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重要なのは患者自身の意識
背景を加味したアプローチでともに歩む

藤原医院

(京都市山科区/東野駅)

最終更新日:2024/08/06

藤原医院 重要なのは患者自身の意識 背景を加味したアプローチでともに歩む 藤原医院 重要なのは患者自身の意識 背景を加味したアプローチでともに歩む
  • 保険診療

さまざまな生活習慣の乱れが重なり起こる「生活習慣病」。よく耳にするものの、不調が現れていなければ受診につながらず、知らない間に進行してしまうケースも少なくない。「藤原医院」では、多彩な機器による検査で早期発見に努めるほか、薬だけに頼らない生活改善のサポートを実施。特に健康管理に有用とされる運動については、座ったままでも簡単にできるコツなどを伝え、患者自身が関心を持って取り組めるよう工夫している。藤原康典院長は「信頼できるかかりつけ医を持っておくことも生活習慣病の予防や治療には大切」と話し、患者のバックグラウンドも加味した親身な対応を心がけている。改めて、生活習慣病とはどんな病気なのか、その予防や治療について聞いた。

(取材日2024年7月16日)

早期の予防・治療で心身や金銭面の負担軽減へ。インターネットの情報だけに頼らず「一歩を踏み出して」

Q生活習慣病とは、どんな病気ですか?
A
藤原医院 生活習慣の乱れや体質や遺伝などの要因で起こる生活習慣病

▲生活習慣の乱れや体質や遺伝などの要因で起こる生活習慣病

高血圧症や脂質異常症、糖尿病を代表に、生活習慣の乱れによって起こる病気の総称が「生活習慣病」です。ベースラインには生まれ持った体質や遺伝などがありますが、それに加えて偏った食事や運動不足など、生活習慣のいろいろな要素が絡み合って体にさまざまな不調を起こしていきます。できる限り大きな問題を起こす前に予防をしていくことが、とても大切な病気ですね。

Q生活習慣病のリスクを教えてください。
A
藤原医院 生活習慣病が進行する前に早めの検査を

▲生活習慣病が進行する前に早めの検査を

不調を自覚しにくい、初期には症状がほとんどないことが生活習慣病の特徴です。そのため、なかなか受診につながらず、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などを発症して初めて、糖尿病や高血圧に気づくこともあります。また、進行すれば認知症や失明、足の切断などに至る例も。「もう少しちゃんと管理しておけば……」と言われる方もいるのですが、医療費にかかる負担や病気による制限などを少しでも減らせるという点でも、やはり進行する前に早い段階で適切に検査・治療しておくことが重要です。

Q生活習慣病の受診の目安を教えてください。
A
藤原医院 同院では先進機器を備えており、早期発見に努める

▲同院では先進機器を備えており、早期発見に努める

まずは、健康診断で数値の異常を指摘されたときが目安になります。加えて、40歳という年齢は一つの区切りだと思います。以前は動脈硬化などは年齢とともに進んでいくと考えられていましたが、必ずしも若ければ起きないとは言いきれません。特に、不規則な生活をしている、肥満傾向、長らく喫煙しているなどの習慣がある方は、検査を受けてみることをお勧めします。また、これまでの経過や家族歴などを把握してアンテナが立てられるという点で、信頼できるかかりつけ医を持っておくことも生活習慣病の予防や治療には大切だと考えています。

Qこちらでは、どんな治療をされていますか?
A
藤原医院 一人ひとりの患者に合わせた食事や運動方法を提案

▲一人ひとりの患者に合わせた食事や運動方法を提案

数値をコントロールしようとすると、どうしても薬の量が増えていくのですが、それでは患者さんの負担が大きくなってしまいます。それなら、座ったままできる運動のコツなどをお伝えし、別の側面からアプローチできるよう配慮しています。例えば「食事は和食中心にしています」という方でも塩分量が多かったり、反対に散歩などをしているのに「運動はほとんどしていません」と言われたりと、一般の方の基準と医師が考えるポイントが違うことがあるんです。もちろん油断してしまわないようにリスクについて十分にお話しますが、なるべく患者さんにストレスがなく健康をキープできる方法を一緒に探すことを重視した治療を行っています。

Q生活習慣病の治療で特に心がけていることはありますか?
A
藤原医院 患者自身が意識して取り組めるよう病気や治療方法を丁寧に説明

▲患者自身が意識して取り組めるよう病気や治療方法を丁寧に説明

患者さんには、医師から言われたからではなく、自分自身で体調や健康をコントロールする意識を持ってほしいと思っています。特に若い方は実感がないのか、心疾患やがんのリスクが何倍になりますと説明しても、あまり伝わらないことがあります。そこで、血糖値が高いと細かい血管が傷んでいくんです、その結果、細かい血管が集まる目や内臓や指などに影響して、足を切った方もいるんですよと具体的にご説明するようにしています。患者さんのバックグラウンドなども加味しつつ、努力が少しでも報われたときには一緒に喜べるような、寄り添ったサポートをしたいと考えています。

ドクターからのメッセージ

藤原 康典院長

少しでも生活習慣で思い当たることがある方には、まずは、どんな形でもよいので健康チェックを受けてみてください。そこで不安なことがあれば、気軽に通院できるクリニックで医師や看護師と話をしてみてください。インターネットなどで多くの情報が得られる時代ですが、実際に医療機関で話をすることで、新しい発見があるかもしれません。小さな一歩でいいので、踏み出してみてほしいと思います。また、当院は先進機器をそろえ、気になる所見があった場合には検査をお勧めします。心臓や血管の様子を見てみることで今必要な対応もわかるので、まずは気軽にご相談ください。

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