけでは、どうしても十分な情報が得られません。やはり、診断をする上ではご家族など、患者さんの普段の生活を身近で把握している方々からお話を伺うことがとても大切なんです。そのあたりの情報をきちんと収集するためのお声がけが大事だと思います。ただし、患者さんのいる所で関係者からお話を聞くことは、患者さんの自尊心を傷つけてしまう可能性があります。ですから、診察当日に同伴していただいたとしても、日を改めて関係者にお話を聞く機会を設けるなど、患者さんのメンタル面への配慮を心がけています。

デイケアを行っているそうですね。

当院2階のリハビリテーション科は、脳血管障害の後遺症など脳神経外科分野や関節痛や骨折後の後遺症といった整形外科分野での医療面でのリハビリテーションと、要介護認定を受けている方を対象にした半日のデイケアの二本柱になっています。デイケアでは、バイタルチェックによる医学管理、理学療法士や作業療法士による個別リハビリテーション、マシンを使った身体機能トレーニングや体操のほか、認知症予防の取り組みもしています。体力や筋力の維持・向上など身体能力を高めると同時に、文字の読み書きや手を動かしたりするゲームやレクリエーションなどで頭を刺激することが狙いです。そして、年齢が上がるにつれて外出がおっくうになると認知面の低下を招くので、デイケアを通じて、外に出て人と接触したり会話することが大切なんです。

禁煙治療やAGA治療にも力を入れていると聞きました。

脇丸孝二院長 東高松クリニック4

喫煙は、肺がんなどのがんや、脳卒中や虚血性心疾患などの循環器疾患、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器疾患、糖尿病、歯周病など、さまざまな病気に関わるので、できる限り禁煙をしていただきたいです。当院では、禁煙治療に力を入れている医師を中心に禁煙のための診療を行っているので、禁煙したいけれど長年の習慣で難しいという方のお手伝いができたらと思っています。男性型脱毛症であるAGAには、内服薬の処方をしています。こういった見た目などのお悩みに対する診療を行うことで気持ちが上向きになることにもつながるでしょうし、活力が出てくると思うんです。ですから、禁煙治療、AGA治療は、若々しく元気でいるために有用なものだと思っています。

じっくり問診し、患者一人ひとりに合う医療を

新型コロナウイルスの流行で何か影響はありますか。

脇丸孝二院長 東高松クリニック5

接触を避けるということで受診やリハビリを自粛する方が増えて、患者さんの健康状態が悪化したり、認知症が進むのではないかと心配しましたが、ワクチンの接種が進むにつれ、来院される方の数は回復してきています。当院でも新型コロナウイルスのワクチン接種を行っています。今、皆さんが大変な思いをされている中、少しでも以前のような生活を取り戻していくために、とにかくワクチン接種を推進したいと考えています。休診日も高齢者施設を回ってワクチン接種をするなど、全力で取り組んでいます。

お忙しい中、リフレッシュはどうされていますか。

休日にドライブやキャンプに出かけるのが好きなアウトドア派でしたが、今はなかなか難しいですね。だから、ステイホームで楽しもうと、料理に熱中しています。今の時期はトウモロコシがおいしいな、とか、旬の食材を生かした料理を考えるのが楽しいですね。今年は梅干しを漬けたので、秋に食べられるのを心待ちにしています。ストレス発散にもなるし、献立を考えて分量も考えてと、頭を使うし、手も動かすし、認知症予防にもなりそうです。実際にグループホームは、炊事にかぎらず、掃除、洗濯など家事全般や、身の回りのことを自分ですることは有用だという発想で運営されていますよね。

最後に、患者へのメッセージをお願いします。

脇丸孝二院長 東高松クリニック6

私が日頃から診察で心がけているのは、患者さんのお話にしっかりと耳を傾け、寄り添うことです。特に初診時や、いつもいらしている患者さんが普段とはちょっと体調が違うな、というときなどに、じっくりとお話を聞いた上で診察して対応できるようにしたいと、常々考えています。かといって、混雑時に患者さんを長時間お待たせするのも申し訳なく、そのバランスをとるのに苦心しています。それから、こちらは患者さんにとって適していると考える治療を提案していますが、患者さんご自身が納得できるかというと、また別の問題になることもあります。より患者さんに合った対応をするためにも、患者さんの意図をくみ取ることや、きちんとご説明することが大切なんです。そうした日々の診察の積み重ねによって、地域の皆さんが健康で長生きできるように、少しでも寄与していきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

AGA治療/9000円(1ヵ月)

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