柳津町の大きなショッピングモール近く、閑静な住宅街の一角にある「まるの内科クリニック」は、1997年、大松由希子院長が開業した。オレンジの色合いで洋館のようなたたずまいは女性らしいセンスが光る造りで、クリニックに来たことを忘れてしまうほど。明るくやわらかな雰囲気の院内では、笑顔のスタッフが優しく対応してくれる。「隠れ家的なクリニックにしたかった」という言葉どおり、大々的なアピールはしていないそうだが、開業以来ずっと地域住人が絶え間なく訪れるのは、同院への信頼の厚さゆえだろう。消化器内科と神経内科を専門としながら、かかりつけ医としての役目を全うし、内科全般の検査と診療を行っている大松院長から、治療へのさまざまな思いを語ってもらった。

（取材日2019年6月7日）