大阪メトロ御堂筋線東三国駅。マンションと戸建て住宅が続く静かな住宅街の一角にある「寺岡内科医院」は、大きな出窓と白い壁、緑色の看板が目印。開業して来年で30年を迎える、地域に根差した医院。院長の寺岡修先生はかつて免疫学の研究に従事し、呼吸器やアレルギーの領域で豊富な診療経験を持つベテランドクター。穏やかな話しぶりの向こうから、医師として培った豊富な経験と幅広い知識、優しい人柄がのぞく。午前の診療を終えて一息つくとすぐ、患者のもとへ自転車で往診に向かうという日々多忙を極める寺岡院長に、医院の診療や、患者や地域医療への思いについて、たっぷり話を聞いた。

（取材日2017年11月10日）