小鳥のさえずりが聞こえてくる、閑静な住宅街に位置する「上島内科医院」。待合室は吹き抜けで圧迫感がなく、懐かしい洋館の雰囲気が漂う院内。同院を開業した初代院長の上島嘉美先生は診療以外にも園芸サークルを主宰するなど、地域に根づいた活動で町の人々に親しまれてきた。嘉美先生の後継者として2018年より院長を務める安東里真先生は、長年重症心身障害者施設での診療に従事。「皆にとって優しい社会を築いていきたい」と語り、その言葉に医師として強い使命感を感じた。そんな安東院長に、これまでの道のりや診療にかける思いなど、たっぷりと話を聞いた。

（取材日2023年4月3日）