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勝井 龍平 院長の独自取材記事

勝井整形外科

(生駒郡斑鳩町/王寺駅)

最終更新日:2023/11/22

勝井龍平院長 勝井整形外科 main

王寺駅から車で約6分の場所にある「勝井整形外科」。1999年に開業し、2006年に現在の場所に移って以来、地域の医療を支えているクリニックだ。現在理事長兼院長を務めるのは、勝井龍平先生。2020年に父であり先代の勝井建彦先生より同院を継承した勝井院長は、勤務医時代に骨折などの外傷、手や肩、首、腰、股関節、膝、足と幅広い分野に携わり、数多くの手術を執刀してきた。特に足部・足関節疾患については、奈良県立医科大学整形外科学教室の外科グループに所属し、治療・研究を重ねている。同院では、そうした院長の経験を生かしたリハビリテーション、スポーツ整形外科など幅広い診療に対応している。「地域にとって欠かせないクリニックでありたい」と語る勝井院長に、クリニックの特徴や今後の展望について話を聞いた。

(取材日2023年10月12日)

父である先代から、長く地域を支えるクリニック

クリニックの特徴や患者層についてお聞かせください。

勝井龍平院長 勝井整形外科1

当院は、整形外科に関する疾患やリハビリテーションのほか、スポーツ整形外科にも対応しています。骨折、脱臼、捻挫、スポーツや交通事故、労働災害などによる外傷をはじめ、腰痛や神経痛、肩凝り、首の痛み、関節の痛み、関節リウマチによる痛みなど、日常的に起こる体の痛みを含めて幅広く診療します。クリニックの周辺は、世界文化遺産である法隆寺をはじめとする寺社や文化財、藤ノ木古墳など、豊かな歴史文化と自然に恵まれているエリアです。また、大阪のベッドタウンでもあり、近年住みやすい街として人気が高く、若い世代から高齢の方まで幅広く住まわれています。以前までは比較的、高齢の患者さんが多い印象でしたが、ここ数年は幅広い年齢層の方が来院されていますね。特に最近はスポーツ整形外科にも力を入れているため、若い患者さんも増えた印象です。

お父さまから引き継がれたクリニックだとお伺いしました。

もともと、祖父が天理のほうで消化器外科のクリニックを営んでいました。外科を専門としていた父も当初は祖父のクリニックに勤務していましたが、祖父のクリニックは叔父が継承し、父は整形外科として独立したんです。父が開業したのは、1999年のことでした。当時は今の場所から少し離れたところで診療をしていましたね。私は2020年に父から当院を承継していますが、昔から父を信頼してくださっている患者さんは今も多くいらっしゃるんです。ですので火曜、金曜の週2回は父が診療を続けています。私は月曜、水曜、木曜、土曜に診察を行い、火曜、金曜は以前勤めていた病院で外来、手術などを続けさせてもらっています。

医師を志したのも、ご家族の影響が大きいのでしょうか。

勝井龍平院長 勝井整形外科2

幼い頃から父の姿を見ていたこともあってか「人の役に立つ仕事がしたい」という思いが昔から強くありました。また、小学生の頃から野球をずっと続けている影響で、スポーツでけがをしてしまった人を助けたいという気持ちも徐々に強くなって。スポーツに関わる医師となるために、整形外科医の道を選びました。

患者のニーズに幅広く応えるための医療体制を構築

専門分野や、特に力を入れている治療についてお聞かせください。

勝井龍平院長 勝井整形外科3

勤務医時代には骨折などの外傷、手や肩、首、腰、股関節、膝、足などの各分野に幅広く携わり、年間数多くの手術を執刀してきました。専門分野は、足部・足関節です。特に人工足関節と外反母趾については研究や発表も多数行っています。治療では主に、膝痛、腰痛、肩痛などに対する投薬、注射のほか、それでも改善が見込めない患者さんには物理療法、理学療法も可能です。リハビリテーションでは、医師と理学療法士が意見を出し合いながら新たな治療方針を立て、より良い医療を提供できるよう努めています。勤務医時代、リハビリテーションを継続したいものの、制度上続けられないで困っている患者さんが多くいると感じました。当院ではそういうことが起こらないよう、リハビリテーションが継続しやすい環境をめざしています。

骨粗しょう症についても注力されているそうですね。

はい。骨が弱くなり、骨折しやすくなる骨粗しょう症は、日本には約1000万人以上の患者さんがいるといわれているものの、十分な治療が行き届いていないのが現状です。当院では、骨折して生活が不自由になってしまう人を少しでも減らしたいという思いで、骨密度を測り、それに見合った治療ができるよう二重エネルギーエックス線吸収測定法を用いた全身骨密度測定器を導入しています。

診療で大切にしていることを教えてください。

勝井龍平院長 勝井整形外科4

当院で対応できる患者さんを全力でサポートするのはもちろんですが、より専門性の高い整形外科医に診察・治療してもらうことが患者さんのためになる場合もあります。そのためにもまず、当院が入り口に立ち、患者さん一人ひとりのニーズに合った医療を提供することが最も重要です。そうしたニーズを逃さないためにも、診療の際は、まず目を見てあいさつをすることから始まり、診察時は患者さんが何を望んでおられるのかを考えることを意識していますね。また、診察室を出られる際も、目を見て「お大事に」とお声がけすることを心がけています。

スタッフ体制についてもお聞かせください。

当院は、スタッフの離職率が低い点も自慢の一つです。約7年前にスタッフを募集し、採用したのを最後に、以後は当院で勤務したいと自ら望み集まってくれた職員が多数加わりました。その間、家庭の都合でやめられた方は2人しかいません。これも、父が長年作り上げたクリニックの雰囲気、そしてスタッフ全員の結束力のおかげです。また、優秀な理学療法士とも巡り合えたおかげで、多くの患者さんに対応できる体制を構築できているのではないかと思っています。

チームプレーで、地域に欠かせないクリニックをめざす

ところで先生は、休日はどのように過ごされているのでしょうか。

勝井龍平院長 勝井整形外科5

平日、土曜は仕事で遅くなるため、日曜は家族との時間を大切にしています。また、小学1年生から今も野球を続けていて、現在は奈良県立医科大学整形外科学教室の野球部にも所属しているんです。投手としてプレーしているのですが、当教室に入局してから5回の全国優勝をしたことが自慢ですね。整形外科医になってからも野球を続けているおかげで、ほかの整形外科の先生方との横のつながりができました。何かわからないことがあれば、気軽に相談できる場があることのありがたみは、こうして開業医となってなおさら実感します。先ほどもお話ししましたが、整形外科では、より専門性の高い治療が必要と判断したときなど、その専門分野の先生に診療してもらうほうがベストな場合もあります。そういうときに今まで培ってきた人間関係が生かされ、患者さんにもより最適な医療を提供できることにつながるのがありがたいですね。

今後の展望をお聞かせください。

当院を2020年に父から継承し、はや4年目になりますが、ありがたいことに私がやってみたいこと、力を入れてみたいことにはどんどん挑戦させてもらっています。そろそろ自分のやりたいことの完成形に近づいてきたので、あとはいかに末永く患者さんに通っていただける環境、スタッフが居心地良く働いてくれる環境を守っていくかが大切だと思っています。野球と同じように、クリニックもチームプレーだと思っているので、皆が楽しく、程良く働ける仕事量で、末永く勤務できる環境をつくりたいですね。築き上げてきてくれた皆がいるから自分がいることを忘れず、チームプレーを大切にしていきたいと思います。

最後に読者へメッセージをお願いいたします。

勝井龍平院長 勝井整形外科6

今まで父が築いてくれたものを生かし、今後もクリニックの特徴、スタッフとのつながりを大切に引き継いでいきたいと思っています。何世代もの方々に当院を頼っていただき、通院してもらえるような、地域の皆さまに欠かせないクリニックにすることが目標です。より専門的な治療を必要と判断する場合は、それぞれの部位を専門とする医師をご紹介することもできます。当院のモットーである「いつまでも元気に歩ける未来のために」スタッフ一丸となって今後も頑張っていきますので、どんなお悩みや症状でもお気軽にご相談ください。

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