緑地公園より徒歩10分。落ち着いた住宅街に入ってすぐ、大きな石垣と階段が印象的な建物が「田辺耳鼻咽喉科」だ。開業して35年、緑地公園近辺の耳鼻科として、そして漢方薬に対応するクリニックとして、田邉智子院長は着実に歩みを進めてきた。患者は全年齢層に及ぶが、地域柄高齢者が多く、最近は漢方薬を処方してほしいという患者も増えたという。めまいや耳鳴りなど、治療が難しい症例に立ち向かうために漢方の勉強をし、その後鍼灸など患者のためにさまざまなアプローチ法を学んできたという田邉院長に、じっくりと話を聞いた。

（取材日2017年10月20日）