チームで実践、改善と予防をめざす
運動器リハビリテーション
和田整形外科
(大和市/南林間駅)
最終更新日:2026/01/14
- 保険診療
関節や筋肉など、運動を司る組織に障害が起きた場合に、痛みの軽減や動きの改善するための選択肢に挙げられる、運動器リハビリテーション。痛みや機能障害の根本に迫ることで、選手の競技復帰から日常生活動作の回復まで、幅広いゴールをめざせるのが魅力だ。「そもそも痛みの原因となるものを見つけて、そこを治療していくのが理学療法。進行抑制や再発予防まで考えていけるのが運動器リハビリテーションの強みです」と、大和市「和田整形外科」の和田一佐院長は語る。スポーツの現場で選手を支えるなど豊富な経験を持つ理学療法士とのチームで、慢性的な痛みに悩む人々を網羅的に支えている。そんな同院の運動器リハビリテーションについて、和田院長、そして理学療法士の江川智弘さんと落合樹里さんの3人に詳しく聞いてみた。
(取材日2025年12月20日)
目次
選手のパフォーマンスを支えてきた理学療法士が、ゴールを見据えて伴走
- Qどのような症状で来院される方が多いですか?
-
A
▲「痛みの根本的な改善に取り組む」と語る和田院長
【和田院長】四十肩・五十肩・肩凝り・腰痛・膝痛など慢性的な痛みから、スポーツによるケガ、骨折や手術後の機能回復まで幅広く対応しています。首・肩・腰・膝・足首など部位もさまざまで、薬物療法・物理療法による保存治療を行いながらリハビリテーションを並行するケースも多くあります。医師の診断と指示のもと、理学療法士が継続して関わり、日常生活や競技への復帰を見据えたリハビリテーションに取り組める体制です。薬物療法・物理療法は今の症状をまずは一時的にでも軽減することを主な目的とした方法ですが、根本から改善するのは難しいもの。進行抑制や再発予防までめざせるのが、運動器リハビリテーションの大きな強みですね。
- Qこちらのリハビリテーションの特徴について教えてください。
-
A
▲スポーツ経験を生かしたリハビリテーションを提供する江川さん
【和田院長】私も含めスタッフはいずれもスポーツ現場で選手を支えてきた経験者で、休診日を利用して現場で活動を続けています。運動器の使い方や体の癖を実践的に評価し、単なるマッサージではなく原因を見極め、再発予防まで考えたリハビリテーションを提供できるのが強みです。
【江川さん】サッカー経験があり、現在もトレーナーとして、休日を利用してチームの海外遠征や大会に帯同しています。いずれも高いレベルの理学療法が求められる現場です。
【落合さん】陸上競技出身で、先日東京で開催された世界大会にも関わりました。ケガの対応はもちろん、パフォーマンスを追求する現場での経験が、当院でも生かせていると感じています。
- Qリハビリテーションで患者さんに接する際に心がけていることは?
-
A
▲陸上競技を中心にトップアスリートが集う現場で活躍する落合さん
【落合さん】一番大切にしているのは、患者さんとゴールを共有すること。先が見えない状態は不安が大きいので、回復までのおおよその目安や流れを伝えます。その上で、無理のないプログラムを一緒に考え、継続して関わることで「二人三脚で進んでいる」という実感を持っていただけるよう取り組んでいます。
【江川さん】まずは患者さんの満足を一番に考えています。同じ症状でも、めざすゴールが違えば対応が変わるので、その方に合ったゴールをともに定めるのも大切です。また、趣味やスポーツの内容、睡眠や食事などの生活背景まで考慮しなければ、本当の意味での改善はめざせません。そのため、話しやすい雰囲気づくりも心がけています。
- Qスポーツリハビリテーションにも注力していますね。
-
A
▲患者の生活にも配慮し「二人三脚」で行うリハビリテーション
【和田院長】スポーツ整形の分野では、肩・腰・膝・足首・肘などの痛みが多く、競技特性に応じたケガも目立ちます。成長期の腰椎分離症のように競技を休まざるを得ないケースでも、ただ安静にするのではなく、復帰後を見据えたリハビリテーションを実践。筋力や動作の質を落とさないよう、再発予防まで含めてサポートすることで、スムーズな競技復帰につなげています。
【落合さん】一人ひとりに合わせて適切なゴールを設定するためには、競技内容はもちろん、ポジションや学生の場合は学年なども伺う必要があります。
【江川さん】いつまでに、どんなレベルでの復帰をめざすのか、明確に見定めながら進めることが大切なのです。
- Qリハビリテーションにおける今後の展望を教えてください。
-
A
▲痛みを取るだけでなく、「痛みが出にくい」体づくりをサポート
【和田院長】選手を支えてきた経験を、変形性疾患や慢性痛の方にも生かせればと考えています。運動器リハビリテーションは、スポーツ選手だけのものではありません。日常生活の質を高め、痛みの出にくい体づくりをめざすには、体の使い方を整えることが重要です。どなたにも満足していただけるよう取り組みたいですね。
【落合さん】運動の意識づけや健康への適切な知識を地域に広げていければと考えています。皆さんが痛みでやりたいことを諦めることのないようサポートしていきたいです。
【江川さん】スポーツ分野では、いずれフォームチェックなどの体制も整えたいです。痛みで悩む方をこのエリアから減らしたいですね。

