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梁 英敏 院長の独自取材記事

りょう泌尿器科内科クリニック

(大阪市生野区/北巽駅)

最終更新日:2024/09/10

梁英敏院長 りょう泌尿器科内科クリニック main

大阪メトロ千日前線・北巽駅の5番出口を出て、徒歩1分という便利なロケーションにある「りょう泌尿器科内科クリニック」。2023年12月に開業したという同院は、院長である梁英敏(りょう・ひでとし)先生が、父で先代の院長が開いた内科医院を継承し、泌尿器科および内科・小児科としてリニューアルさせた。神戸大学大学院で博士課程を修了し、日本泌尿器科学会の泌尿器科専門医として専門的なスキルと経験を持つ梁院長。「頻尿や排尿時の不快感は、よくあることと見過ごされがちですが、さまざまな原因が予想される泌尿器疾患だからこそ、専門とするクリニックへの受診が重要」と語る。丁寧な診察で原因を探り、適切な治療をめざす梁院長に、同院の特徴やめざす姿を聞いてみた。

(取材日2024年8月23日)

専門である泌尿器科を標榜し、リニューアルオープン

昨年、こちらのクリニックを継承されたそうですね。

梁英敏院長 りょう泌尿器科内科クリニック1

ここは、もともと私の父が内科として診療を行っていたクリニックで、すでに30年近くの歴史があります。2023年12月から私が院長となり、私の専門である泌尿器科を新たに標榜しました。継承する以前から、こちらのクリニックで父と一緒に診療してきましたので、地域の方のことも把握しています。今後は泌尿器疾患を専門性高く診療していくとともに、内科や小児科についてもこれまでどおり診療し、地域のかかりつけ医として幅広くお役に立っていきたいですね。今も父は毎週月曜にクリニックに出て診療していますし、胃カメラの検査なども引き続き行ってくれています。新しい患者さんも、今まで通ってくれていた患者さんも、安心して通ってほしいと思います。

医院の改装も行ったそうですね。こだわった点などありますか?

泌尿器科ですので、特にトイレにはこだわって、車いすでもゆったり入れるほどの広さを確保しました。一般的な座るタイプだけでなく、男性用の立つタイプのトイレも設置しているので、楽に検査ができます。ほかにも、胃カメラや膀胱鏡検査ができる内視鏡検査室を新しく設置しました。外観はもちろん、院内も壁紙を張り替えて、雰囲気がガラリと変わったと思います。キッズスペースは私のお気に入りで、ごろんと寝転べる十分な広さがあるところがポイント。絵本なども置いてあるので、小さなお子さん連れでも気兼ねなく過ごしていただけると思います。

現在はどのような患者さんがお越しですか?

梁英敏院長 りょう泌尿器科内科クリニック2

若い人からご高齢の方までお越しになります。症状としては、尿漏れ、夜間のトイレの回数が多い、尿が出にくい、排尿の勢いが弱まった、残尿感や違和感、排尿時に痛みがある、尿に血が混じるなどさまざま。前立腺肥大や膀胱炎、過活動膀胱、性病検査などのお悩みも多く、また小さなお子さんのおねしょや陰嚢・陰茎の異常、お母さん方が産後の排尿状態の変化を感じてご相談にお越しになるケースもあります。男性と女性では男性のほうが少し多いような印象です。それは男性がかかりやすい尿路結石や前立腺肥大などでは強い痛みが出るのに対して、女性がかかりやすい過活動膀胱などは何となくやり過ごすこともできるからでしょう。そもそも泌尿器の病気自体が日常生活の中で異常を感じるタイミングや頻度が少なく、認知度が低いという面もあります。

見過ごされがちな泌尿器の悩みを専門性高く診療

泌尿器の疾患について、気をつけるべきことはありますか?

梁英敏院長 りょう泌尿器科内科クリニック3

頻尿などの症状や排尿に関して違和感があれば、軽視せずに早めに泌尿器疾患を専門とするクリニックを受診することです。こういった生活に密着したお悩みは一般的な内科でご相談される患者さんも多いですが、排尿障害は泌尿器に限らず内分泌疾患や呼吸器疾患、心疾患などの要因がいくつも絡み合った複雑な病態です。中には前立腺がんや膀胱がんなど、重篤な病気が隠れていることもありますから、しっかりと専門の医療機関で検査・診断する必要があります。私が過去に診てきたケースでは、中高年で頻尿ということで前立腺肥大のお薬を出されて何十年も飲み続け、泌尿器の専門医院を受診してほかの原因であることが判明した人もいました。泌尿器疾患に限らず原因を究明でき、経験や知識も豊富な専門家がいるクリニックを受診することが大切だと思います。

こちらのクリニックでは、検査にも力を入れておられますね。

きちんと検査することで、適切な医療が受けられると思っていますので、検査には力を注いでいます。尿検査やもちろん、血液検査、各種エコー検査、尿沈渣検査、膀胱内視鏡検査など、内科で一般的な検査から泌尿器疾患で必要な検査はほとんど当院で受診できます。また、さまざまな面で近隣にある育和会記念病院と連携しています。CTやMRIなどの画像検査が必要な際も、当院から直接予約を取るようなシステムになっていて、お待ちいただくことなくスムーズに検査が受けられるようになっています。内視鏡検査など当日には対応できないものもありますが、病気の患者さんを待たせないということを心がけています。

院長が考えるクリニックの強みは何ですか?

梁英敏院長 りょう泌尿器科内科クリニック4

当院は内科の診療もしているところでしょうか。泌尿器のトラブルがあっても、いきなり泌尿器科を受診することは、患者さんにとってまだまだハードルが高いのかもしれません。ですが、「最近、おしっこが近くなった」といった症状のときも、「泌尿器の病気かな、それとも糖尿病かな」「何科を受診したら?」と悩むことなく受診してもらえるのは当院ならではの強みですね。また、小児科もあるので、小さなお子さんも通いやすいと思います。「小さな子どもがお薬を続けていけるか」「ほかの病気にかかった場合、お薬はどうしたらいいのか」と不安に感じている保護者の方もいると思います。当院なら一般の小児科診療と合わせて気軽に相談していただけますし、私自身が延世大学語学堂を終了しており、英語だけではなく、韓国語での治療も可能になりますので、安心して通院いただけると思います。

患者に寄り添い、地域の健康に貢献していく

プライバシーについても慎重に対応されています。

梁英敏院長 りょう泌尿器科内科クリニック5

泌尿器科に通うことを気恥ずかしく思う患者さんが多いのは事実です。クリニックに入る時に周囲の目が気になるという人もいるでしょうが、当院なら内科や小児科も標榜しているので、安心ではないでしょうか。また、診察中は診察室にある扉はすべてしっかり閉じて、会話が漏れないようにしています。扉の内側にはカーテンもありますから、中の様子が待合室から見えるようなこともありませんし、カーテンもしっかりと厚めのものを使用しているので、透けて見えることもありません。私が男性であるため、女性の患者さんの時には特に注意を払っていて、診察時には必ず女性スタッフが同席していますし、タオルをかけて診察箇所以外は見えないようにするなど、慎重に対応しています。

患者さんと接する時に、気をつけていることはありますか?

いつものお薬をもらいに来ただけという患者さんでも、必ず「最近はどうですか? 大丈夫ですか?」と目を見て話しかけるようにしています。治療説明でも、わかりやすい言葉で優しくお話しし、必要なことは繰り返し説明するようにしています。私自身もそうですが、1回聞いてすぐに理解できる人は少ないと思っているので、時にはパンフレットをお渡ししたり、模型を使って説明したり、わかるまで何度でもお話ししています。治療においても、決めつけないことが大事ですね。例えば、「この薬でこんな症状が出ました」と患者さんがおっしゃったら、お薬の副作用の項目にそういったものがなくても、患者さん自身の使用感や体感が一番大事だと思っていますので、ほかの選択肢を提示するようにしています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

梁英敏院長 りょう泌尿器科内科クリニック6

患者さんのお悩みは、やはり尿漏れや頻尿などが多いです。産後の回復も含めて、今後はピラティスや体操などのプログラムも実施していきたいですね。お薬で治すのではなく、筋力を鍛えることで治れば健康寿命にもつながると思うので、そういった多職種で連携した治療も積極的に検討していこうと考えています。泌尿器のお悩みは、ついつい受診を後回しにしがちかもしれませんが、早めに治療を始めればそれだけ治療期間も短くて済みます。なんとなくモヤモヤする程度の症状でも、きちんと調べさせていただきますので、「なんだか気になるな」と思ったら、気軽にご相談ください。

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