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大塩 達弥 院長の独自取材記事

おおしおウィメンズクリニック

(浦安市/浦安駅)

最終更新日:2019/08/28

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東京メトロ東西線浦安駅から徒歩2分。1997年開院の「おおしおウィメンズクリニック」は、20年来、この地域の出産を支えてきた。院長の大塩達弥先生は、「お産は大きなライフイベント。医師や助産師は演出家」だと言う。大塩先生をはじめ麻酔科の医師を含めた4人の医師と、11人の助産師らスタッフが、心身ともに妊婦に寄り添う。最近では、女性の社会進出に伴う高齢出産の増加を肌で感じ、勉強熱心な妊婦から無痛分娩などに関して、たくさんの質問を受けるという。そんな大塩先生に、自身の経験で培った見識のほか、同院の特色などを語ってもらった。
(取材日2017年6月29日)

リビングのような「LDR」でリラックスした出産を

産婦人科の医師になろうと思ったのはいつ頃でしたか?

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祖父が産婦人科の医師で、父は内科の医師だったことから、幼い頃から自分も「医師になるのかな」と漠然と考えていましたね。周りからも「医者になるんでしょう?」と言われていましたしね。そして実は、医学部に入った時は、心臓外科などの外科に興味がありました。でも、お産に対する考え方を知るにつれ、また、生命の誕生という神秘性に惹かれ、「産婦人科の医師をめざそう」という気持ちになってきたんです。これは祖母の影響が大きかったですね。大学院を出てから神奈川県や埼玉県内の市民病院や、千葉県や都内の病院で経験を積み、1997年に開院しました。

「LDR」は自宅のリビングのような感覚で出産を迎えられると聞きます。導入のきっかけを教えてください。

LDRというのは、医療設備も備えた入院室で分娩時にはベッドが分娩台に早変わりするというもの。一般的な分娩室は、出産や手術を目的とした部屋です。でも、LDRは普通の部屋といったイメージで自宅のリビングに近い環境です。家族と一緒にお産をするような感覚で妊婦さんがリラックスできるのが長所ですね。そしてこれを導入するきっかけは、25年ほど前にさかのぼります。その頃、日本にはまだない設備や環境を見るためにアメリカの病院を視察したんです。そのとき、西海岸の病院を訪れ、3LDKの入院室を見学する機会がありました。部屋の中に手術ができるベッドが備え付けられていたり、それはすごかったです。そしてこの3LDKの1室がLDRでした。これを見た時、素直に「いいな」と思ったんです。

他にフリースタイル出産も選択できると伺っています。

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はい。フリースタイル出産も、LDRと同じようにリラックスしたお産を目的としています。自由な姿勢で出産に臨めるので、人間が本来持っている「産む力」を引き出すことができます。こんなふうに、お産のスタイルを選択できるのも当院の特徴の一つです。「無痛分娩」「フリースタイル出産」「LDR」が、特色の3本柱と言えると思います。そしてこの3本柱に共通しているのは、「リラックスできること」でしょうね。それにより、立ち合い出産など家族との絆を大切にしながら、命を生み出すことができるのです。

開院後、早い時期から無痛分娩に取り組み、経験も豊富

無痛分娩にも力を入れていらっしゃるのですよね?

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無痛分娩は、高齢出産の助けになる出産方法だと感じています。時代とともに出産のタイミングをつかむ年齢が上がってきたこともあり、妊婦さんご自身も不安に感じ、無痛分娩を選択される方が多いです。無痛分娩のメリットは、痛みをコントロールすることによって、モニターや内診所見、各データ、そして医師や助産師が妊婦さんをしっかり観察することで冷静に対応できる点です。出産は貴重な体験ですし、高齢出産の場合、一生に1回きりかもしれないので、どれだけよい思い出にしてあげられるか、当院のスタッフにかかっていると思うんです。「医師は妊婦さんの大きなライフイベントを盛り上げる演出家」、そんなふうに考えています。また、無痛分娩を行う際、麻酔科の医師の役割はとても重要です。開院以来、常に麻酔科の医師に勤務してもらっているのですが、「こんなに麻酔科の医師をかわいがってくれる産婦人科の先生はいない」と言われたことがありますね。

患者さんはどういった方が多いですか?

1人目を出産後、2人目、3人目も当院を選んでくださるリピーターの方も多いですね。また、開院して20年もたちますから、ここで産まれた娘さんが出産するというケースもあります。親子代々ということですね。また、当院では不妊の診療も行っています。女性の社会進出によって30代後半から40代で子どもがほしいと思うようになって、治療し、妊娠に至って出産、といった場合は特に、出産が一つのセレモニーになります。これをどう盛り立ててあげようか、そんなことも考えますね。

胎児の診断について教えてください。

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当院に来てくださる方たちはとても勉強熱心で、不妊治療にしてもお産にしてもさまざまな質問を投げかけられることが多いです。出生前に胎児の健康状態を知りたいという方も多いです。高齢出産が増加していることからか、妊婦さんからの質問も多く、超音波検査やMRI検査を希望される方もいらっしゃいます。検査は見落としのないように対応し、検査で得た情報はできる限りすべて患者さんに提供しています。

「お産を楽しく、安心してしましょう」がモットー

クリニックの内装についてこだわった点はございますか。

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明るい陽の光が差し込むように、窓を大きくとっています。優雅であり、家庭的な雰囲気がでるようにと考えています。妊婦さんにもそのご家族にも、なるべくゆったり過ごしてほしいので、長く時間をすごすラウンジやロビーにも水槽をおいています。少しでも癒やしになっているとうれしいです。

休日はどんなふうにリフレッシュされていますか?

釣りですね。海の上で、何も考えずに脳みそを空っぽにできるのが快感なんです。ボーっとしていて思うことは、「この釣り糸の先に魚が泳いでいるんだよなぁ」などといったこと(笑)。以前は2週間に1回ほど釣りをしていた時期もありましたし、奄美大島まで遠征していたこともありました。ただ、今はなかなか行けませんね。勉強会や研究会への参加で忙しいこともあります。そういった場に行かないといろいろと情報収集できませんから。やはり勉強や研鑚は大切です。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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「安心して楽しいお産を」、これに尽きますね。これから出産される方や妊娠を考えている方は不安を感じることもあるでしょう。当院では、信頼できる麻酔科の医師が常におり、24時間365日対応しているので、安心してお産に臨んでいただけると思います。さらに、11人いるベテランの助産師が、妊婦さん一人ひとりと「バースプラン」を立て、妊娠中どのように過ごしたいかや、どんなふうに産みたいかを計画し、出産まで寄り添える体制づくりが整っています。また、婦人科、産婦人科、そして小児科を標榜しているのは、妊娠から出産、その後のケアまで同じ施設で安心して受けていただけることを願ってのことです。「お産は楽しいもので、かつ安心してできるもの」と思っていてください。

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