御器所駅から徒歩5分の場所にある「小林医院」。待合室はシンプルで心地良い空間だ。院長の小林昌玄先生は三重大学医学部を卒業後、名古屋市立大学第2外科に入局。関連病院での臨床や京都大学再生医科学研究所での研究などを経て、前身の木下医院を引き継ぐ形で2014年に開院。以来、地域医療に尽力する小林院長のポリシーは、自分の範囲を越える診療について、「治らない」「原因不明」で終わらせるのではなく、最良の治療法を模索し、必要な場合は患者を専門医療機関に紹介すること。これは自身の家族の病気から得た教訓だという。患者にとことん寄り添う姿勢で、多忙な日々のリフレッシュ法は早朝マラソンだという小林院長に、地域での診療のことや医師をめざしたきっかけなど、たっぷり語ってもらった。

（取材日2017年7月13日）