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新谷 洋一 院長の独自取材記事

シンタニ皮フ科

(名古屋市西区/浄心駅)

最終更新日:2025/03/25

新谷洋一院長 シンタニ皮フ科 main

1971年の開業以来、長きにわたり地域の健康を見守り続けている「シンタニ皮フ科」。2017年にバリアフリーで清潔感のあるクリニックにリニューアル。白や青、アクセントのオレンジ色が爽やかな印象だ。副院長時代にクリニックのリニューアルに全面的に携わった新谷洋一院長は、2019年6月に父であり現理事長の新谷紘一先生から院長を引き継いだ。これまでの親子2人体制の診療に女性医師も加わった。より一層患者のニーズに応えられるようになった。休日は海釣りを楽しんでいるという新谷院長に、これまでの医師としての歩み、新しい診療体制、地域住民への思いなどを聞いた。

(取材日2022年5月12日/情報更新日2025年3月19日)

父から院長を引き継ぎ、より質の高い医療を提供

2017年のリニューアル後も医療機器を導入したり、待合室のレイアウトを変えたりしているそうですね。

新谷洋一院長 シンタニ皮フ科1

リニューアルの際は50年近く使用していたクリニックを一新し、バリアフリーにしました。院内には落ち着いた緑色を取り入れ、木目調の床材を使用しています。木ではなくタイルでできた床材なので、掃除がしやすく清潔に保つことができるんです。最近では感染症対策として、待合室の椅子の向きを変えて、患者さん同士が対面しないように工夫しました。窓が多く天窓も開けられるため、換気もしっかりできます。また、2017年のリニューアルの際に、エコーやレーザー、IPL治療器などを導入しましたが、その後も解像度の高いエコーや炭酸ガスレーザー、光線療法に用いる光治療器などを設置するなど、医療機器を充実させています。自転車でお越しになる方が多いので、駐輪場も新しくしました。

医師をめざしたきっかけと、ご経歴について教えてください。

祖父と父が皮膚科医だったからか、自然の流れで医師をめざすようになりました。中学までは、このクリニックの隣に住んでいたので、朝から夕方まで働く父の姿を見て育ちました。転んで頭を打った時に、祖父に縫ってもらったこともあります。私にとって医師という職業は、すごく身近な存在だったのです。勤務医時代は、大学病院や市立病院などで経験を積みました。尋常性乾癬やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患治療、紫外線を用いた光線療法、皮膚腫瘍の手術、レーザー治療などの幅広い分野の治療に携わり、多くの患者さんに接する機会に恵まれましたね。本当は勤務医として10年ほど経験を積んでクリニックを継ぐつもりでしたが、気がついたら18年という月日が流れていました。

実際に医師になった後に感じたことや、院長に就任した時のお気持ちをお聞かせください。

新谷洋一院長 シンタニ皮フ科2

皮膚科の医師になってみると、皮膚の病気が原因で生活に影響が出たり、患者さんによっては悲観的になって引きこもってしまうケースもあり、そのような患者さんを治療していくことの重要性に気がつきました。また、勤務医時代に多くの知識と経験、技術を身につける機会をいただくことができて本当に良かったです。これまでの経験を生かしながら質の高い医療を提供すること。地域の患者さんに寄り添った診療を行うこと。この気持ちを大切にしていきたいですね。どんな患者さんにも優しく対応している父の姿勢も引き継いでいきたいです。

幅広いニーズに応えるため皮膚科の医師を増員

医師3人体制で診療を行っているそうですね。

新谷洋一院長 シンタニ皮フ科3

現在は、幅広いニーズに応えるため女性医師も加わり、父と私とで、3人での診療体制となっています。時間や曜日によって勤務時間が異なりますので、日々の診療は2人で行っています。以前からよく知る先生方に来ていただきましたので、安心して診療をお願いできます。2人とも心強い存在ですね。お互いの診療方法もわかっていますので、新体制になってからも一貫性のある治療ができています。現在は午前診療のみですが、「女性の先生に診てほしい」という患者さんのニーズにも応えられるようになりました。

診療内容と特に力を入れている治療について教えてください。

皮膚科、小児皮膚科、アレルギー科の診療として、アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬、感染症でできた膿の切開など、さまざまな症状に対応しています。赤ちゃんや子どもは、乳児湿疹やアトピー性皮膚炎、水イボの症状などで来院されるケースが多いですね。先天性の皮膚の病気のチェックも行っています。特に力を入れているのは、アトピー性皮膚炎と乾癬の治療です。どちらも長期的な治療が必要ですが、特に乾癬の場合、「他のクリニックで治らないと言われた」と言って受診される方が多いです。確かに完治は難しいこともありますが、適切に治療することで症状が落ち着いてくることが見込めます。何よりも大事なことは、食事や睡眠リズムを含めた生活環境を整えること、外用を含めた治療を適切に継続することです。最近では効果の期待できる内服薬や注射の治療もでてきています。治療に前向きになるような言葉をかけながらアドバイスするようにしています。

皮膚の症状は放置してしまいがちですが、どのようなときに皮膚科に通うべきなのでしょうか。

新谷洋一院長 シンタニ皮フ科4

基本的には、皮膚にほくろやしみ、湿疹・かぶれといった症状のある場合は皮膚科の対象になります。皮膚科疾患は、熱や吐き気などの症状に比べ、我慢できたり気づかないといったことから放置しがちな症状が多くあります。しかし、そこにがんなどの病気が隠れていて、徐々に進行することもあります。目に見えるところであれば発見が比較的早い傾向にありますが、足の裏や陰部周辺などは特に注意が必要です。見極めは難しいですが自然に治らないものや徐々に大きくなるもの、不整形なもの、色のムラのあるものなどは一度ご相談いただきたいです。腫瘍であっても、疾患の早期発見ができれば当院で完結できるものもあります。日頃の入浴時や鏡を見るタイミングでチェックをすることをお勧めしています。

患者一人ひとりに合った治療法と生活習慣の改善を提案

ステロイド外用剤などの副作用を気にされる患者さんもいらっしゃるそうですね。

新谷洋一院長 シンタニ皮フ科5

最近は、インターネットなどいろいろな情報があふれているので、心配される患者さんも多いんですよ。確かに、症状に対して弱すぎるものはだんだん作用が弱まるし、強すぎるものを使いすぎると皮膚が薄くなったり、血管が拡張してしまうという副作用が出ることもあります。しかし、適切なものを使って治療していけばそれほど心配する必要はありません。大切なのは、症状に合った強さのステロイドを適切な期間使うということです。そのためには、定期的な診察で症状を確認しながら治療することが重要です。

今後、力を入れていきたいことはありますか? 

美容皮膚科のニーズに少しずつでもお応えしていきたいと考えています。今までもご相談があれば対応していましたが、診療体制を新しくしたことでより多くのご要望にお応えできるようになりました。美容皮膚科の診療では、しみ・イボ・しわのケアなどに対応しています。お子さんの治療でクリニックに訪れた時に、お母さんは美容皮膚科の診療を行う……ということもできますよね。現在は、クチコミで当院の美容皮膚科について知ったという方からのお問い合わせが増えています。薄毛治療についても対応していきたいと考えております。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

新谷洋一院長 シンタニ皮フ科6

2019年6月に院長に就任してから、これまで以上に「地域の患者さんに寄り添った診療をしたい」という思いが強くなりました。患者さん一人ひとりの症状に真摯に向き合い、納得していただいてから最善の治療をしていきたいと考えています。皮膚科の医師だからこそわかる症状もありますので、「いつもと違うな」と感じたら気軽に相談してください。早い段階で治療することで、痕が残りにくくなることも考えられます。また、外用剤の副作用や処方についてのご質問にもお答えしますので、わからないことがあればご相談ください。医師として正しい情報を提供することも大切だと感じています。これからも、父である理事長の思いを受け継ぎ、地域の皆さまのお役に立ちたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

IPL治療(医師施術:額以外の顔面、お肌に合わせたオーダーメイド施術)/3万4100円、ピンポイントしみ1箇所4400円〜、しみのケア/1cm 1万円~、イボのケア/1箇所 3300円~、しわのケア/2万2000円~
※診察料、諸費用別途

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