大阪市営地下鉄堺筋線・恵美須町駅から徒歩5分の所にある「木下医院」。院長を務めるのは山崎雅裕先生。3年前に継承。いずれはクリニック名を山崎医院とするため、現在は妻の手書きだという温かみのある字体の看板で患者を迎え入れている。待合室に飾られた季節の句を添えた絵も患者を和ませてくれているようだ。「妻の母の作品で四季ごとに入れ替えています。木下家は芸術家肌なんですよ」とほほ笑む山崎院長。一般企業に勤めていたが義父から医師になることを勧められ、大学時代の恩師にも背中を押され医療の道に進むと決意したのが29歳のときだったという。そんな珍しい経歴を持つ山崎院長に、これまでの道のりや医院の診療について話を聞いた。

（取材日2017年9月12日）