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堀野 俊男 院長の独自取材記事

堀野医院

(富田林市/富田林駅)

最終更新日:2025/01/31

堀野俊男院長 堀野医院 main

近鉄長野線富田林駅から徒歩約5分。高層建築物がほとんどなく、のどかな風景が広がるエリアに「堀野医院」はある。昔ながらの住宅も多く、1958年の開業以来、住民が2代、3代にわたって頼るクリニックだ。開業した父の後を継ぎ、日々診療にあたる堀野俊男院長。内科的な診療を多く行うが、大阪大学医学部附属病院の外科での勤務経歴もあり、外科領域の対応も可能。「外科的処置のできる内科医師」として、町のかかりつけ医院をめざしている。堀野院長は広い人脈を生かして、必要に応じて適切な医師を紹介することもあるそうだ。明るく優しい、話好きな人柄も魅力で、長年患者に慕われ続けるのもうなずける。そんな堀野院長に、クリニックで行われる診療から、歌舞伎や山登りなど趣味の話まで聞いた。

(取材日2024年10月4日)

外科的な処置ができる内科をめざして診療にあたる

ご経歴や医師になられたきっかけを教えてください。

堀野俊男院長 堀野医院1

医師になったきっかけは、親からの勧めです。父も医師で、その背中を見て育ったのが大きいと思います。父が当院を開業したのが、私が6歳の時で、自分も自然と医師をめざしました。大阪医科大学を卒業した後は、新千里病院の外科を経て、父の後輩にあたる教授がいた大阪大学微生物研究所附属病院の外科に入局しました。それから父が病で倒れてしまったのをきっかけに、阪大病院に勤めながら当院でも勤務するようになったんです。阪大病院では、乳がん手術・胸骨傍リンパ節郭清について論文を書き、医学博士号を取得しました。なぜ乳がんかというと、大阪大学の微生物研究所自体ががんの専門で、胃がんや大腸がん、食道がんなどのグループがあり、医師たちはその中を渡り歩くのですが、博士論文を出すタイミングでたまたま乳がんのグループに所属していたからなんです。

患者さんはどのような方が多いのですか?

阪大病院を退職してすぐの頃は、大学病院で診ていた患者さんがそのまま来ていました。今は乳がん専門というわけでもないので、いろいろな患者さんが来ています。昔からこのエリアに住んでいて、父の代から来てくださっている方など、特に高齢者が多いですね。男女比は半々くらいかな。乳がん検査も対応していますが、一般的な外科・胃腸科・リハビリテーションといった診療を広く提供しています。リハビリで通う方がいるほか、「食べられない」などの胃腸の悩みや、糖尿病や高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病、一般的な内科の症状で来られる方が多いですね。ちょっとしたけがも診ますよ。外科的な処置もできる内科として、地域のかかりつけになることをめざしています。

お父さまが開業されてから、リニューアルや移転はされているのですか?

堀野俊男院長 堀野医院2

移転はしておらず、ずっとここでやっています。父の時代は20床ほどある有床診療所で、木造平屋建てでした。入院患者さんもいましたが、1999年に建て替えをして、今行っているのは診療のみです。建て替え時に駐車場スペースを設けました。アプローチには石畳の庭がありますが、これは妻の趣味です。院内はほぼバリアフリーで、高齢の患者さんでも移動しやすいと思います。室内のグリーンを基調としているのも、妻の意向です。トイレは2ヵ所あり、待合室にいる間や処置をしている時でも、患者さんが使いやすいようにしています。

どんな症状でもどんな相談でも受け入れられるように

どのような診療をされていますか?

堀野俊男院長 堀野医院3

何でも診るので、困ったら相談してください。健康診断以外は予約不要で診察を受けられます。生活習慣病など慢性的な症状のある患者さんが多いですが、何でも相談に来てください。発熱患者さん専用の外来もあり、感染症の疑いがある場合は駐車場での車中検査にも対応しています。診察や点滴などを希望される場合は、通常の診察とは別室で処置するようにして導線分離をしたり、午後の診察にして時間帯を分離したりしています。外科的な処置もできるので、転んで骨折した場合も診ます。最終的には他の専門の医療機関を紹介しますが、一時処置はします。ただし、小さなお子さんで初診の場合は、小児科にお願いしています。中学生や高校生くらいであれば診療可能です。

多くの大規模病院と連携されていますね。

これまでの経験から築いてきたネットワークを生かして、他の医療機関におつなぎしています。知っている医師も多く、どのような先生か人となりがわかった上で、患者さんに紹介しています。どのようなことも相談していただけたら、解決につながるヒントを提供できると思います。

検診も行っているのですね。乳がんがご専門とのことで、乳がん検診も可能でしょうか?

堀野俊男院長 堀野医院4

乳がん検診も行っていますが、マンモグラフィは導入していないので、触診と超音波による検診をしています。触診からわかることも多く、疑わしい場合は針生検を実施します。市民健診で、特定健診も対応していて、胃がん検診は胃内視鏡検査ができます。大腸がんは便潜血検査の対応が可能です。診察は予約不要なのですが、検診については、食事を抜くなどの準備があるので、電話での予約をお願いしています。

趣味の話もできるハードルの低い診療

診察の時のこだわりや、心がけていることはありますか?

堀野俊男院長 堀野医院5

患者さんには必ず一言声をかけます。といっても、「元気?」「変わりないですか?」と言うだけですけどね。何も声をかけられないよりは、かけるほうがいいかなと思っています。毎日いらっしゃって、そんなに話をすることはない方もいらっしゃいますが、お話が好きな方も多いですね。話を聞いていると診察時間が伸びてしまうのですが、体の様子も聞けるからいいんです。また、白衣は着ずに診察しています。特に理由はなく、着替えるのが面倒なだけなんですが……。阪大病院に勤めている時は、ケーシーというセパレート型の白衣を着ていましたが、その時の教授も白衣を着ていなかったので、自然と着ないようになりました。

休日はどのように過ごしてリフレッシュされていますか。

毎月東京まで歌舞伎を見に行っています。歌舞伎は、2005年頃からはまっています。当時、製薬会社の講演会を聞きに東京まで行くことが時々あって、それだけで帰ってくるのはもったいないなと、劇場で公演を見たことがきっかけです。毎月上演される演目が変わるので、毎月行くようになりましたね。あちこち見に行って、今では歌舞伎のカレンダーを見ただけで、どの演目のどの役柄なのか、わかるほどになりました。歌舞伎の他にもミュージカルも好きで、よく見ます。最近では、今年の8月に大阪で上演されている公演を見に行きました。10年くらい前も何回か見ましたし、今回は東京の初日公演にも行きました。

山登りもお好きだとか。多趣味でいらっしゃいますね。

堀野俊男院長 堀野医院6

大学時代に山岳部だったこともあって、山登りも好きですね。卒業後はしばらくしていませんでしたが、40代にタバコをやめてから再開しました。再び登り始めてそろそろ20年くらいになりますね。海外は行きませんが、日本全国のいろいろな山を登っています。あとは鉄道模型も好きで、鉄道模型の部屋もあるんです。音楽鑑賞も好きで、クラシックやミュージカルのCDをよく聞いています。特にお気に入りのものは、しょっちゅう聞いていますよ。写真も趣味で、こだわりのカメラを持っています。以前は山で撮影することもあったのですが、重いので今はもう持っていきません。スマートフォンでも十分に撮れますからね。動画を撮影するときはドローンも操縦します。

人生を楽しんでいらっしゃって、患者さんもパワーをもらえそうです。最後にメッセージをお願いします。

とにかく、何でも相談してください。こちらで判断できない症状や、対応できない時は、信頼できる先生を速やかに紹介します。相談してもらったら、何らかのヒントは提供できるはずです。それから、歌舞伎と山の話はいつでも歓迎していますよ。

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