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水野 崇志 院長の独自取材記事

水野医院

(磯城郡田原本町/田原本駅)

最終更新日:2025/03/11

水野崇志院長 水野医院 main

田原本町で長年にわたり診療を続けてきた「水野医院」は、2024年9月に移転開業した。その場所は、近鉄橿原線・田原本駅前という便利なロケーションだ。広々とした駅前のロータリーはタクシーの乗り降りもしやすく、高齢者も安心できるだろう。先代の父から医院を引き継いだ水野崇志院長は、移転により拡大した院内に車いすのままでも入れるよう、バリアフリー化を行った。大腸内視鏡など新しい検査機器も導入し、治療の幅も拡充。「自分が元気なうちは、地域でできることを精いっぱいやっていきたい」と朗らかに語る水野院長は、奈良県立医科大学附属病院をはじめ、数々の病院で診療を行ってきた経験豊富なドクターだ。そんな水野院長に、これまでの地域住民とのつながりや、新しいクリニックで力を入れていきたいことなどについて話を聞いた。

(取材日2024年11月5日)

移転によりスペースが拡大。検査と治療の幅も広がった

クリニックを継承し、移転開業されるまでの経緯を教えてください。

水野崇志院長 水野医院1

私は関西医科大学を卒業後に、主に消化器外科を専門として、奈良県立医科大学附属病院や平成記念病院などに10年ほど勤務をしていました。そのまま外科の医師として勤務する道もありましたが、やはり父がこの地域で続けてきたクリニックを引き継いでいこうと決心をして、2010年に継承開業しました。その頃のクリニックは、父が長いこと開業医として診療をしていた思い入れのある場所でしたが、年月とともにさすがに建物が老朽化してきてしまいました。リフォームをするか移転をするかと悩んでいた時に、田原本駅前に新しいマンションが建ちまして。タイミング良くその1階に入れることが決まり、2024年の9月に移転しました。移転については、診療と並行しての動きでかなり大変でしたが、家族の支えもあり、何とか無事実現できました。また、周りの方々には新規開業のようにお祝いをしていただき、新たな気持ちで診療に取り組んでいます。

移転して変わったことや、良かったことはありますか?

以前の建物と比べて、スペースがかなり広くなったので、検査や治療の幅を広げられるようになったことが一番良かった点だと思います。旧クリニックでは実施できなかった大腸内視鏡の機器も設置し、詳しい検査ができるようになりました。「今まで検査のために遠くの病院まで行っていたから、ここで検査を受けられるのはありがたい」というお声を聞いて、とてもうれしかったですね。内視鏡検査はがんの早期発見に役立つ検査ですので、気になることがあればすぐに相談をしていただきたいですね。スペース面では、待合室やエックス線検査室も広くなりバリアフリーとなったので、車いすのままでもお入りいただけるようになりました。

先進の機器を取り入れて、負担に配慮した検査を実施されていると聞きました。

水野崇志院長 水野医院2

はい。新しい機器を取り入れることで、患者さんの負担を少しでも減らせるようにと思っています。例えばデジタルエックス線検査装置を使用することで、被ばく量が少なくて済みますし、得られる情報量も増えました。胃内視鏡検査は移転前から行っているのですが、細い管を鼻から入れる細径経鼻内視鏡は検査中に会話をすることもできるので、かなり楽な気持ちで検査を受けていただけると思います。もちろん、鼻からの検査に抵抗のある方は、経口での内視鏡検査も可能ですし、その場合も従来より気楽に検査が受けられるようになりました。また、移転後は麻酔の設備も充実させることができたので、特に大腸内視鏡検査においては、検査中のつらさを軽減させるための麻酔のご提案もしていければと思っています。

身近なかかりつけ医として、頼られる存在になりたい

患者さんはどのような方が多いのでしょうか?

水野崇志院長 水野医院3

高齢の方を中心に、移転前のクリニック時代から通われている患者さんも多くいらっしゃいます。家族代々で通院してくださる方もいらっしゃるので、ご家庭の背景なども含めて診療を行えることは、医師としてとてもありがたいことだと感じています。長く診療を続けていると、看取りの経験もありますが、そんな時にもご家族とのつながりは大切なものです。また、これからは自分と同じ世代の方がだんだんと高齢になっていきますので、同世代の皆さんの健康を守る使命感も抱いています。駅前の便利な場所に移転しましたので、健康診断に来ていただいたり、通勤帰りの方などにも利用していただけるようになったりすれば、うれしいですね。

日曜日の診療のほか、往診や訪問診療も実施されているのですね。

はい。日曜日は第2と第4の午前中に診療を行っています。田原本町の医療の問題点として、医師の高齢化に伴い、日曜診療に対応できるクリニックが少なくなっているという現状があります。そういった状況の中で、比較的若い自分ができることは取り組まなければいけないという責任感もありました。子どもの頃から、休みの日も患者さんのところへ駆けつける父の背中を見ていましたので、その影響も受けていると思います。患者さんの状態やご要望に合わせて柔軟な対応ができるように、訪問診療や往診も行っています。グループホームや老人保健施設との連携も行っているので、地域で力を合わせて、診療を続けていきたいですね。皆さんの身近なかかりつけ医として、いつでも相談してもらえる存在でありたいと思っています。

こちらでは、主にどんな症状を診ていただけるのでしょうか?

水野崇志院長 水野医院4

内科も外科も幅広く対応しているので、体の不調に関してはどんなことでも相談をお受けしています。父は脳神経を専門にしていましたので、めまいなどの軽い症状から脳梗塞などの症状まで対応していたこともあり、私も多くの診断に携わってきました。胃や大腸の内視鏡検査のほか、超音波検査やエックス線検査、心電図検査も行っていますので、気になることがあればまずは来ていただきたいですね。しっかりと診断をして、過剰な医療にはならないよう、適切な治療を行います。もともと私は外科が専門ですので、急なケガの治療にも対応できますし、必要に応じて他の医療機関へのご紹介もいたします。大きな病院で手術をされた方の退院後のフォローなども、地域医療ならではの役割だと思っています。

予防とケアで、地域住民の健康を支えていく

スタッフの皆さんについて教えてください。

水野崇志院長 水野医院5

受付と看護師を合わせて10人以上のスタッフがいますが、コミュニケーションを大事にして、情報共有を徹底するようにしています。父親の代から長く勤めてくれているスタッフは、私よりも患者さんのことを知っていることもあり、心強いですね。長く通院されている方も、安心して来ていただいているように感じます。スタッフの中には楽器が得意なメンバーもいるので、「脳トレピアノ」といったイベントも計画中なんですよ。音楽は演奏するのも鑑賞するのも、脳の働きにアプローチできると考えられています。カラオケなんかもお勧めですよ。これからもスタッフと力を合わせて、病気の予防を含めた診療を行っていきたいと思っています。

日曜診療もありお忙しいと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?

健康維持のためにも、運動はよくしています。ジムに行って、自転車型トレーニング器具をこぐなどのトレーニングに取り組んでいます。ゴルフも好きなので、休日は太陽のもとで楽しんでいますよ。それから趣味として料理もするんです。そんなに難しいものではないのですが、自分が食べたいものを楽しく作ることが、ストレス発散になっていますね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

水野崇志院長 水野医院6

こちらのクリニックを選んで来ていただく以上は、患者さんのために自分ができることを精いっぱいやっていきたいと、いつも思っています。開業医として診療していると幅広い症状を診ることが多いので、これまでいろいろな経験を積んで、引き出しも多くなりました。父が地域の医療に誠実に向き合ってきていたので、その頃からの患者さんに教えていただくことも多く、そのおかげでここまで成長させてもらったと感じています。自分も元気なうちは、地域の皆さんのお役に立てるように、頑張りたいですね。どんなことでも相談をお受けしますので、気になることがあればまずは気軽にお越しいただいて、お話をしていただけたらと思います。

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