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堀部 兼孝 院長の独自取材記事

堀部耳鼻咽喉科

(名古屋市昭和区/荒畑駅)

最終更新日:2025/01/09

堀部兼孝院長 堀部耳鼻咽喉科 main

名古屋市昭和区にて、長らく地域に根づいた耳鼻咽喉科として、診療を行ってきた「堀部耳鼻咽喉科小児耳鼻科」。2024年1月に先代から継承し、新たに堀部兼孝先生が院長を務める。同クリニックでは、風邪や花粉症などはもちろん、アレルギーや睡眠時無呼吸症候群の治療、小児の耳鼻咽喉科と幅広く対応する。小児から若い世代、高齢者まで、幅広く訪れるクリニックだ。「大人も子どもも、耳鼻咽喉科の治療は小さな違和感や痛みなどから始まります。小さな違和感でも、気軽に相談してもらえるクリニックでありたいです」と語る堀部院長。クリニックを継承した思いやこれからの展望、日々の診療内容について詳しく話を聞いた。

(取材日2024年11月18日)

日々の小さな悩みも相談できるクリニックに

医師をめざしたきっかけや、勤務医時代のご経歴について教えてください。

堀部兼孝院長 堀部耳鼻咽喉科1

もともと父親が耳鼻咽喉科の医師として働いていて、その背中を見て、自然と耳鼻咽喉科の医師を志すようになりました。幼少期は、食べることが好きなので「料理を作る人になりたい」と思ったこともあります。家業をいずれ継ぎたいという考えから、アレルギーの研究をしたいと思い、藤田医科大学に入学しました。藤田医科大学では、スギ・ヒノキ科の花粉を計測して、その情報を日本気象協会に提供しているんですよ。アレルギー性鼻炎や花粉症、喉頭がんや副鼻腔がんをはじめとする、耳鼻咽喉科領域のがん治療にも携わりました。耳鼻咽喉科には外科・内科というくくりがないので、外科的処置と内科的処置、それぞれ全体的に診ていくことが必要です。耳鼻咽喉科の治療を幅広く経験できる良い環境だったと思います。

その後、こちらを2024年1月に継承されたそうですね。

もともと父から継承を打診されていたのですが、予定より早まって、2024年1月に後を継ぎました。父の代から通っている患者さんはもちろん、私が院長になってから初めて来られる患者さんも少しずつ増えてきました。皆さん本当に優しく接してくださり、安心して診療に臨めています。ご家族で来られる方や、きょうだいそろっていらっしゃるお子さんなど、ご家族で順番に診療していくといったこともありますね。地域のご家族の健康を担っていきたいと思っています。

どのようなクリニックにしていきたいですか?

堀部兼孝院長 堀部耳鼻咽喉科2

「こんなことで医療機関に行かなくてもいいんじゃないか?」と思うようなことでも、気軽に相談に来てもらえるようなクリニックにしたいですね。どんなに小さな違和感でも、ご自身にとっては不快に感じることで、改善したいと思っているかもしれません。また、放っておくと症状が進行してしまうこともあります。気になったらまずは相談する場所として、当クリニックを選んでいただけるとうれしいです。例えば、お子さんの耳掃除や、リンパの腫れ、耳あかの詰まりが気になるなどのご相談も受けつけています。違和感で悩む時間を減らすことで、生活の質も向上するはずです。「耳あかの掃除で耳鼻咽喉科に通っていいの?」と思われる方もいらっしゃいますが、耳掃除をきっかけに健康状態の確認もできます。遠慮なくお越しください。

小児の症状からアレルギーなどに幅広く対応

得意としている診療や、力を入れて取り組みたいことについて教えてください。

堀部兼孝院長 堀部耳鼻咽喉科3

地域のクリニックとして、耳鼻咽喉科の領域であれば幅広く対応しています。近頃はアレルギーの検査・治療で来る方が多いですね。ダニやハウスダストのアレルギー、スギ花粉やヒノキ花粉のアレルギーからペットのアレルギーまで、幅広いアレルギーの検査を行っています。まずは検査をすることで、一人ひとりどのような対処をすべきかが変わってきますので、検査から実施します。ダニやスギのアレルギーをお持ちの方に特にお勧めしているのが、舌下免疫療法です。

舌下免疫療法では、どのような治療を行うのでしょうか。

舌下免疫療法というのは、アレルゲンを含む治療薬を用いることで体を慣らすよう図り、根本的な体質改善をめざすための治療方法です。1日1回、少量の治療薬から始め、その後決められた容量を3~5年ほど服用します。長期にわたることや毎日薬を飲む必要のある地道な治療方法ですが、アレルギーの症状がきついと感じている方、日々の生活に支障が出ている方に向いている治療だと思います。スギ花粉などであれば、早ければ数ヵ月から半年くらい、ダニであれば半年から1年ほどで少しずつ有用性を感じられるようになることが望めます。症状をしっかり抑えたい、あまりにも毎シーズンのアレルギー症状が重度で和らげたいという方は、検討しても良いのではないでしょうか。

子どもの耳鼻咽喉科領域の治療にも力を入れているとお聞きしました。

堀部兼孝院長 堀部耳鼻咽喉科4

子どもは耳鼻咽喉科領域のトラブルが非常に多く、子どもの頃に耳鼻咽喉科へ通っていた方も多いのではないでしょうか。鼻水が出る、耳あかがたまっているから掃除をしてほしい、中耳炎を治療したいといったご相談がメインです。お子さんはどうしても治療を嫌がったり怖がったりすることがありますが、それは当然の反応です。見たこともない器具で、自分の知らないことをされるのは、誰でも嫌だと思います。だからこそ、使用する器具を見せ、触れてもらって、「怖くないよ」という気持ちで、治療に取りかかるように心がけています。押さえつけて治療をしてしまっては、トラウマになってしまうこともありますから。お子さんの気持ちや意思を大事にした治療を提供したいです。

耳・鼻・喉の悩みを、ためらわずに相談してほしい

睡眠時無呼吸症候群の治療にも取り組まれていると伺いました。

堀部兼孝院長 堀部耳鼻咽喉科5

睡眠時無呼吸症候群、いびきなどの治療は、耳鼻咽喉科で相談してください。自覚症状がある方、ご家族から指摘された方はそれぞれ早期の検査をお勧めしています。知らず知らずのうちに日中に居眠りをしてしまうと、仕事への悪影響や大きな事故の原因にもなりかねません。また、大人だけと思いがちですが、実は子どもも気をつけなければいけない疾患です。子どもの睡眠時無呼吸症候群は、成長・発達にも大きく関係すると考えられています。睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合、まずは自宅で簡易検査を行います。その結果をもとに、治療を開始したり、1泊2日で精密検査を行ったりします。主な方法としては、投薬治療や睡眠時に機器を取りつけて行う治療などがあります。

これからのクリニックの展望や、診療時のモットーについて教えてください。

現在クリニック全体の機器・設備のリニューアルを進めています。科学・医学は日々進歩しているので、進歩に合わせた検査・治療方法を提供していくためにも、積極的により良いと感じた機器・設備を取り入れたいですね。聴力や鼓膜の動きを検査する機器や、器具を消毒するための機器をリニューアルしました。診療時のモットーは、「今できるベストを尽くす」です。今、目の前の患者さんと向き合う中で、患者さんにとってできる限り負担が少なく済むよう、かつ有用性が望める治療を行っていけるよう、心がけています。問診時に対話をしながら、患者さんの困っていることやその背景をしっかり聞くことができるよう、日々努力しています。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

堀部兼孝院長 堀部耳鼻咽喉科6

耳・鼻・喉に関するお悩みがある際は、まずはためらうことなくご相談ください。どんなに小さな悩みでも、それが続くのであれば、生活に何かしらの影響が出ているのではと思います。解決策や対応方法が早く見つかれば、日々の暮らしがもっと明るくなるはず。当クリニックに来てもらって解決できる問題であれば、しっかり対応して治療を行っていきます。別の診療科や基幹病院の検査が必要な際は、しっかりつなぎます。困っていることに対してきちんと方針を示して、少しでも安心してもらえる医療を提供していきたいですね。

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