福島 英彦 院長の独自取材記事
ふくしま皮膚科・美容皮膚科
(名古屋市守山区/藤が丘駅)
最終更新日:2025/11/05
藤が丘駅からバスで15分、静かな住宅街にたたずむ「ふくしま皮膚科・美容皮膚科」。2025年6月に全面リニューアルを果たし、明るく温かみのある空間に生まれ変わった。院長の福島英彦先生は、大学病院で講師を務めた経験豊富な日本皮膚科学会皮膚科専門医。「皮膚科は内科も外科もできる、自分のテリトリーを全部自分でできるのが魅力」と、皮膚科への情熱を語る。自身もアトピー性皮膚炎で悩んだ経験から、患者の気持ちを深く理解できるという。保険診療から美容医療まで「皮膚のトータルケア」を実現するクリニックだ。土日も診療しているので働いている人も通いやすいだろう。限られたスペースに自らアイデアを出して工夫を凝らした院内設計や、診療への思いについて話を聞いた。
(取材日2025年9月5日)
研究と臨床の経験を地域医療に生かす
30年以上続くクリニックを継承し、全面リニューアルされた経緯を教えてください。

もともとこの場所では父が1988年頃から福島皮フ科を開業し、診療していました。私は大学病院で研究や手術に打ち込み、講師まで務めていたのですが、父の年齢も考慮し、まだ一緒に働けるうちに継承したいと考えたんです。場所ごと移転することも考えましたが、父の代からここに通ってくださっている患者さんもいらっしゃるので、同じ場所での建て替えを決めました。継承後は美容医療の提供もしたいと考え、2025年6月に全面リニューアルすることにしました。設計も私が中心となって考え、クリニックの中はほぼ新規開業のような感じです。複数のレーザー機器を導入し、保険診療だけでなく美容医療まで包括的に提供できる体制を考えています。
なぜ皮膚科を専門に選ばれたのですか?

皮膚科は内科的な治療から外科的な手術まで、幅広く対応できることに魅力を感じました。大学では免疫学の研究にも取り組み、学位も取得しています。日々新しい治療法が次々と登場していますが、皮膚科は自分のやりがい次第でどこまでも専門性を深められる、本当に興味深く面白い分野だと思います。
リニューアルにあたってこだわった点は?
限られたスペースで最大限の機能を持たせられるよう工夫しました。診察室2部屋、レーザー室4部屋、処置室、パウダールームなど、美容皮膚科に必要な設備をギュッと詰め込みました。レーザー室は各部屋を二重の厚いカーテンで仕切ることで、効率的に患者さんに治療を提供できるよう工夫しています。清潔感を保ちつつ、どんな患者さんも落ち着ける空間になればと思って、明るい木目調で統一しました。私の理想は保険診療で来た方が、美容皮膚科も選択肢として持てるクリニックです。例えばアトピー性皮膚炎で来た方が症状の改善が図れた後、より肌をきれいにしたいと思われた時にすぐに美容皮膚科に移行できる。そんな垣根のない診療をめざしています。
自身の経験から患者に寄り添った診療を
アトピー性皮膚炎の治療に特に力を入れているそうですね。

実は私自身も子どもの頃アトピー性皮膚炎で悩んでいました。かゆみのつらさ、ステロイドしか選択肢がなかった時代の苦労を身をもって経験しています。だからこそ、患者さんの気持ちが実感としてわかるんです。今はバイオ製剤など新しい治療法が次々と登場し、かゆみの抑制が図れるようなってきました。当院でもそうした治療を積極的に導入しています。小さなお子さんも多く来院されます。ただ大事なのは、アトピー性皮膚炎は慢性疾患なので継続的な通院が必要だということ。最初の診察でしっかり時間をかけて話を聞き、今までの治療歴や生活背景を把握した上で、その方に合った治療計画を立てることを心がけています。
美容皮膚科ではどのような診療に注力されていますか?
特に肝斑やしみの診断と治療に力を入れています。肝斑やしみといっても炎症後の色素沈着やホルモンの影響など原因はさまざまで、それぞれの対処は異なります。適切に診断できないと対処ができません。私は皮膚科専門医としての病理学的な観点と、美容クリニックでの施術経験を組み合わせて診療や診断を行います。
診療で心がけていることは何ですか?

まず初診時にしっかりと患者さんの話を聞くことです。皮膚科は患者数が多く時間が限られてしまいがちですが、初診ではしっかりと時間をかけます。悩みや治療歴、生活背景まで詳しく伺うんです。最初にきちんと治療計画を立てておけば、2回目以降はスムーズに進められます。例えばニキビ治療なら、1年以上かかることを最初に説明し、パンフレットを使ってわかりやすく伝えるようにしています。信頼関係がないと治療は続きません。特に皮膚疾患は慢性的なものが多く、継続的な通院が不可欠です。お子さんには褒めることを大切にし、親御さんの不安も取り除くよう努めています。
皮膚のトータルケアで地域に貢献
美容医療の取り組みについて教えてください。

美容医療を身近に感じてもらうことに力を入れています。美容皮膚科は、料金や何をされるかわからないと不安を抱える方が多くいらっしゃると思うんです。当院では患者さんの経済的負担を考慮した価格設定を心がけています。保険診療で来た方が「ちょっと受けてみようかな」と思えるようにしたいと考えています。美容皮膚科は継続することが大事になってくるので、一回の負担を抑えながら継続できるよう配慮しています。例えば、赤ら顔へのレーザー治療や毛嚢炎にならないよう配慮して行う脱毛など、保険診療だけではなく時には美容医療を組み合わせることでより良い結果をめざせることもあるため、一つの選択肢として提案もしています。
今後さらに力を入れていきたい分野はありますか?
肝斑の専門性をさらに高めていきたいです。悩んでいる方は多いのに、きちんと診断して適切な治療を受けるのが難しい分野だと思っています。私は皮膚科専門医としての診断力と美容医療の経験を生かし、肝斑で悩まれる方にも適切な診療を提供できるよう努めています。40~50代の方を中心に相談が増えているので、肝斑と一緒にしみや小じわなど、年齢に応じた悩みに総合的に対応できるような診療を提供できるよう考えています。
読者へのメッセージをお願いします。

皮膚のトータルケアを実現したいという思いで診療しています。私が皮膚科を選んだのも、患者さんをトータルで診られることが魅力だったからです。ここに来れば皮膚のトラブルはある程度解決できる、そんな安心感のある場所を提供したいんです。湿疹からアトピー性皮膚炎、手術が必要な腫瘍、そして美容的な悩みまで、皮膚のことなら何でも相談してください。また当院では、大きな手術でなければ必要に応じて対応できます。土日も診療していますので、働いている方も通いやすいと思います。美容医療に興味はあるけど躊躇している方も、まずは保険診療から始めて、必要に応じて美容面のサポートもさせていただければと思います。皮膚の悩みを一緒に解決していきましょう。
自由診療費用の目安
自由診療とはしみのケア/3800円~、医療脱毛/4400円~(脇)

