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和泉 勝彦 院長の独自取材記事

いずみ皮膚科

(岐阜市/西岐阜駅)

最終更新日:2024/12/20

和泉勝彦院長 いずみ皮膚科 main

「いずみ皮膚科」は、JR東海道本線岐阜駅から岐阜バス鏡島ルートに乗り、森屋バス停降りてすぐの場所にある。1981年に先代の和泉秀彦前院長が開院し、2024年10月に和泉勝彦院長が継承。40年余り、乳児から高齢者まで幅広い年齢層の地域住民の皮膚の悩みに寄り添ってきた。南向きに広い窓のある待合室は明るく、十分な数の椅子があるためゆったりと待つことができる。和泉院長は2009年金沢医科大学を卒業後、皮膚科で経験を積み、先代からの意志を引き継ぐため、継承前から当院の診療に従事。「特別なことをしているわけではあリませんが、日々目の前の患者さんに向き合うことを大切にしています」と、謙虚な姿勢で朗らかに語る和泉院長に、現在の診療の様子や診療に対する思いを聞いた。

(取材日2024年11月18日)

先代から地域住民の健康のために向き合い続ける医院

医師を志した経緯や思いをお聞かせください。

和泉勝彦院長 いずみ皮膚科1

父が長年この地域で診療を行っていましたので、子どもの頃から医師の仕事に興味を持っていました。父は仕事を家庭には持ち込まないようなタイプで、日頃診療の様子を見せたり、家庭で仕事の話をすることはありませんでした。ですが、私自身に皮膚にトラブルがあった際には、医師としての父の姿を見ることできましたね。患者さんやスタッフから医師として信頼されている父を見て、医師という職業に関心を持つようになりました。医学部生として学んでいる間は、皮膚科以外の科も検討してみたのですが、いつかは当院を継承するということも一つの選択肢として持っていましたので、最終的には父と同じ皮膚科の道を選びました。5年ほど前に岐阜に戻ってからは当院で父と診療し、患者さんにも徐々に顔を覚えてもらいましたね。

どのような患者さんが多いですか。

赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年齢の方が来院されます。中には80、90代の方もいらっしゃいますね。症状は、アトピーや乾燥による皮膚のトラブル、水虫、イボなど、一般的な皮膚に関する症状で来られることが多いです。父の時代から長年通ってくださっている患者さんも多くいらっしゃいます。目の前の患者さん一人ひとりに向き合い、当院でご提案できることをお伝えしています。こうして代が変わっても、地域住民の方に頼っていただけることはうれしいですし、その気持ちにお応えしていきたいですね。

患者さんに接する際に心がけていらっしゃることはありますか。

和泉勝彦院長 いずみ皮膚科2

患者さんが何に困っているのかお話をしっかりお伺いし、薬の提案だけではなく生活スタイルに関しても、患者さんに合わせてできる範囲で提案をするようにしています。症状から考えられることを推測し、普段どんな過ごし方をしているかをお尋ねすることも。お風呂の入り方はこのようにしてみてはどうですかなど、日々の暮らしの中で改善できる点についてもお伝えします。ただ、患者さんによって求められることも違いますから、こちらから無理な制限や提案をするようなことはせず、一人ひとりに合わせてお話しするように心がけています。また、診察に関しても無茶な治療方針は取りません。医師として当然のことではありますが、慎重に判断した上で、継続的に診ていく姿勢を大切にしています。

地域のかかりつけ医として尽力し、総合病院とも連携

近くに岐阜市民病院がありますね。連携もされているのでしょうか。

和泉勝彦院長 いずみ皮膚科3

塗り薬や飲み薬で改善が望める場合や簡単な手術で済むことが見込める場合には当院で対応しますが、当院で対応が難しいと診断した場合には、すぐに岐阜市民病院へとつなぐようにしています。細菌などに感染している場合やがんなど、診断はできても当院で処置が困難な場合もあり得ます。皮膚の表面ではなく、超音波や画像検査が必要な場合などもお願いするようにしていますね。あるいは、切除するには複雑な場所なので精密検査が必要なときや、症状が重く点滴などが必要な場合など緊急を要することもあり得ますので、即座に判断し対応するようにしています。地域のかかりつけ医として、患者さんに安心して相談していただけるような窓口としての役割ができればと思いますね。一方で、ケガをしている人など、当院で対応可能な患者さんを市民病院からご紹介されることもあり、そのような患者さんの受け入れも行っています。

医療設備や院内環境についてこだわられている点はありますか。

先代がこだわって整えてきた機器や環境ですので、良いものはそのまま使用しています。中には古くなってきたものもありますから、必要に応じて処分や更新を図っているところです。小さなできものを除去するためのレーザーなどは、今後も必要に応じて新しくしていきたいですね。また、駐車場を先代の頃に拡張していまして、ゆったり停めていただけるかと思います。岐阜は車社会でもありますから、患者さんからは来院時にとても便利という声を聞きますね。バス停も当院の目の前にありますから、車の運転が苦手な方にも通院していただきやすい場所にあるんですよ。

スタッフさんはどんな方が多いですか。

和泉勝彦院長 いずみ皮膚科4

先代の頃から長年勤めているスタッフがほとんどですね。私が子どもの頃から勤めてくれている方もいて、とても信頼できるベテランのスタッフばかりです。私から特別言わなくても、日頃から患者さんに寄り添う姿勢を大切にしてくれていますし、気さくに話しかけてくれている様子を見かけます。日頃の診療の様子をよく見てくれていますから、私に直接聞きにくいことがあれば「こういった症状も対応しているかどうか」など、スタッフに相談していただければ、わかることはお答えできます。そのような患者さんの声は、スタッフから私に届けてくれていますので、気軽に相談していただけるとうれしいです。

保険内治療を基本とした診療で、寄り添った提案を

今後の展望などがありましたらお聞かせください。

和泉勝彦院長 いずみ皮膚科5

医院を大きくしようとかそういったことは考えていないのですが、これからも地域の方のお役に立てられるといいなと思っています。今も長年来ていただいている患者さんや、地域の患者さんが来てくださっていますので、日々目の前の患者さんと向き合うことを大切にしていきたいですね。治療に関しても、自由診療のほうへ振ろうということはなく、保険の範囲内でできる治療を基本とする姿勢は変わりません。アレルギーやお肌のトラブルは長年かけて治療が必要な場合も多くありますし、時には長く向き合っても現状維持が精いっぱいでなかなか完治が望めない症状もあります。患者さんと一緒に悩み、医師としてどうしたら少しでも力になれる提案ができるか、これからも日々模索していきたいと思っています。

先生のリフレッシュ方法や健康方法などがありましたら、お聞かせください。

休みの日は、家の中で趣味を楽しみながらゆったりと過ごすことが好きですね。診療とは違うことに没頭することでリフレッシュを図っています。健康のために運動など特別なことはしていませんが、おいしいものを食べることが好きですので、地域の気になるお店に立ち寄ったりもしています。日常の中で楽しみを見つけることが健康につながっているかもしれません。

最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

和泉勝彦院長 いずみ皮膚科6

当院では、新しい治療方法を打ち出すといったような目立った治療は行っていませんが、皮膚科の医師として目の前の患者さんと向き合い、一人ひとりに合った治療方法をご提案させていただきます。診察まではできても、処置が難しいものは岐阜市民病院など他の医療機関をご紹介します。皮膚に関して気になる症状があれば、一人で悩まずにまずはご相談いただきたいですね。当院では、私も含めスタッフ一同丁寧に対応させていただきますので、気軽にご来院ください。

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