京阪本線香里園駅から北へ住宅街の中を歩くこと約10分、バスであれば末広町下車徒歩1分という立地の「福井眼科」は、福井咲子前院長の開業から37年を迎える。何でも話せるホームドクターとして、世代をまたいで地元住民の目の健康を支え続けてきた。その姿を子どもの頃から見つめてきた高木智恵子院長は緑内障が専門で、大学病院での手術も多く執刀し研鑽を積んできた医師。医院継承に際し新築移転した同院は、外観は洗練されつつバリアフリー設計で幅広い患者層へ配慮がなされている。一人ひとりの患者に寄り添ってきた福井先生と、これまでのスタイルを大切に受け継いでいきたいという高木院長、それぞれの胸の内にフォーカスした。

（取材日2018年10月17日）