河内小坂駅から徒歩4分。静かな住宅地に立つ「安田医院」を訪ねた。開業は1925年。すでに1世紀近く、この地で人々の健康を支えている。4代目を継承した安田慶明院長は、日本腎臓学会の腎臓専門医として腎臓内科をメインに、一般内科、循環器内科を診療。温かな優しい眼差しで患者の話にじっくりと耳を傾け、質問に対しては、わかりやすく端的な説明を心がける。そして症状が良くなると「患者さんと一緒に大喜びします」と笑う。車や音楽など多趣味だった父から受け継いだ院内には、コレクションのミニカーが並び、大きな鉄道模型が診察室を走る。そこには、子どもから大人までがリラックスして診療を受けられるような雰囲気にあふれていた。

（取材日2019年7月4日）