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福永 真也 院長の独自取材記事

福永クリニック

(大阪市浪速区/なんば駅)

最終更新日:2021/10/12

福永真也院長 福永クリニック main

大阪市営地下鉄御堂筋線・なんば駅の7番出口の目と鼻の先にある「医療法人真医会 福永クリニック」。院長を務める福永真也先生は、勤務医時代は消化器外科に所属し、大腸がんをはじめとする消化器系疾患の外科手術や抗がん剤治療などに携わってきた。父からクリニックを引き継いで2012年に院長に就任してからは、内科的疾患のみならず整形外科分野の診療も行い、学生から高齢者まで幅広い年代層に頼られる地域に根差した医療を提供し続けている。朗らかで親しみやすい福永先生に、診療に対する思いや今後の展望を聞いた。

(取材日2017年8月29日)

古き良き医療に、新しい知識とスキルをプラスして

大学でどのようなことを学ばれたのですか?

福永真也院長 福永クリニック1

将来は人と関わる仕事がしたかったこと、また子どもの頃から医師である父を尊敬していたこともあり、医師をめざそうと決めました。医学部に入って感じたことは、人間の体は複雑であり、本当によくできているということですね。体の中で何かが起こった時には、別の何かが代理で働くようになっていて、実は医師が病気を治しているように見えて、自分の力で治癒している部分が大きいことを知りました。そんな永遠に理解し尽くすことのできない人間の体のメカニズムに魅力を感じ、医学はおもしろいと感じるようになりました。大学卒業後は消化器外科に入局しました。本で勉強するより実際に自分の目で確認して学びたかったので、外科は望むところだったのです。大腸がんの治療をはじめ、胃、肝臓、胆のう、すい臓などの消化器官の外科手術や抗がん剤治療などに関わってきました。

勤務医時代のことで、心に残っていることは何ですか?

印象に残っているのは、手術後に元気になられて患者さんに喜ばれたことよりも、ベストを尽くしたにも関わらず思い描いた通りにいかなかったことですね。そんな時でも、僕に診てもらって良かった、ここで最期を看取られて幸せだったと言ってくれた、患者さんやご家族の言葉は今でも忘れられません。命に直接関わる外科治療を経験したことは、今の診療にも大いに役立っています。実際におなかの中を見て治療してきたわけですから、「この様子だと中はこんな状態になっているのではないか?」とイメージができ、これまでの経験と自分の考えからある程度の予測を付けることができます。とくに消化器系疾患に関しては、ほかにない目で診ていきたいと思っています。

医師であるお父さまから学ばれたことも多いそうですね。

福永真也院長 福永クリニック2

父は一言でいうと、古き良き時代の外科医師です。専門は僕と同じ消化器外科ですが、整形外科や産婦人科などオールマイティーにこなし、頭のてっぺんから足の先まで診ることができる医師でした。僕ら若い世代の医師は、血液データやエコーなどの検査結果にとかく頼りがちですが、今ほど検査技術が進歩していない時代に自分の感覚を信じて患者さんを診てきた父は、問診や触診から得られる情報をしっかり分析して診断していました。父と一緒にここで仕事をしたのはほんの数ヵ月だけでしたが、おなかを触って心臓の音を聞いて、患者さんの目を見てじっくり話す診察の大切さを学ばせてもらいました。父は30年以上この場所で診療をしていて、父の代からかかりつけにされている患者さんが今もいらっしゃいます。父にかかりたくて、天下茶屋からここまで車いすで通院していた方も当時はいらしたそうで、父の偉大さを知れば知るほど、自分はまだまだだなと感じますね。

めざすは内科も外科も診る「何でも屋」のクリニック

明るくて入りやすい雰囲気のクリニックですね。

福永真也院長 福永クリニック3

父の引退後、2012年に院長に就任したのを期に、クリニックを改装しました。改装前は、受付窓が小さな昔ながらの診療所の造りでしたが、スタッフの顔がちゃんと見えるオープンなスタイルのほうが患者さんも安心して入りやすいと思い、入り口のガラスを大きくして、開放的な空間にしました。車いすの方が移動しやすいようにバリアフリー仕様にし、トイレも広々とした配置にしています。院内全体の色使いは、白ではなく温かみのあるオフホワイトとオレンジを基調にしました。若い患者さんが多いこともあり、BGMははやりのJ-POPをかけています。あまり激しい曲は流せないですけど、普段耳にする音楽のほうが自然体で過ごせるような気がしました。昔から変わっていないものとしては、院内処方ですね。薬局に行く手間が省けるので、患者さんの利便性を考えて継続しています。

内科と外科の両方を診てもらえるのですね。

当院に来られる患者さんは、ご近所の方、通勤途中の会社員、学生が多く、老若男女問わずさまざまな方がおられます。風邪や胃腸疾患、生活習慣病などの内科診療のほかに、打撲、骨折、ねん挫など、勤務中のケガで来られる方も多いですね。開業して患者さんからのニーズが高いと感じたのが、整形外科領域の疾患でした。胃痛を治したいけど、同時にひどい肩こりに悩まされている。高血圧の治療で通院中だが腰痛も治したい。症状から考えると整形外科的な病気だろうけど、別の病気が隠れていたら怖いので内科を視野に入れて診てもらいたい。そんな声が多かったことから、整形外科の勉強会に積極的に参加するようになりました。当院では内科診療と同時に整形外科診療、頸椎・腰椎の牽引などのリハビリテーション、ブロック注射が受けられ、専門治療が必要な場合は周辺の提携病院を紹介するようにしています。

福永先生の診療モットーを教えてください。

福永真也院長 福永クリニック4

ただ単に病気を診るだけでなく、できるだけ患者さんと会話をして、その人が普段どんな生活を送っているのかバックグラウンドも知りながら、親身になって診療するようにしています。つらいことや話したくないこともきっとあるでしょうが、この先生なら安心して悩みを話すことができそうだと頼ってもらえるよう、信頼関係を築いていけたらと思います。勤務医の頃、抗がん剤治療にも携わってきましたので、ご両親のがんの治療の相談などもわかる範囲でアドバイスしています。

病気を治すだけでなく、患者とともに成長していく診療

どのような症状で受診される方が多いですか?

福永真也院長 福永クリニック5

10代、20代でも、ストレスによる胃痛や過敏性胃腸炎を発症する人が増えています。ストレスがかかると迷走神経反射でおなかの動きが過敏になることがあり、これは自分の意思ではコントロールができません。ストレスをためないようにしながら症状を軽減して、病気とうまく付き合っていく必要があります。症状が和らぐ胃薬があれば、お薬に頼るのも一つの方法で、常備することで「いつ痛くなっても大丈夫」と不安軽減につながるなら、お守り替わりに持っておくのもいいと思います。ただ以前、「ちょっと腹痛で」と受診された患者さんがおられ、診察すると筋性防御という深刻な腹膜炎症状が出ており、すぐに総合病院に送り緊急手術になったケースもあります。ご本人も「まさか手術になるなんて」と驚かれていましたが、まれに重篤な病気が隠れていることもあるので、「いつもと痛みが違う」「症状が長期間続いている」そんな場合は受診してくださいね。

診療を通じて感じていることは何ですか?

テレビや雑誌で「これを食べると健康になる!」「こんな症状があると危険!」といった健康特集をすると、反応がいいんですよね。病気にならないために警鐘を鳴らすという面ではいいのですが、助長し過ぎる内容が多いように感じます。インターネットから得られる情報も多くて、病気の可能性に過敏になる人や服用しているお薬を心配する人が、最近増えたように思いますね。また、近年のストレス社会においては、何だかわからないけどつらい、胃が痛い、ふらつくといった訴えで来られる方が非常に多いです。こんなことで受診してもいいの? と思うような些細なことや、理由がわからない体調不良でも、何か心配なことがあれば、気軽に相談してもらえたらと思います。

今後の展望をお聞かせください。

福永真也院長 福永クリニック6

若い人だと、そうしょっちゅう病気にならないから、1年に1回来院するかどうかという人もいます。学生だった人が次に来た時はスーツ姿の社会人になっていて、中には医師になった人もいます。転勤で遠くに引っ越しされたけど、たまたま難波に来る用事があって、顔を見せに来てくれる患者さんもいますよ。僕の仕事は病気を見つけて治すだけでなく、患者さんの健康をサポートしていきながら、一緒に成長していくことだと感じています。今後も在宅診療なども視野に入れながら、地域に根付いた医療を提供していきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

健康診断/5000~1万500円(追加項目などがあれば、異なります。)
ED治療薬/1500~1800円
男性型脱毛症治療薬/9200~1万500円

※治療によって保険適応のものもありますので、詳細はクリニックへお問い合わせください。

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