「患者さんが訴える症状だけではなく、対話を通してバックグラウンドを知り総合的に診断するようにしています」と話すのは、名古屋市東区で50年以上前から地域に根差した診療を続けている「近藤医院」の磯部和男院長だ。創設者である叔母から医院を引き継ぎ、丁寧な検査と診療で近隣住民を中心に多くの患者から信頼を集めている。診療内容は、内科・消化器科・小児科・アレルギー科。磯部院長は薬剤師免許も有しており、薬の性質や漢方薬などにも詳しい。患者の話に耳を傾け、生活習慣の改善や健康情報のアドバイスなどをすることで、薬で対処するだけではなく根本的な部分からの解決をめざす。対話を何よりも大切にする磯部院長に、医師としての信条や診療に対する思いなどを聞いた。

（取材日2016年5月12日）