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原澤 桃子 副院長の独自取材記事

さくらクリニック

(四日市市/桜駅)

最終更新日:2026/02/12

原澤桃子副院長 さくらクリニック main

四日市市桜町で30年にわたり地域医療を支えてきた「さくらクリニック」。内科の診療に加え、CTの早期導入や医療脱毛をはじめとする美容医療の提供など、先進的な取り組みを続けてきた。2025年には原澤桃子先生が副院長に就任。放射線科で培った診断力と自身の経験から生まれた診療姿勢、さらに父である原澤博文院長の理念を重ね、地域のかかりつけ医として幅広い相談に応じている。「患者さまにとって、いつでも何でも気軽に相談できる、友達や家族のように身近なお医者さんになりたいですね」と語る笑顔からは、明るさと親しみやすさがにじんでいる。地元で地域に寄り添う診療を実践する桃子副院長に、クリニックの歩みや診療に対する考え、そして描く未来について話を聞いた。

(取材日2026年1月26日)

開院から30年。患者目線に立った多角的な診療を提供

クリニックの歴史と、副院長に就任された経緯についてお聞かせください。

原澤桃子副院長 さくらクリニック1

1995年に院長の父が開院し、気づけばもう30年。本当にいろいろな時期がありました。当院はCTを早くから導入したり、美容医療に取り組んだりと、当時としてはかなり珍しいことをしていました。また、以前は松阪市で透析治療の施設も運営し、院長と私が当院と行き来する大変な時期もありましたね。その影響で当院の診療時間を短縮せざるを得ず、一時は患者さまが離れてしまったこともありました。2025年、当院に注力する体制にし、ホームページもリニューアルして、まさに新しいスタートを切ったところです。私は10年ほど前からこちらの診療に関わっていますが、副院長として正式に就任したのは2025年、開院30周年の節目でした。今は父が掲げる診療理念を大切にしつつ、地域の皆さんが相談しやすいクリニックづくりを進めています。

クリニックの理念と、副院長先生が独自に大切にされていることを教えてください。

当院の理念は、開業当初から父がずっと大事にしてきた「患者さまが安心・安全に、できるだけ安価で、迅速に医療を受けられる」ことです。CTや内視鏡で早期発見・早期診断につなげることを特に重視しています。かかりつけ医として、小さな病変でも見逃さないようにする体制づくりは今も変わりません。私自身はその理念を受け継ぎつつ、「患者さまの気持ちに寄り添うこと」を大切にしています。治療を押しつけるのではなく、患者さまがどうしたいかを最優先にして、一緒に選びながら進めていく関係を大事にしています。また、美容医療も「見た目の悩みを解消するため」というより、その方が自分を好きになって毎日を前向きに暮らせるようになるためのサポートだと考えています。

先生が医療の道を選ばれた背景には、子どもの頃の経験が大きかったそうですね。

原澤桃子副院長 さくらクリニック2

はい。私は長い間、患者として治療を受ける側の立場でした。幼い頃に複数の手術が必要だったこともあり、治療の痛み、見た目への不安など、心身ともに苦しい時期を過ごしました。思春期には歯並びや見た目へのコンプレックスが強く、「写真に写りたくない」と思うほどでしたし、治療で点滴がうまく入らなかった時の痛みや不安を、今でもよく覚えています。こうした経験が、今の私の診療スタイルをつくっています。「自分が患者だったらどうしてほしいか」という視点を常に持つように心がけています。また、美容医療に取り組んでいるのも、外見の悩みの解消を図ることで、前向きな気持ちになっていただきたいから。どんな些細なことでも気軽に相談できる。そんな存在でありたいと思っています。

医療機器を活用し、未病の段階で病変を早期発見

地域のかかりつけ医として幅広く対応されていますが、実際にはどのようなお悩みが多いですか?

原澤桃子副院長 さくらクリニック3

昔からこの地域に住んでいるご高齢の方が定期的に通院される一方で、慢性的なおなかの痛みやヘルペスなどで相談に来られる若い世代も増えています。また、なんとなく感じる体のだるさ、健診結果への不安など、数字には出にくい不調を抱えて来られる方も少なくありません。私が女性医師ということもあり、女性特有の不調や、人には言いにくいデリケートなお悩みを相談される方も多いですね。当院の内科は予約不要ですので、「ちょっと体調が悪いな」と思った時にすぐ来ていただけるのも大きな特徴です。土曜午後の診療を始めてからは、これまでクリニックの存在を知らなかった新しい患者さまが、急な体調不良で受診されるケースも増えています。

病気というほどではないけれど、何となく調子が優れない時でも相談できるのですね。

当院では、「未病」の段階で健康を支えることを重視しています。体がだるい、朝起きづらい、集中できないなどの症状には、自律神経の乱れや更年期障害が隠れていることがあります。詳しく調べることで、甲状腺の病気などが見つかるケースもあるのです。「病院へ行くほどではないかな」とためらわず、小さな違和感のうちに教えていただけると、その後の整え方を一緒に考えられます。病気になる前の「くすぶっている時間」の短縮を図り、日々を健やかに過ごせるようサポートすることを大切にしています。

診療を支える医療機器について教えてください。

原澤桃子副院長 さくらクリニック4

当院の大きな特徴は、CTなどの医療機器が整っていること、そして院長も私も放射線科で経験を積んできたことです。CTを使用することで、レントゲンでは心臓の陰に隠れて見えない位置にある肺炎などを見つけることができますし、微細な異常にもいち早く気づくことができます。放射線科の視点で行う画像診断は、単なる「写真の確認」だけではありません。どんな小さな変化も拾い上げられるよう、全身をくまなく見渡し、適切な治療へつなげる。「診断までの近道」を提示するような作業です。また、胃の内視鏡検査や超音波検査も行っており、症状に合わせて迅速に対応できる体制を整えています。こうした医療機器を備えている理由は、病気の早期発見と患者さまの負担軽減につなげるため、さらに専門医療機関へ速やかにつなぐ「橋渡し役」を果たすためです。

負担軽減の工夫と丁寧な助言で、健やかな毎日を後押し

開院当初から院内処方を続けていらっしゃいますが、どのような理由や思いがあるのでしょうか?

原澤桃子副院長 さくらクリニック5

当院では、多くの医療機関が外部の薬局を利用する「医薬分業」へと移行する中、院内処方を続けています。体調が優れない時に薬局へ寄るのは、大きな負担になりますよね。診察後すぐにお薬を受け取って帰っていただけることが、患者さまの負担軽減につながると考えています。また、先発品を中心にそろえているのも、当院の特徴です。患者さまから、後発品に関する不安の声が届いたことを受け、患者さまが「血圧が下がりにくい」「薬が効かない」と不安に思うことがないよう、先発品をそろえる方針になりました。さらに院内処方は、スタッフと患者さまとのコミュニケーションの場になっています。スタッフが服薬の回数や錠数を直接確認しながら説明することで、患者さまの薬や治療に対する理解が深まるのではないかと考えています。

治療の他、さまざまなアプローチを取り入れていると伺いました。

当院では、薬だけに頼るのではなく、患者さまの状態に合わせて多角的に健康をサポートしています。見た目のお悩みや「なんとなくだるい」といった症状にも対応し、ダイエットのご相談も医療の視点から無理なく続けられる方法をご提案しています。生活習慣の面では、睡眠や食事、運動について丁寧にお話を伺い、「お酒を控える」「甘いものは和菓子にする」といった具体的な行動変容を一緒に考えています。体調が整った状態をめざすことで、自然と気持ちも前向きになることが期待できる。そんな変化を支えていきたいですね。

最後に、副院長先生が描くクリニックの未来について教えてください。

原澤桃子副院長 さくらクリニック6

2025年の開院30周年を機に、副院長としてクリニックの経営やホームページの刷新などにも関わるようになりました。院長から私へバトンをしっかりつなぐ準備が進んでいます。今後は、地域のかかりつけ医としての役割を受け継ぎながら、自由診療の分野も広げていきたいと思っています。また、患者さまがご自身のことをもっと好きになれるような場所でありたいという思いも強いですね。何でも気軽に相談してもらえる関係を大切にしながら、必要なときはすぐに専門の医療機関へ橋渡しする、「医療の入り口」であり続けたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

医療用レーザーを用いた脱毛/脇1回3300円~
※部位ごとの詳細はホームページをご確認ください